2024年10月17日
自民党派閥による裏金づくりが契機となった今回の総選挙。物価高騰に伴う暮らしへの支援対策や安全保障政策などとともに「政治とカネ」を巡る政治浄化が最大争点になる中、当該「裏金議員」として自民党も公認しなかった埼玉13区から出馬の議員や兵庫9区の議員、公認したものの比例代表との重複立候補を認めなかった33人を、なんと公明党が「推薦」した。
推薦に関して「地元党員が納得している」などを理由に挙げていることが報道されているものの「公明党にとって『クリーンな政治』の実現は原点であり、かねてから政治腐敗と戦ってきた歴史がある」とし「令和の政治改革を断行!」と宣言している党が国民の信頼を裏切り、自民党も公認しない、公認も重複立候補を認めない候補を推薦する姿勢には野党トップから「非公認の議員にまで推薦を出す。明らかに共犯と思う」(NHK番組、13日の日曜討論で、立憲民主党代表・野田佳彦前衆院議員)と厳しい指摘がなされている。
野田氏の発言に石井啓一代表は番組内で「(党としては)不祥事があれば議員辞職するのが通例」と公明党は不祥事に厳しく対応していると反論していた。しかし、今回の推薦に関して、ネット上では「国民目線を捨てた党利党略そのものである。裏金脱税議員に対する国民の怒りを押しつぶす行為と言ってもいいだろう」「自民党として国民に厳しい対応をしたと見せる為に非公認にしたが、公明党からの推薦は出すので当選すればまた自民党からの追加公認を出すという裏話が出来上がってるのかなぁ」「自民党でさえ党員から非難の声が上がっているというのに、公明党の党員は裏金推薦するのか」など公明党の対応を疑問視する声が目立っている。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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