マンジャロ自由診療の使用者200人調査|2.5mgは43.0%、オンライン診療完結を重視36.5%、クリニック選びは6割超が「安い」を基準に-使用前の不安・情報収集・費用負担・体調管理のリアル
一般社団法人マルベル会
マルベルクリニック東京(東京都江戸川区)は、自由診療でマンジャロ(一般名:チルゼパチド)を使用した、または使用中と回答した男女200名を対象に、使用前の不安、情報収集の方法、医療機関選びの基準、費用負担、体調管理などに関する実態調査を実施しました。
本調査では、使用者が医療機関を探す際にSNSや検索エンジンを情報収集の入り口として広く活用している実態や、医療機関選びにおいて価格が重視されやすい傾向、さらに治療終了後の生活管理に対する知識のばらつきなど、自由診療でのGIP/GLP-1受容体作動薬の使用をめぐる実態が浮かび上がりました。
マンジャロは2型糖尿病の治療薬として国内で承認された医療用医薬品であり、体重管理を目的とした使用は承認された効能・効果の範囲外となります。本調査は、こうした使用実態を整理し、医療機関で相談する際に確認すべき事項を考えるための参考情報として公開するものです。
■ レポート公開の背景
近年、GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬への社会的関心が高まる一方で、その効果や使用方法に関する情報がSNSやインターネット上に大量に流通し、正確な情報とそうでない情報が混在する状況が生まれています。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、国内では2型糖尿病を効能・効果として承認されている医療用医薬品です。体重管理を目的とした使用は、国内で承認された効能・効果の範囲外であり、自由診療として行われています。
なお、同一の有効成分であるチルゼパチドを含む肥満症治療薬「ゼップバウンド」が、2024年12月に国内で製造販売承認を取得し、2025年3月に薬価収載されています。これにより、肥満症の診断基準を満たす場合には、承認された効能・効果の範囲内で治療を受ける選択肢が国内に整備されました。
こうした状況の中で、自由診療での使用も引き続き行われていますが、使用前に確認すべき事項や、使用中・使用終了後の体調管理に関する情報の整理は十分とはいえません。本調査は、使用経験者の声を集約することで、これから医療機関に相談しようとする方や、すでに使用している方が、医師と相談する際の参考情報を得られることを目的としています。
■ 調査概要
調査名:自由診療でのマンジャロ(チルゼパチド)使用に関する実態調査
調査対象:自由診療でマンジャロを使用した、または使用中と回答した男女
有効回答数:200名
調査方法:クラウドソーシングを用いたインターネット調査
調査期間:2026年3月27日~29日
調査結果の発表日:2026年9月7日
調査会社:マルベルクリニック東京
<回答者の属性>
性別・年代では30代女性が33.5%で最も多く、次いで20代女性が15.5%、40代男性が14.0%、40代女性が13.0%、30代男性が12.5%と続きました。
<治療開始前のBMI(または体重帯)>
主な内訳は「25~30未満(肥満1度)」が60.0%で最多でしたが、「18.5~25未満(普通体重)」が28.5%を占めました。「30以上(肥満2度以上)」は9.5%でした。普通体重に該当する層が約3割を占めていることは、本調査で確認された特徴の一つです。
<現在使用している用量>
「5mg」が52.0%、「2.5mg」が43.0%、「7.5mg」が4.0%、「10mg」が1.0%でした。
※本調査は自己申告に基づくアンケート調査であり、マンジャロおよびチルゼパチドの有効性・安全性を検証する臨床研究ではありません。
■ 調査結果サマリー
・使用前に最も不安だった点は「吐き気などの副作用に耐えられるか」(36.5%)、「自分で注射を打つことの恐怖・難しさ」(32.5%)が上位を占めた。
・治療を始める最大の決め手は「SNSの投稿やインターネット広告などで、具体的な減量結果を目にしたから」が35.0%で最多だが、「最後の手段だと思った」「週1回で両立しやすい」もそれぞれ24.5%と回答は分かれた。
・医療機関を探す際の情報源は「Google検索」が76.5%で最多。「Instagram」(36.0%)、「X(旧Twitter)」(25.5%)などSNSの利用も目立った。
・医療機関選びで最も重視されたのは「1ヶ月あたりの値段・コスパの良さ」が61.5%。「医師の診察の丁寧さ・フォロー体制」は41.0%だった。
・1ヶ月あたりの費用は「2~3万円未満」が50.0%で最多だが、1万円台から5万円近くまで幅広く分布した。
・副作用については、消化器症状(吐き気・嘔吐、便秘・下痢、胃もたれなど)の報告が複数あった一方、「特に副作用はなかった」と回答した人も一定数存在した。
・治療終了後について「やめたらどうなるか分からず不安」と回答した人が35.0%。終了後の生活管理に対する考え方には、回答者間で差が見られた。
■ 調査結果(1) 使用前の不安は「副作用」「自己注射」が上位
「マンジャロを始めるにあたって、最も不安だった点は何ですか」という質問に対し、最も多かった回答は「吐き気などの副作用に耐えられるか」で36.5%でした。次いで「自分で注射を打つことの恐怖・難しさ」が32.5%、「長期的な体への影響(危険性・リスク)」が17.0%、「経済的に続けていけるか」が8.5%と続き、「特に不安はなかった」は5.5%でした。
副作用への懸念と自己注射への抵抗感を合わせると、使用開始前の不安の約7割を占めています。これは、薬剤そのものへの理解だけでなく、注射という投与方法や、体調変化が生じた場合の対応について、事前の情報提供と確認が重要であることを示しています。
医療用医薬品を使用する際には、薬剤の特徴に加えて、起こりうる副作用、自己注射の手技、体調に変化が生じた場合の相談先などを、処方を受ける医療機関で事前に確認することが望まれます。
■ 調査結果(2) 情報収集はSNS・検索エンジンが中心、意思決定の入り口も多様化
医療機関を探す際に主に活用したメディア(複数回答)については、「Google検索」が76.5%で最も多く、次いで「Instagram」が36.0%、「X(旧Twitter)」が25.5%、「YouTube」が16.5%、「Yahoo検索」が14.0%でした。「AI(ChatGPT、Geminiなど)」を挙げた人も10.5%おり、情報収集の手段が多様化していることがうかがえます。
治療を始める「最大の決め手」についても、回答は分かれました。最も多かったのは「SNSの投稿やインターネット広告などで、具体的な減量結果を目にしたから」で35.0%、次いで「他の方法ではどうしても痩せられず、最後の手段だと思ったから」と「週1回の注射だけで済み、仕事や私生活と両立しやすいと感じたから」がいずれも24.5%でした。「医師から最新の治療薬として推奨され、医学的根拠に納得したから」は6.5%でした。
これらの結果から、自由診療でのGIP/GLP-1受容体作動薬の使用にあたっては、検索エンジンやSNSが情報収集の入り口として大きな役割を果たしている実態が見てとれます。情報が手軽に得られるようになった一方で、医薬品に関する情報には、正確なものとそうでないものが含まれている場合があります。
医薬品の使用を検討する際には、SNSや広告の情報に加えて、医薬品の添付文書、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が提供する公的情報、医師による説明など、複数の情報源を確認することが望まれます。
■ 調査結果(3) クリニック選びは6割超が「安い」を基準に、「医師のフォロー体制」は4割
処方を受ける医療機関選びで最も重視したポイント(複数回答)について尋ねたところ、「1ヶ月あたりの値段・コスパの良さ」が61.5%で最多となりました。次いで「医師の診察の丁寧さ・フォロー体制」が41.0%、「オンライン診療で完結するかどうか」が36.5%、「クリニックの知名度・信頼性」が27.0%、「予約の取りやすさ」が11.5%でした。
価格を重視する回答が、医師のフォロー体制を約20ポイント上回る結果となりました。費用は治療を継続するうえで重要な判断材料ですが、医薬品を用いた治療では、副作用が生じた際の連絡体制、定期的な診察の頻度、医師による説明の丁寧さなども、安全に使用を続けるための重要な要素です。
また、「オンライン診療で完結するかどうか」を重視する回答も36.5%ありました。オンライン診療は利便性が高い一方、対面診療と比べて確認できる情報が限られる場合があります。医療機関を選ぶ際には、価格や利便性に加えて、診察・フォロー体制を含めて総合的に判断することが望まれます。
■ 調査結果(4) 月間費用は「2~3万円未満」が最多、ただし幅広く分布
1ヶ月あたりにかかる費用(薬代・診察代・交通費・送料を含む)については、「1~2万円未満」が20.5%、「2~3万円未満」が50.0%、「3~4万円未満」が24.0%、「4~5万円未満」が5.5%という結果でした。「2~3万円未満」が最多ではあるものの、1万円台から5万円近くまで、費用には幅広い分布が見られました。
自由診療では公的医療保険が適用されないため、費用は全額自己負担となります。また、医療機関や処方内容、用量、診察形態(対面またはオンライン)によって費用は大きく異なります。実際、本調査でも用量は2.5mgから10mgまで分布しており、用量に応じて費用も変動すると考えられます。
費用を判断する際には、薬剤費だけでなく、診察料、送料、副作用が生じた場合の追加的な相談にかかる費用、継続を想定する期間なども含めて、総額で確認することが重要です。
■ 調査結果(5) 副作用の発現状況と、各人による対処の実態
使用中に最も強く現れた副作用について尋ねたところ、消化器症状(吐き気・嘔吐、便秘・下痢、胃もたれ・消化不良など)に関する報告が複数寄せられた一方、「特に副作用はなかった」と回答した人も一定数存在しました。倦怠感・疲労感や頭痛を挙げる回答も見られました。副作用の現れ方には個人差があることがうかがえます。
副作用を軽減するために行った工夫(複数回答)については、「脂っこいものや刺激物を避けた」が39.5%、「水分を多めに摂った」が38.0%、「食べる量を減らし、小分けにして食べた(少量頻回食)」が36.0%でした。一方、「特に何もしていない」という回答も20.0%ありました。
ここで留意すべきは、「胃薬や便秘薬を飲んだ」という回答が13.0%あった点です。自己判断で他の医薬品を併用することは、相互作用などの観点から推奨されません。気になる症状がある場合は、自己判断で対処するのではなく、処方を受けた医療機関に相談することが重要です。
また、副作用が疑われる症状を経験した場合は、処方医療機関のほか、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ相談・報告することが推奨されます。
※特定の症状の発現頻度を示すものとして受け取られることを避けるため、本リリースでは副作用の発現状況に関する具体的な割合の表記を控えています。
■ 調査結果(6) 治療継続中の意識と、使用終了後の生活管理
「目標を達成してマンジャロをやめたら、どうなると思うか」という質問では、「やめたらどうなるか分からず不安」が35.0%で最多でした。次いで「運動や食事改善を並行しているのでキープできると思う」が24.5%、「食欲が戻り、確実にリバウンドすると思う」が21.0%、「胃が小さくなったので、キープできると思う」が19.5%でした。
「不安」と「リバウンドを予測する」回答を合わせると約56%となり、使用終了後の体重管理に懸念を持つ人が半数を超えています。一方で、生活習慣の改善などにより維持できると考える人も一定数存在し、終了後の見通しに対する考え方には差が見られました。
ここで一点、補足が必要な回答があります。「胃が小さくなったので、キープできると思う」という回答が19.5%ありましたが、GIP/GLP-1受容体作動薬による食欲の変化は、主に脳の食欲に関わる仕組みへの作用によるものと考えられており、胃そのものの大きさが恒久的に変化することが主な要因ではないとされています。使用終了後の体調や食欲については、医学的な仕組みを正しく理解したうえで、医師と相談しながら見通しを立てることが望まれます。
医薬品を用いた体重管理では、使用中の経過だけでなく、使用を終了した後の生活習慣や体調の管理についても、あらかじめ医師と相談しておくことが重要です。

■ マルベルクリニック東京より
今回の調査からは、自由診療でのGIP/GLP-1受容体作動薬の使用において、意思決定がSNSやインターネット広告の情報に強く影響されている実態や、医療機関選びで価格が重視されやすい傾向が確認されました。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療薬として国内で承認された医療用医薬品です。体重管理を目的とした使用は、承認された効能・効果の範囲外となります。なお、同じ有効成分を含む肥満症治療薬ゼップバウンドが2025年に国内で薬価収載されており、肥満症の診断基準を満たす場合には、承認された効能・効果の範囲内で治療を受ける選択肢があります。どのような治療が適しているかは、既往歴や体調などをもとに、医師が個別に判断します。
自由診療で使用する場合は公的医療保険の適用外となり、また、国内で承認された効能・効果と異なる目的で使用した場合には、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。こうした点も含めて、使用を検討する際には副作用、自己注射の方法、費用、継続や終了の方針について、医療機関で十分に確認することが大切です。
医薬品は自己判断による使用、個人輸入、第三者からの譲り受け、フリマアプリ等での購入を避け、必ず医療機関を通じて使用してください。また、副作用が疑われる症状が現れた場合は、処方を受けた医療機関やPMDAに相談・報告してください。本調査が、正確な情報に基づいて医師と相談するための一助となれば幸いです。
なお、マルベルクリニック東京におけるマンジャロの診療内容については、以下のページをご覧ください。
https://mulbell.online/medical-diet/mounjaro/■ 本調査に関する注意事項
・マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、国内では2型糖尿病を効能・効果として承認されている医療用医薬品です。
・同一の有効成分(チルゼパチド)を含む肥満症治療薬「ゼップバウンド」が、2024年12月に国内で製造販売承認を取得し、2025年3月に薬価収載されています。
・本調査は、自由診療でマンジャロを使用した、または使用中と回答した方を対象としたアンケート調査であり、マンジャロおよびチルゼパチドの有効性・安全性を検証する臨床研究ではありません。
・回答内容は個人の経験・認識に基づくものであり、すべての方に同様の結果や経過が得られることを示すものではありません。
・本調査は、特定の医薬品について、承認された効能・効果以外での使用を推奨するものではありません。
・自由診療で使用する場合、公的医療保険の適用外となります。また、国内で承認された効能・効果と異なる目的で使用する場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
・医薬品の使用可否は、既往歴、服薬状況、体調などを踏まえて医師が判断します。自己判断での使用、個人輸入、第三者からの譲り受け、SNS・フリマアプリ等での購入は避けてください。
・副作用が疑われる症状を経験した場合は、処方を受けた医療機関および独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ相談・報告することを推奨します。
■ 本調査結果の引用・転載について
本調査結果は、出典を明記いただくことで、報道・記事・SNS等で自由にご利用いただけます。引用の際は、以下の記載をお願いいたします。
出典表記:「出典:マルベルクリニック東京調べ」
グラフ画像データのご提供や、調査の詳細に関する取材にも対応いたします。お気軽にお問い合わせください。
■ マルベルクリニック東京について
名称:マルベルクリニック東京
所在地:東京都江戸川区東小岩3-21-6-602
診療項目:美容皮膚科/ピル/薄毛治療/睡眠薬/ED治療/メディカルダイエット
公式サイト:
https://mulbell.online/関連ページ:マンジャロ(メディカルダイエット):
https://mulbell.online/medical-diet/mounjaro/配信元企業:一般社団法人マルベル会
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記事提供:DreamNews