【芥川也寸志生誕100年記念コンサート】 松竹映画『八つ墓村』の自筆楽譜発見!記念演奏会で初披露 日本アカデミー賞受賞の名作映画音楽が約半世紀ぶりに蘇る
株式会社スリーシェルズ
スリーシェルズおよび松竹音楽出版は、映画『八つ墓村』(1977年、野村芳太郎監督)の映画音楽の楽譜(作曲:芥川也寸志)が発見されたことを2025年6月4日に発表いたしました。
【芥川也寸志生誕100年記念コンサート】
松竹映画『八つ墓村』の自筆楽譜発見!記念演奏会で初披露
日本アカデミー賞受賞の名作映画音楽が約半世紀ぶりに蘇る
作曲者の芥川也寸志が「私の映画音楽の集大成」と言い残した映画『八つ墓村』の音楽は、第1回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞し、日本映画史に燦然と輝く傑作です。
しかし、その楽譜は、紛失されていました。
約半世紀もの間、紛失されていた幻の楽譜が発見されたのは、コロナ禍でした。芥川の知人(故人)の蔵書から発見され、芥川夫人の手元に返却されたのです。
100本以上の映画音楽を担当した芥川作品の中でも重要な本作の再発見は、音楽界・映画界にとって快挙です。この貴重な楽譜を使って、2025年7月20日、東京・北区で藤岡幸夫指揮、オーケストラ・トリプティークによる記念演奏会が開催されます。
本公演では、『八つ墓村』の映画音楽を組曲として初披露。オリジナルスコアの重厚な響きとドラマチックな展開が織りなす芥川サウンドの真髄を堪能できるコンサートとなります。他にも芥川の代表的な作品を藤岡幸夫指揮、オーケストラ・トリプティークと混声合唱によって演奏します。
芥川也寸志の音楽遺産を後世に伝えるこの歴史的プロジェクトに、ぜひご注目ください。
演奏会概要
日時:2025年7月20日(日) 14時開演(終演予定16時)
会場:北区王子1-11-1(北とぴあ・さくらホール)
指揮:藤岡幸夫(関西フィル総監督/東京シティ・フィル首席客演指揮者)
演奏:オーケストラ・トリプティーク(プロ楽団)
〈演奏予定曲〉
コンサートマスター:三宅政弘
混声合唱:生誕100年記念合唱団(約50人予定/合唱指揮:白井智朗)
交響管絃楽のための前奏曲(1947)
交響三章(トリニタ・シンフォニカ)(1948)
交響管絃楽のための音楽(1950)
交響組曲「東京」よりアレグロ・オスティナート(1986)
『いのち』(1988)
映画音楽「八つ墓村」(1977)より
主催:オーケストラ・トリプティーク
協力:芥川眞澄(芥川也寸志未亡人)全音楽譜出版社、松竹音楽出版
後援:音楽之友社、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会
企画プロデューサー 西耕一
※このコンサートは、「サントリー芸術財団 佐治敬三賞推薦コンサート」に選ばれました
チケット(自由席)
一般:5000円
大学生:1000円
6月5日(木)10:00~販売開始 ※プレイガイドによって販売開始時間は異なります。
キョードー東京
https://tickets.kyodotokyo.com/akutagawa100電話受付 0570-550-799(オペレーター対応 平日11:00~18:00 土日祝10:00~18:00)
ぴあ
https://w.pia.jp/t/akutagawa100/イープラス
https://eplus.jp/akutagawa100/ローソンチケット
https://l-tike.com/akutagawa100/電子チケット
teket
https://teket.jp/11752/48927BASE
https://3scdjrl.shopselect.net/items/103557866Peatix
https://akutagawa100.peatix.com/(事務局のみ取り扱いの小中高生100円チケットもあり)
問:事務局(070-5464-5060)
プロフィール
■芥川也寸志(あくたがわやすし)(1925~1989年)
文豪芥川龍之介の三男として生まれ、幼少から父の遺品のレコードでストラヴィンスキーを聴いて育つ。東京音楽学校では橋本國彦、下総皖一、伊福部昭に師事。1953年に同世代の團伊玖磨、黛敏郎とともに「3人の会」を結成した。一般にはNHK大河ドラマ「赤穂浪士」の音楽が知られるが、代表作はオペラ《ヒロシマのオルフェ》(大江健三郎台本)、《交響三章》、《交響管絃楽のための音楽》、バレエ音楽《蜘蛛の糸》《Kappa》等、日本だけでなく世界でも評価され、ソ連で出版もされた《絃楽のための三楽章》は1953年、NYフィルによってカーネギーホールで初演され、いまも重要なレパートリーとして演奏されている。
■藤岡幸夫(ふじおか・さちお)指揮
日本指揮者界の重鎮であった渡邉曉雄最後の愛弟子、サー・ゲオルグ・ショルティのアシスタントも務めた。英国王立ノーザン音大指揮科卒業。EU加盟国の若手指揮者に贈られるサー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞を特例で受賞。1994年ロンドン《プロムス》にBBCフィルを指揮してデビュー以降、数多くの海外オーケストラに客演。首席指揮者として毎年40公演以上共演してきた関西フィルとは2025年が26年目のシーズン、4月からは総監督として更なる重責も担う。2019年からは東京シティ・フィル首席客演指揮者も務める。BSテレ東『エンター・ザ・ミュージック』(毎週土曜朝8:30)は放送11年目。2002年渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。
公式ファンサイト
http://www.fujioka-sachio.com/■オーケストラ・トリプティーク
日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、プロ奏者により2012年結成。
伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして8回の公演に出演。
NHKや新聞の取材も受け、テレビニュースでも特集され、音楽雑誌ほかで好評を得る。
これまでに浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)や旧奏楽堂(上野公園内)、東京国際フォーラムほかでコンサートを行い、リリースしたCDはタワー・レコードやamazonのチャートで幾度も1位を記録。
フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。
2021年4月の無観客演奏会がニコニコ超会議で放映され約7万人が視聴。その録音は8月の東京パラリンピック開会式で使用され大きな話題となった。
トリプティークは三連画。前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意である。
https://3s-ca.jimdofree.com/■三宅政弘(みやけまさひろ)コンサートマスター
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
■白井智朗(しらいちあき)合唱指揮
東京学芸大学で音楽教育と声楽を、立教大学大学院でキリスト教学と教会音楽を、桐朋学園大学オープン・カレッジで指揮を学ぶ。J.G.ラインベルガーのミサ曲に関する論文で修士号(神学)を取得。大学在学中より松村努氏の下で研鑽を積み、これまでに指揮を増井信貴、合唱指揮をアレクサンドル・ソロヴィヨフ、声楽を横山和彦、辻村成子、オルガンを﨑山裕子の各氏に師事。また、大学卒業後から日本合唱協会(現室内合唱団日唱)のメンバーとして活動し、コンサートマスターを経て2023年に正指揮者に就任。
Tokyo Cantat 2023「第8回若い指揮者のための合唱指揮コンクール」第1位。同コンクールでは第5回から第8回の4回連続で入賞、及びモデル合唱団賞を受賞。第6回にはエルヴィン・オルトナー・ファンドによる副賞を受賞し、アルノルト・シェーンベルク合唱団のメンバーとしてシュタイリアルテ音楽祭に参加。また、クレムス国際合唱アカデミーに招待され、エルヴィン・オルトナー氏の下で学ぶ。
現在、教会音楽を活動の中心として10余団体の指揮者を務めるほか、講習会の講師やコンクールの審査員、客演指揮者に招かれるなど、幅広く活動している。JCDA日本合唱指揮者協会、合唱人集団「音楽樹」会員。
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TEL:070-5464-5060
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担当 西
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記事提供:DreamNews