SGSジャパンは、SGSグループとして日本初のISO/IEC 42001認証を発行しました
SGSジャパン株式会社
2025年4月17日
SGSジャパンは、株式会社Godot様(本社:兵庫県神戸市)に、SGSグループとして日本初のISO/IEC 42001(AIマネジメントシステムの国際規格)の認証を発行しました。
登録組織名
株式会社Godot(Godot Inc.)
対象範囲
Design, development, deployment, and optimization of AI-driven systems for behavioural analytics and adaptive user engagement. Ai systems analyse service and products interactions, identifying engagement patterns, and generating context-aware communication
(SGS参考訳)
行動分析と適応型ユーザーエンゲージメントのためのAI駆動型システムの設計、開発、展開及び最適化。サービスと製品のインタラクションを分析し、エンゲージメントパターンを特定し、コンテキスト認識型コミュニケーションを生成するAIシステム
初回登録日
2025年4月3日
株式会社Godot 共同創業者 兼 CTO 鈴井豪様のコメント
Godot は「社会的技術(Social Technology)」、「透明性(Transparency)」、「包摂性(Inclusivity)」をバリューとして掲げ、人々や社会、そして環境に悪影響を及ぼすことなく、Wellbeing向上に寄与する技術開発に取り組んでまいりました。
このたびのISO/IEC 42001認証取得は、こうした理念のもとに構築された 社内のAIシステム開発・運用体制、およびマネジメントの在り方が、国際規格に準拠していることを第三者機関によって証明されたものです。
Godotでは、AI技術の社会実装において、透明性・安全性・説明可能性といった価値を重要視しています。SGSジャパン様の審査を通じて、社員一人ひとりの日々の取り組みが、国際基準のもとで認められた今回の認証取得を、私たちは大きな節目と捉えています。
今後も、お客様に安心して弊社のAIソリューションをご活用いただけるよう、AIMSに基づいた体制の継続的な改善と強化を推進してまいります。
SGS Innovation, Mobility and Digital Trust Assurance部門の責任者であるAymeric Riverieulxのコメント
SGSジャパンとして初めてのISO/IEC 42001認証を、Godot株式会社様に授与できることを嬉しく思います。
ISO/IEC 42001は、進化し続けるテクノロジーを組織や社会が活用することを支援する、AI分野における主要な国際規格であり、同時に、システムが適切に構築・運用されているという安心感を提供します。この認証は、Godot株式会社様が、ユーザーエクスペリエンスを向上させる堅牢で安全かつセキュアなAIの実現に献身的に取り組んでこられたことの証となります。
ISO/IEC42001とは
AIの台頭とそれに伴う課題に対応するため、ISOおよびIECは「ISO/IEC 42001」規格を策定した。
この国際規格は、AIマネジメントシステム(AIMS)の確立、実施、維持、継続的な改善に関する要件を定めるもので、その目的は、組織および社会がAIの恩恵を最大限に受けられるようにすると同時に、利害関係者に安心を与えることである。
ISO/IEC 42001認証取得のメリット
・責任とアカウンタビリティをもってAIを安全に導入できる。
・ライフサイクルを通じて、セキュリティ、安全性、公平性、透明性、データ及びAIシステムの品質が担保される。
・AIの導入が明確な目的を持った戦略的決定であることを示すことができる。
・AIに関する強力なガバナンスを示すことができる。
・AIに関するガバナンスとイノベーションのバランスを保つことができる。
・特に継続的な学習に関して、AIが責任を持って使用されることを確実にする。
・関連する全てのセーフガードが実施されていることを確実にする。
・リスク管理、ライフサイクル管理、データ品質管理などの重要なプロセスを実施するために、主要な枠組みと経験を組み合わせることができる。
・国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の複数の項目に貢献できる。
株式会社Godotについて
行動原理解明に特化したディープテック・スタートアップ。日欧に拠点を持ち、2022年設立当初から国際機関や海外研究機関と提携。認知と身体の拡張により、誰もがウェルビーイングを追求できる社会を目指す。国連WHO主催の「WHO WPRO Innovation Challenge」入賞(2022年)をはじめとする国際的な受賞・選出経験を多数持ち、2025年Forbes JAPAN 特集「JAPAN’S AI 50」に選出されている。
SGSについて
SGS は、世界最大級の試験、検査、認証機関です。
115カ国で、99,500名のエキスパート・専門スタッフを擁し、2,500カ所以上の試験所・オフィスで事業展開しています。 私たちは、145年以上にわたる卓越したサービス実績を有し、スイス企業を特徴づける精度と正確性によって、最高水準の品質、コンプライアンス、サステナビリティの実現を支援しています。
私たちのブランドプロミスである”when you need to be sure”は、私たちが提供するサービスに対する信頼、誠実さ、確実性に対するコミットメントを強調するもので、確かな信頼のもと、お客さまのビジネスを成功に導きます。
私たちは、SGSブランドのほか、Brightsight、Bluesign、Maine Pointe、Nutrasourceなどの信頼を確立しているブランドを通じて、専門的なサービスを提供しています。
SGSはスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場しており、ティッカーシンボル(銘柄コード)は、SGSN(ISIN CH0002497458, Reuters SGSN.S, Bloomberg SGSN:SW)です。
配信元企業:SGSジャパン株式会社
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記事提供:DreamNews