2025年06月13日
採用予定数割れが続く自衛官の確保策に処遇や勤務環境の改善、新たな生涯設計の確立を検討する関係閣僚会議が10日開かれ、石破茂総理は「防衛力の中核である自衛官の人材確保は政府あげて取り組むべき至上命題」と強調した。
そのうえで「再就職先の拡充や定年引上げ決定など各施策が着実に進展し、自衛官の勤務意欲や人材確保に効果が表れ始めていることを確認できた」とも述べ「昨年12月に取りまとめた『基本方針』に基づき強力に各施策の推進を」と指示。「隊員のニーズを踏まえ、施策の見直しや新たな方策についても引き続き検討し、柔軟に実施するよう」求めた。
また若年定年退職者給付金の引上げについて「若くして定年を迎える自衛官の生涯設計確立のため不可欠。また予備自衛官等を兼ねる公務員が有給休暇をとって訓練に参加している状況は速やかに見直すことが必要」とした。
防衛省では今年度予算で処遇改善や生涯設計関係関連として4097億円を計上している。内訳では自衛官の処遇改善に167億円、生活・勤務環境改善に3878億円、新たな生涯設計確立に19億円など。処遇改善では野外演習などに従事する隊員に支給する手当を新設したり、災害現場等に派遣される隊員に支給する手当を引上げるなどをしている。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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