［開催報告］両親に感謝の気持ちを忘れずに 企業主導型両親学級「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか？」
一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
一般社団法人ボディセンス・インスティテュートは、2025年6月18日（水）、明治安田生命保険相互会社 富山支社にて「第8回 企業主導型両親学級」を開催いたしました。
今回のテーマは「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか」。
前半は、当法人代表理事 高橋由紀が、産前産後の養生法赤ちゃんの抱っこや遊びについてレクチャー。
後半は、有限会社ケアサポート・まき 代表取締役 牧 真奈美先生より親子関係や親の介護について講義を行っていただきました。
今回は、講座の前にランチ会も実施。
明治安田 富山支社のスタッフの皆さんが、赤ちゃんを抱っこしたり遊び相手になってくださったりしたことで、ママたちはゆっくりと食事を楽しむことができました。
また、子育て経験のあるスタッフさんに気軽に相談できる場となり、ママたちにとって大きなリフレッシュの時間となりました。
通常の両親学級より長く一緒に過ごせたことで、参加者同士の交流もより深まりました。
「悩みを共有できて安心しました」「先輩ママからのアドバイスが心強かった」「ママ同士でお話ができてリフレッシュになりました」など
うれしい声も多く寄せられました。子育て中には、孤独を感じやすい時期もあります。
だからこそ、こうした“つながり”を感じられる時間を、これからも大切にしていきたいと感じています。
開催概要
［日 時］2025年 6月18日（水）ランチ 12:00～13:00／講座 13:00～14:30
［会 場］明治安田生命保険相互会社 富山支社（富山市宝町1-3-10）
［対 象］妊娠4ヶ月～10ヶ月／生後２ヶ月～１歳くらいまでのパパママ＆赤ちゃんとご家族
［参加費］無料
［内 容］
前半：「妊娠中・産後の養生法、赤ちゃんの抱き方と遊び」
講師：一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋 由紀
後半：「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか？」
講師：有限会社ケアサポート・まき 牧 真奈美
赤ちゃんの抱き方
前半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート代表理事 高橋由紀による「赤ちゃんの抱き方」について主に講義を行いました。
赤ちゃんが生まれてから最も大切な“心の栄養”となるのは、ママとの信頼関係です。
この信頼関係を育むためには、たくさん話しかけたり、ふれあったりすることがとても重要です。
講義では、日常のさまざまなシーンに合わせた抱っこの仕方を実際に体験していただきました。
赤ちゃんの抱っこは、ママだけでなく、できるだけ多くの人にしてもらうことが望ましいとされています。
「抱っこしてもらうのは申し訳ない…」と遠慮してしまうママもいるかもしれませんが、実は、赤ちゃんを抱っこすることで“オキシトシン”という幸せホルモンが分泌され、抱っこする側も心が満たされます。
このオキシトシンは、ストレスホルモンを減らし、脳の活性化や認知機能の向上にもつながると言われています。
ぜひおじいちゃんやおばあちゃんにもたくさん抱っこしてもらい、家族みんなで“幸せホルモン”をシェアできる時間を大切にしていただきたいです。
また今回は、妊娠中のママたちが、参加していた赤ちゃんを抱っこさせてもらう特別な時間も設けました。
実際に赤ちゃんを抱くことで、出産への実感が湧き、お腹の赤ちゃんへの愛しさもより一層感じられたのではないでしょうか。
一方、産後のママたちは、妊婦さんに抱っこの仕方を教える姿も見られました。
この「教える」という経験も、ママ自身の子育てへの自信につながったように感じられました。
妊娠中の方と産後の方が一緒に学び合えるのは、本事業の大きな特徴です。
こうした温かいふれあいの時間をもつことで、より子育てを楽しめるようになることを願います。
上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか？
後半は、有限会社ケアサポート・まき 代表取締役・牧 真奈美先生による講義「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか？」を実施しました。
今回の参加者の多くは、まだ親の介護が身近な課題にはなっていない様子でしたが、牧先生からは次のようなメッセージがありました。
「親の介護はまだ先のことと思いがちですが、ある日突然その時は訪れることもあります。だからこそ、“今”のうちから少しずつ考えておくことが大切です。」
介護の現場で数多くのご家族と向き合ってこられたご経験をもとに、誰もが無理なく、幸せに過ごしていけるための“心の準備”や“支え方のヒント”を、わかりやすくお話しいただきました。
上手な親の頼り方
祖父母は、孫がかわいいからこそ、ついつい口を出したくなってしまうものです。
その姿に「うるさいな」と感じてしまうこともあるかもしれませんが、それは子育ての大変さを経験しているからこそ。
親にとって、子どもはいくつになっても子どもであり、心から心配してくれているのです。
育児の価値観は、自分たちの世代と親世代とで異なることもあります。
だからといって、親の言葉をすぐに否定するのではなく、まずは「心配してくれてありがとう」と気持ちに感謝を伝えることが大切です。
そして、もし自分たちのやり方を選びたい場合には、「ごめんなさい」と一言添えて丁寧に断る。これが、上手に親を頼るためのコツです。
親の老いをどう支えるか？
まず知っておきたいのが、介護の実態です。
年代別に見ると、80代になると約3割、85歳を超えると約6割の方が介護認定を受けているというデータがあります。
この数字を自分の親の年齢と照らし合わせることで、介護の準備を考える一つの目安になります。
また、介護サービスを利用するには、まず「介護認定」を受ける必要があります。
申請から認定までには通常1カ月以上かかるため、急に必要になったときに慌てないよう、事前に申請方法や必要な書類を把握しておくことが大切です。
さらに、介護度によって受けられるサービスの内容や費用も異なります。
どんな介護サービスや施設があるのか、どんな状況が想定されるのかを前もって知っておくことで、いざというときに落ち着いて対応することができます。
そして何より、親が「どんなふうに過ごしたいのか」を、元気なうちにしっかり話し合っておくことも重要な準備です。
親との関係では、つい衝突してしまうこともあります。
でも、本音をぶつけられるのも、元気だからこそ。親が元気にいてくれること自体が、実はとても幸せなことです。
感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていきましょう。
明治安田生命保険相互会社
今回の会場提供・開催協力をいただいたのは、女性スタッフが多く活躍されている明治安田生命保険相互会社 富山支社様です。
同社では、仕事と子育ての両立を支援するため、保育料補助制度の導入や、小学3年生までの子どもの負傷・疾病・学校行事への対応として取得できる休暇制度など、子育て中のママにとって働きやすい環境が整えられています。
毎回の開催時には、スタッフの皆さんが気さくに声をかけてくださり、参加者の表情も自然とやわらぎます。
先輩ママ・パパとしての経験談を共有してくださる場面もあり、参加者との交流を温かく見守りながら支えていただいています。
開催の背景・目的
本取り組みは、2022年、コロナ禍により行政及び産院での両親学級が中止され、産後うつが増大したことを鑑み、産後うつや孤独な子育て、虐待の防止を目的とし、産婦人科医師、助産師、栄養士、鍼灸師など様々な専門家有志の協力のもと、富山県にてスタートいたしました。
これまでに全47回開催し、530組750名以上のママ・パパが参加し、参加者アンケートからは、99%以上の満足のお声を頂いています。
また、協賛企業の社員の方が両親学級に参加されるケースも増え、社内の子育て支援としての役割、育児休暇中にコミュニケーションをとるきっかけとして、活用していただけるようになりました。
4年目となる今年は、開催エリアを県外へと広げ、富山県、石川県、大阪府にて、協賛および後援企業45社、1県1府全16市町村の後援により、2025年3月から2026年2月までに全28回、計560組の親子を対象に開催いたします。
また、富山県では、切れ目ない子育て支援の実現のため、親子が継続して参加できる場として、1歳～12歳親子向けのイベントの開催と、県内の高校とのキャリア教育としての協働事業に発展させてまいります。
社会全体でこどもを育む機運の醸成のために、本取り組みが全国に広がっていくことを願います。
本プロジェクトの協賛企業・後援
特別協賛（プラチナサポーター）
トヨタモビリティ富山株式会社、明治安田生命保険相互会社 富山支社
協賛（ゴールドサポーター）
株式会社OKワールド、株式会社岡部、オダケホーム株式会社、有限会社ケアサポート・まき、医療法人社団 洸緑会、サニーライブホールディングス株式会社、立山科学株式会社、一般社団法人ばいにゃこ村、株式会社電陽社、北酸株式会社、マンパワーセキュリティ株式会社、株式会社源、株式会社ヨシケイ富山
協賛（シルバーサポーター）
いわさき鍼灸院・整骨院、NTT西日本 富山支店、へスタイル＆メイクアップ COEUR、株式会社スギノマシン、クラデュース株式会社、株式会社富山銀行、日本海ガス株式会社、有限会社引網香月堂、株式会社フェイス・シマダ、北陸ポートサービス株式会社、株式会社ママスキー、山与株式会社、医療法人社団吉本レディースクリニック、Lepola
後援
富山県・射水市・魚津市・小矢部市・黒部市・高岡市・立山町・砺波市・富山市・滑川市・南砺市・氷見市・舟橋村・能登町
株式会社北日本新聞社・ケーブルテレビ富山株式会社・富山テレビ放送株式会社・チューリップテレビ株式会社・はっぴーママ富山版・株式会社ママスキー
（敬称略・あいうえお順）
会社概要
会社名：一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者：代表理事 高橋由紀
所在地：富山県富山市永楽町 2-7
URL：
https://bodysence.jpE-Mail：mail@bodysence.jp
事業内容：子育て支援者研修及びボディワーカー・ヨガインストラクター育成事業／講師派遣
本件に関するお問い合わせ
会社名：一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者：代表理事 高橋由紀
店名：Roots of Life（ルーツオブライフ）
所在地：富山県富山市黒瀬北町 2-1-2 D-BASE2 階
TEL：050-5356-7809
配信元企業：一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
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記事提供：DreamNews
