「家族をつくる」とは?京都でリサーチを続けるフランス人作家・演出家・劇作家アガタ・シャルネによるトーク
関西日仏学館
フランス政府公式機関の関西日仏学館では、フランス人作家、演出家、劇作家のアガタ・シャルネを招いたトークイベントを開催します。
トークでは、インタビューや現地体験、自身の生活の断片に基づいた社会学的な創作アプローチを紹介し、ジャーナリズム・演劇・小説が現代社会の課題、特にフェミニズムとどのように向き合っているかについて語ります。
また、シャルネが京都に滞在しながらリサーチを進めるテーマ「家族をつくる」について考えます。
司会 : ジュスティーヌ・ル フロック (京都大学文学研究科特定准教授)
ー フランス読書の秋2025ー
個を描き世界を語る :
作家、演出家、劇作家のアガタ・シャルネによるトークイベント
日時: 2025年11月14日(金)18:30~20:00
会場:関西日仏学館(京都市左京区吉田泉殿町8)
入場無料
要予約:
https://agathe-charnet.peatix.com/言語:フランス語 (日本語通訳付)
イベント詳細:
https://culture.institutfrancais.jp/event/agathe-charnetアガタ・シャルネよりメッセージ
私は「家族をつくる」というテーマでリサーチプロジェクトを進めています。
21世紀の現代において「家族をつくる」とはどういうことなのか、いわゆる伝統的な核家族の枠を超えて考えています。フランスと日本の家族をテーマに取り組む中で、さまざまな問いが生まれてきます。
たとえば、家族の中で女性はどのような立場にあるのか。子どもを持つことを選ぶのかどうか。年長者との関係はどう築かれているのか。現代の「家族」を構成しているのは誰なのか。家族とは、友人やペット、あるいは愛する場所のことなのでしょうか。ここ日本で、私は日々、そうした広い意味での「家族」という概念を探っています。
11月14日(金) 18時30分から関西日仏学館でこのテーマについてお話しさせて頂きます。司会のジュスティーヌ・ル・フロックさんと、現代フランス文学についても語り合います。
「家族をつくる」とは何かを一緒に考えてみましょう。
アガタ・シャルネ Agathe Charnet
作家、演出家、劇作家、コメディエンヌ
2025年度ヴィラ九条山レジデント(演劇)。ノルマンディーDRAC(地域圏文化問題局)に認証を受けているLa Vie Grande劇団(ル・アーブル)の共同美術監督でもあります。パリ政治学院、ソルボン大学およびパリ第7大学の文学部、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)にてジェンダー社会学の修士号を取得したのち、文学と演劇に本格的に取り組み始めました。2021年からは、ロレーヌ・ド・サガザン(La Brèche劇団)の劇作家として活動を始め、2022年には、作品「Ceci est mon corps」の脚本と演出を手掛けました。さらに2024年には、バスティーユ劇場で行われた「Naissance.s」と「Nous Étions La Forêt」の二作品の脚本・演出を担当。脚本を手掛けた9作品のうち3作品の台本が、Oeil du Princeから出版され、ARTCENA(国立サーカス芸術・演劇センター)による劇作家ペアの共同作品プログラム2023年に選出されました。
ジュスティーヌ・ル・フロック Justine le Floch’
京都大学文学研究科特定准教授
17世紀フランス文学の専門家として、感情史および女性史の研究を進めている。博士論文『激情と復讐―17世紀における怒りの人類学』は、Honoré Champion社より刊行予定。また、この分野に関する共同研究にも携わり、『恥を償う』(Revue Traits d’Union, 2022)や『時代の悪徳』(Honoré Champion, 2023)などの編纂を手がけている。
主催 : 関西日仏学館
共催 : MUZ ART PRODUCE(MUZ株式会社)
協力: ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団
配信元企業:関西日仏学館
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記事提供:DreamNews