300人の意識調査で判明 「女川町が銀鮭生産量の日本一」を「知らない」が約7割 結果が示した銀鮭専門店「女川銀鮭広報部」の使命
特定非営利活動法人アスヘノキボウ
特定非営利活動法人アスヘノキボウ(宮城県女川町、代表理事:後藤大輝)が運営する銀鮭専門店「女川銀鮭広報部」は、来店いただいた249人と公式Instagramをフォローいただいた51人の計300人への銀鮭に関する意識調査を実施しました。調査の結果、「女川町が銀鮭生産量35年以上日本一であること」を知らなかった方が全体の68%にのぼることが判明しました。また、「銀鮭といえばどこの産地か」という問いでは、主要な輸入元である「チリなどの海外」(30.3%・91人)と、国内有数の産地である「女川町」(30.0%・90人)がわずか1人差で拮抗する結果となり、日本一の生産量を誇りながらも、一般的な産地イメージにおいては輸入産と同水準に留まっている現状が浮き彫りになりました。
今、輸入サーモンの価格高騰を背景に国産サーモンへの注目が高まっています。「飲食店は手段であり、女川銀鮭の広報が目的」である女川銀鮭広報部は、女川銀鮭の魅力を届けることをミッションとし、今後も定期的に同調査を実施し、広報活動による産地認知の変化を記録・発信していきます。
「女川は銀鮭日本一の生産量」 68%が「知らなかった」という現実
「女川町が『銀鮭生産量日本一』であることを知っていましたか?」の問いに、知っていたと答えた人は全体のわずか32%でした。「知らなかった」と回答した人は全体の68%(300人中204人)にのぼり、女川町内または以前女川に住んでいた当事者57人でさえ、54.4%(31人)が「知らなかった」と回答しています。産地の認知は、地元ですら十分に広まっていない実態が明らかになりました。
「銀鮭といえば女川」と「銀鮭といえばチリ」が同率30%
「『銀鮭といえば、どこの地域』を思い浮かべますか?」の問いに対し、「チリなどの海外」と回答した人が91人(30.3%)、「女川町」と回答した人が90人(30.0%)という結果になり、回答数はわずか1人(1票)の僅差となりました。
国内市場で広く流通している海外産(チリ産等)と、産地としての「女川」のイメージが、生活者の認知においてほぼ同等に並んでいる実態を示しています。
チリなどの海外 30%(91件)
女川町 30%(90件)
どこも思い浮かばない 19%(56件)
南三陸町(宮城県内の別産地) 11%(32件)
石巻市(宮城県内の別産地) 5%(16件)
その他 5%(15件)
認知不足の一方で、地元関係者の95%が「紹介したい」、91%が「誇り」と回答
認知不足という課題が見えた一方で、地元ゆかりの人々の「銀鮭への深い愛着」も証明されました。
地元住民および元住民(計57名)に対し、女川の銀鮭への想いを5段階(5:とてもそう思う~1:全くそう思わない)で尋ねたところ、熱い郷土愛を示す結果となりました。
・「周囲の知り合いに紹介したい(5または4)」:94.7%(57人中54人)
・「女川の銀鮭を誇りに感じる(5または4)」:91.1%(56人中51人 / ※未回答1名を除く)
「生産量日本一」というファクトこそ知られていなかったものの、自分たちの町の銀鮭に対する信頼と価値への評価は極めて高く、これこそが「女川の銀鮭」を全国へ届けていくための強力な原動力であることを示しています。
「飲食は手段、広報が目的」--女川銀鮭広報部が生まれた背景
宮城県は全国の銀鮭生産量の約90%を占め、そのうち約6割を女川町が担っています。日本で流通する国産銀鮭の「2枚に1枚」は女川産という、名実ともに日本一の産地です。
しかしその多くが加工用原料として町外へ出荷される産業構造であったため、地元においても銀鮭を「最高の状態で食べる」機会はほとんどありませんでした。サンマ・ホタテなど他の水産物の不漁が続く中、銀鮭こそが女川の水産業を支える次の柱であるにもかかわらず、その価値は正しく伝わっていませんでした。
この現実を変えるべく、アスヘノキボウは「飲食」を銀鮭の価値を証明する最初の手段として位置づけ、2026年4月に「女川銀鮭広報部」を開業しました。
今回の意識調査は、その取り組みが出発点として捉えた「問題の深さ」を数字で可視化するものです。来場者の68%が日本一を知らなかったという現実は、広報部の存在意義そのものを証明しています。
定点観測として継続する理由
今回の調査は、「広報活動が社会の認知を変えられるか」を数年単位で証明するための出発点です。「来店者の68%が日本一の事実を知らなかった」という今日の数字が、1年後・2年後にどう変化しているか。「銀鮭といえばチリ」という連想が「銀鮭といえば女川」に塗り替わっていくか。その変化を記録し続けることで、飲食店という「広報の手段」が実際に機能したかどうかを、データで示すことができます。
来店者一人ひとりの「知らなかった」が「知った」に変わる瞬間が積み重なることで、女川の銀鮭が「選んで食べる価値のある産地」として全国に認知されていく--その過程を女川から発信し続けます。
【次回のアンケート調査】
Vol.2(予定):開店1周年 年次報告 1年間での認知変化を数字で証明
店舗概要
名称:女川銀鮭広報部
場所:宮城県牡鹿郡女川町女川2丁目60番地 A-5番(シーパルピア女川内)
アクセス:JR女川駅より徒歩1分
運営:特定非営利活動法人アスヘノキボウ
営業時間:モーニング・ランチ営業(詳細は公式Instagramにて)
Instagram:@onagawa_ginzake_kohobu
調査概要
調査名:女川銀鮭広報部・銀鮭の未来を作る意識調査
調査期間:2026年5月18日~2026年7月4日
調査方法:来店者へのWEBアンケートおよびSNSフォロワーへのWEBアンケート
有効回答数:300件(店内249件、SNS経由51件)
調査実施:特定非営利活動法人アスヘノキボウ
特定非営利活動法人アスヘノキボウについて
2011年3月11日の東日本大震災発生後、女川町は全国でも珍しい民間主導の「復興連絡協議会(FRK)」を町民が立ち上げました。FRKは「100年先に誇れるまちづくり」をスローガンに復興計画を官民で連携し、復興のトップランナーとして多くのメディアで紹介されました。その戦略室を法人化する形で、2013年4月にNPO法人アスヘノキボウを設立。「希望の種を芽吹かせる」をミッションに、女川町の活動人口の創出や地域課題の解決に取り組んでいます。
WEBサイト:
https://asuenokibou.jp/配信元企業:特定非営利活動法人アスヘノキボウ
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記事提供:DreamNews