科学技術でSDGsに貢献!|「STI for SDGs」アワード募集について
国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター
科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)は、科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation : STI)を用いて社会課題を解決する取り組みを対象とした “「STI for SDGs」アワード” の募集を5月9日に開始しました。このアワードは、活用している科学技術の種類やレベルに関わらず独自性や展開性に優れた取り組みを表彰し、それらの取り組みの推進と他での活用を進めることでSDGs達成への貢献を目指しています。表彰した取り組みについては、JST主催のサイエンスアゴラにて表彰する他、JSTが関係する情報発信サイトや各種イベント等で、その内容を広くご紹介していきます。
応募締め切りは7月16日正午です。科学の力で社会課題を解決し幅広い分野で活動を行っていらっしゃる皆様からのご応募をお待ちしています。
また、制度詳細のWebサイト上には皆様からの情報提供窓口も設置しています。このアワードに該当する取り組みにお心当たりがある方は、ぜひそちらから情報のご提供をお願いいたします(いただいた情報は事務局にて確認のうえ、要件に合うと判断した場合は個別に制度のご案内を行います)。
※後援:文部科学省
※応募要領など募集の詳細ページはこちら
https://www.jst.go.jp/ristex/sdgs-award/proposal/index.html※制度詳細はこちら ~これまでの受賞取り組み紹介も掲載中~
当アワードに該当する取り組みの情報提供もこちらからお願いします。
https://www.jst.go.jp/ristex/sdgs-award/index.html■「STI for SDGs」アワードについて
「STI for SDGs」アワードは、国内の団体によって行われている、科学技術・イノベーションで社会課題を解決する優れた取り組みを対象としています。受賞取り組みを広く社会に知っていただくことにより、その取り組みのさらなる発展や、同じような課題を抱える国内外の他の地域での活用を進めることを通じてSDGsの達成に貢献することを目的としています。今回は、2019年の創設以来7回目の募集となり、これまでのべ38件の取り組みを表彰してきました。
残念ながら、現状ではSDGsの進捗は決して芳しいものではなく、解決すべき社会課題や「取り残されている」人々は、まだ多数存在しています。一方で、日本においてはSDGsの認知度は世界でもトップクラスです。地域において、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に共感しNPOやNGOなど様々な組織が連携した取り組みは、メディアでも多く取り上げられています。学校教育でもよく取り上げられており、ことさらにSDGsという言葉を使わなくても、私たちの日々の生活にも当たり前のように浸透しているのかもしれません。また、ビジネス界ではESG経営、サステナビリティ、インパクト経営などといった別のキーワードでも、SDGsに深く関わる取り組みが行われています。そのような多種多様な活動の中には、科学技術が大きな役割を果たしているものも多くあり、科学技術には社会を変える原動力としての強い期待が寄せられています。
科学技術-STIという言葉の響きから、高度な先端技術を使った取り組みを想像されるかもしれませんが、審査において先進性や技術水準だけを重視しているわけではありません。既に社会に流通している技術をどのように工夫して活用しているのか、その取り組みによって2030年に向けて社会をどう変えていきたいと考えているのか、国内外への展開の可能性なども含め、幅広い観点での審査を行います。活動を行っている団体の種類や規模にも要件は設けていません。これまでも、大学などの研究成果を応用した取り組みや一般企業の事業や社会貢献活動、社会課題解決を目指して起業されたスタートアップなどはもちろん、自治体が地域のために行っている施策、市民グループの活動、大学生のサークル活動や高校生の部活動など、様々な取り組みでの応募をいただいています。そして、SDGsの目標達成年である2030年が近づく中で、さらに多様な取り組みを見出すため、2025年度からは例えば起業間もないスタートアップや、大学の研究成果の社会実装にとりかかったばかりの活動などもご応募いただけるよう、社会課題解決の実績はまだ少なくても今後の成果に期待できる取り組みを対象とした「奨励賞」を新設します。受賞取り組みについては、JSTが主催・関係するイベント、Webサイトなどでの情報発信や登壇機会のご紹介、活動を推進する仲間作りに役立つネットワーキング機会のご紹介などを行ってまいります。
持続可能な未来を目指す皆様の日頃の活動を、ぜひご応募ください。また、皆様の周りでこのアワードに該当する活動をご存知の方は、Webサイト上の情報提供窓口から、ぜひ情報をお寄せください。
(2024年度表彰式の様子)
(サイエンスアゴライベントの様子)
■ 募集概要について
※募集に関する詳細は、下記サイトに掲載の「応募要領」を参照ください。
https://www.jst.go.jp/ristex/sdgs-award/proposal/index.html【応募要件】
・科学技術を用いて社会課題を解決することによりSDGsの達成を目指す、地方自治体、民間企業、大学等(国公私立大学、高等専門学校、公設試験研究機関、国立研究開発法人等)、公益法人・NPO等の非営利法人、教育機関(高等学校、中学校等)、自治会やサークル、市民ネットワーク等の任意団体、その他有志のグループ等による取り組みであること。
・ 応募時点において、取り組みが計画や研究段階ではなく、社会課題解決のための具体的な活動実績を持つ、または近い将来に実績が見込めるものであること。
・ 応募および選考において日本語での対応が可能であること。
<これまでの応募取り組みの例 ~こんな取り組みのご応募をいただいています~>
●大学の研究成果を応用し、環境問題など地域の課題解決や地場産業の振興を目指す取り組み
●企業やNPOなどが環境、食料、医療、介護、教育など特定の領域での社会課題解決を目指して始めた事業や社会貢献活動
●社会課題の解決を目指して起業したスタートアップの取り組み
●高校の部活動、大学のサークル活動
●自治体や地域の自治会が、地域の課題解決のために協力して行っている取り組み
【応募期間】 2025年5月9日(金)~7月16日(水)正午
【表彰内容】
選考委員会による審査のうえ、以下の受賞取り組みを決定します(賞の名称、種類、件数等は変更になる場合あり)。
<賞の名称と概要>
・文部科学大臣賞:最優秀賞として1件を選出
・科学技術振興機構理事長賞:文部科学大臣賞に次いで優れた取り組みの中でも、科学技術の活用において特に優れた取り組み1件を選出
・優秀賞:文部科学大臣賞に次いで優れた取り組み数件を選出
・次世代賞:大学生以下の若い世代主体に活動している優れた取り組み数件を選出
・奨励賞(新設):応募時点では社会課題解決の実績はまだ少なくても、今後の成果に期待できる優れた取り組み数件を選出
【応募方法】
応募は所定の応募申請用紙に必要事項を記入し、専用のWebサイトから行っていただきます。
【選考方法および結果発表】
・ 選考は、選考委員会における書類選考と面接選考の2段階にて行います。
・ 応募取り組みに対しては、まず書類選考(8月中~下旬を予定)を実施し面接選考に進む取り組みを決定のうえ、代表者に通知します。
・ 面接選考(9月中~下旬予定)の結果により、表彰対象となる取り組みを決定します(面接選考の日程は予告なく変更する場合あり・変更はWebサイトにて通知)。
・ 表彰内容は、10月中旬頃にJSTよりプレス発表を行います(対象団体には事前に通知)。
【後援】 文部科学省(予定)
■ これまでの受賞取り組みのご紹介について
本アワードでは、過去6回の表彰で38件の多様な取り組みを表彰してきました。大学等の研究機関、一般企業、産学官での連携等、活動形態や分野も様々であり、大学生や高校生による取り組みの受賞事例もあります。それぞれの取り組みの詳細はWebサイトにてご確認ください。一部の受賞取り組みについては動画でもご紹介しています(「STI for SDGs」アワードYouTubeチャンネルやScience Portal 動画ニュースのサイトでもご覧いただけます)。
※これまでの受賞取り組み一覧のページ
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/result_all.html※「STI for SDGs」アワードYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCClT9oBkFfBe2VXwOeE1_ng※Science Portal 動画ニュース
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/gateway_cat/videonews/index.html【本件お問い合わせ先】
国立研究開発法人科学技術振興機構
社会技術研究開発センター 「STI for SDGs」アワード事務局
E-mail:sdgs-award@jst.go.jp
Tel:03-5214-7493
※ご不明点や応募資料作成に関するご相談などは、お気軽にお問い合わせください(お問い合わせは原則としてメールにてお願いします)。
※これまでの受賞取り組みとの連携等に関するお問合せも歓迎します。

配信元企業:国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター
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記事提供:DreamNews