【夫婦の営み 最終報】セックスレスで8割が「離婚を考えた」──喧嘩しても変わらない現実と、夫婦が越えられない壁
株式会社リンクス
株式会社リンクス(東京都港区)は、マッチングアプリ「既婚者クラブ」のユーザーを対象に、全国の既婚男女3,000人を中心とした「夫婦の営みに関する意識調査」を実施しました。
第13報(最終報)では、夫婦の営みが“ない“状態でセックスレスが原因の喧嘩を経験した男女100人に対し、その後の夫婦関係の変化・離婚への本音を調査。
シリーズ全13報を通じて、「セックスがない夫婦の本音と未来」に迫りました。
■ セックスレスが原因の喧嘩、半数は“平行線のまま”
調査の結果、最も多かったのは…
・「平行線のまま」…42%
・「自分が折れた」…24%(男性多数)
・「相手が折れた」…11%(女性多数)
つまり、喧嘩しても解決せず、むしろ片方が“あきらめている“ケースが多数派。
セックスへの期待値が高い夫側が折れ、性への興味が薄れている妻側の意見が通る…そんな構図も読み取れます。
■ 話し合っても「何も変わらない」…約7割が実感
「喧嘩後、関係がどうなったか」の問いでは、
・「特に何も変わらなかった」…69%
・「スキンシップが増えた」…10%
・「営みの回数が増えた」…たったの2%
・「状況が悪化した」…9%
つまり、夫婦の営みをテーマにした話し合いは、“デリケートすぎて進展しづらい“という現実が浮き彫りに。
特に女性は「心のつかえが取れた」「話せて気持ちが楽になった」という声もあり、関係が変わらなくても“話すこと“が重要だったとする姿勢が目立ちました。
■ 離婚を考えた人、なんと8割超──1割超は「本当に離婚したい」

離婚についての回答は以下の通り:
・「考えたことはない」…47%
・「考えたことはあるが離婚はしない」…37%
・「離婚したいと本気で思っている」…16%
つまり、全体の53%が“離婚を考えたことがある“という結果に。
さらに、16%が「もう限界」と感じていることから、セックスレスが婚姻継続の大きなリスクになっている現実が見えてきました。
・男性は「離婚したい」と考える割合が女性の約3倍
・女性は「離婚は考えたことがない」が多数派
セックスを「関係の象徴」と捉える男性と、「生活の一部」と捉える女性のギャップが、最終的な行動の差にもつながっているようです。
■ まとめ:「していないこと」より「話さないこと」が関係を壊す
セックスレスによる喧嘩をしても、何も変わらなかった夫婦が約7割。
しかし一方で、離婚を真剣に考えた人は8割超という、“表向きは継続、内心は崩壊“という二重構造が浮き彫りになりました。
これまで13報にわたり、夫婦の営みにまつわるテーマ(頻度・不満・浮気・仲直り・言いづらさ・レス状態の出口など)を調査してきましたが、
最終報の今回でわかったのは、夫婦関係の断裂は「営みの回数」ではなく「向き合う意志の欠如」から起きるということ。
■ 総括:夫婦の営み13報、すべての本音がここに
・「営みがない」こと自体より、「触れられていないと感じる」ことが問題
・セックスレスの“回数“ではなく、“意思の放棄“が夫婦を壊す
・愛があるから、話せる。性があるから、寄り添える
すれ違いを感じたら、解消するよりもまず“会話“すること。
13回の調査を通じて、それが最も重要なメッセージとなりました。
【調査概要】
調査期間:2025年3月17日
対象者:既婚男女3,000人中、営みがない」かつ「浮気・不倫以外で性欲解消」かつ「レス原因で喧嘩経験あり」と回答した229人からランダム抽出した100人
有効回答数:70(男性:54人・女性:16人)
年代構成:20代3人/30代14人/40代26人/50代53人
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
引用元データ:
https://kikonclub.com/questionnaires/21配信元企業:株式会社リンクス
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記事提供:DreamNews