2025年07月13日
自民、公明、維新の合意で石破政権が骨太方針に盛り込んだ「OTC類似薬の保険適用除外」をめぐり、10日、難病・魚鱗癬の息子を持つ母親が魚鱗癬の薬代約3万円(昨年7月~今年6月にかかった患者負担)が適用除外になると約82万円になると深刻な負担になることを訴えた。この母親はじめ全国保険医団体連合会やNPO法人日本アトピー協会は10日、厚労大臣に対し「保険適用の継続を」強く要請した。
日本アトピー協会は「慢性疾患であるアトピー性皮膚炎の患者さんのQOLや日常生活さえ成り立たない莫大な経済的負担になる」として「到底受け入れることができない」と反対。例としてアトピー患者が保湿剤 『ヒルドイドソフト軟膏0.3%』を使用した場合、成人では全身塗布時に必要な量1回約20g×1日2回(基本)=約40g×30日間(1か月)=1200gで保険適応外の場合2万1840円となり、3割負担に比べ1万5290円負担が増える、としている。
また「長期治療が必要なアトピー患者さんは経済的負担により治療が継続できない事態が発生し、 高額医療対象者となる重症の患者さんが増えることは明らか」と懸念する。
オンライン署名では「末期腎不全で透析治療しています。他にも全身に多岐にわたり疾患があり補助的に使っている薬も多いです。喘息やアレルギーの薬が貰えなくなったら死にます」(東京)「痒くてかゆくて、夜も眠れない。見た目が酷くてクラスメイトにバカにされ る。お守りのように持っているお薬を必要としている人が沢山いるはず!今 一度、お金の使い所を考えてほしい」(千葉)「アレルギー性の喘息とアトピー持ちです。大人になっても治らず、一生この 病気と付き合うしか無いのにあまりにも残酷です」(神奈川)などなど、切実、深刻な思いが綴られている。(編集担当:森高龍二)
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記事提供:EconomicNews
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