【外国人の同僚・上司と働いている方に調査】約8割の日本人が「日本語」が難しいと回答!
行知学園
外国人との日本語会話の難しさ『わかりやすい言葉や表現が思い浮かばない』
留学生進学予備校、日本語学校、日本語教師養成講座を運営している行知学園株式会社(所在地: 東京都新宿区、代表取締役:楊 舸)は外国人の同僚・上司と働いている方を対象に、「外国人との日本語の会話」に関する調査を実施しました。
近年、日本で働いている外国人労働者は増加傾向で、外国人と一緒に働く方もたくさんいるでしょう。
共に仕事をしながら、日本語でコミュニケーションをとり、正しい日本語について教える機会もあるのではないでしょうか。
外国人に日本語を教える立場になったとき、教える側が正しい日本語を理解していることが大切です。
外国人と働いている方は、自身でどの程度正しい日本語を理解できていると考えているのでしょうか。
そこで今回、行知学園株式会社(
https://careerup.coach-j-teacher.jp/)は、外国人の同僚・上司と働いている方を対象に、「外国人との日本語の会話」に関する調査を実施しました。
調査概要:「外国人との日本語の会話」に関する調査
【調査期間】2024年11月15日(金)~2024年11月16日(土)
【調査方法】PRIZMA(
https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】712人
【調査対象】調査回答時に外国人の同僚・上司と働いている方と回答したモニター
【調査元】行知学園株式会社(
https://careerup.coach-j-teacher.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
<一緒に働いている外国人について>
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59003/28/59003-28-a5c31c8dde885a2097218f33b5cb9449-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
はじめに、「人材不足の中で外国人の雇用は増々重要になると思いますか?」と質問したところ、約9割の方が『とても思う(38.8%)』または『やや思う(48.7%)』と回答しました。
外国人雇用の重要性に関して、多くの人が肯定的な意識を持っていることがうかがえます。
続いて、「一緒に働いている外国人の国籍・地域はどこですか?(複数回答可)」と質問したところ、『中国(35.7%)』と回答した方が最も多く、『ベトナム(28.2%)』『韓国(24.2%)』と続きました。
アジア圏を中心に、幅広い国籍の外国人と共に働いている現状が示されました。
特にベトナムは非漢字圏となるため、日本での生活ハードルが高いことが予想されます。
<会話している言語について>
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59003/28/59003-28-bfffa057f54d554586ca5237a9d0bab8-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「主観的に日本語は難しいと思いますか?(ご自身が母国語として使う場合と、外国人が日本語を話す場合、両方の観点で)」と質問したところ、約8割の方が『とても思う(34.8%)』または『やや思う(46.1%)』と回答しました。
日本人にとっても、日本語の難しさは8割以上の方に共通する認識となっていることが明らかになりました。
「社内で使用している言語は何ですか?」と質問したところ、『日本語(43.1%)』と回答した方が最も多く、『日本語と英語を交えながら(41.4%)』と続きました。
外国人の同僚・上司とも日本語が主要な言語でありつつも、英語を含む他言語の利用が一定の割合を占めています。
<日本語をどれくらい理解している?>
[画像3:
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「外国人から日本語について質問を受けたとき、自信をもって答えられていると思いますか?」と質問したところ、『やや思う(47.5%)』『とても思う(22.5%)』と回答した方が7割いましたが、難しいと感じている方も多いことがわかりました。
特に一定の自信を持って対応している方がいる一方で、不安を感じる方も少なくないようです。
[画像4:
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次に、「外国人と日本語で会話する場合、どのようなときに難しさを感じると思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、先ほどの質問で「自信を持って答えらえれている」と回答した方が7割もいたにもかかわらず、外国人の同僚・上司と会話する際に『難しいと感じたことはない』と答えた人はわずか約5%で、1割にも満たない結果となりました。
さらに、『わかりやすい言葉や表現が思い浮かばないとき(56.0%)』『日本語が伝わらないとき(40.6%)』『正しい日本語がわからないとき(24.0%)』など、日本語で会話するときにさまざまな困難を抱えていることがわかり、隠れた問題点が浮き彫りになりました。
<外国人向けの日本語研修の必要性について>
[画像5:
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全員に「外国人向けに社内研修として、日本語の研修は必要だと思いますか?または、十分だと思いますか?」と質問したところ、『必要で、研修内容は不十分だと思う(40.6%)』と回答した方が最も多く、『必要だが、現在研修は行われていない(27.3%)』『必要で、研修内容も十分だと思う(17.1%)』と続きました。
約9割の方が日本語研修の必要性を認識しており、そのうちの約4割が改善の余地があると感じていることが明らかになりました。
「日本語の研修について、どのような内容があればよいと思いますか?」と質問したところ、『会話力(50.0%)』と回答した方が最も多く、『ビジネス用語(34.4%)』『敬語・丁寧語(30.3%)』と続きました。
会話力の向上を求める声が多い一方で、ビジネスや専門的な日本語のスキルも重要視されています。
まとめ:約6割が「わかりやすい言葉や表現が思い浮かばないとき」に日本語が難しいと回答!自信を持って回答するには何が必要?
今回の調査で、外国人との日本語での会話に関する現状や課題が明らかになりました。
人材不足を背景に外国人雇用の重要性が認識されており、職場ではアジアを中心に多様な国籍の外国人と共に働いていることが示されました。
外国人から日本語について質問を受けたとき、「自信をもって答えられている」と回答した方は7割いましたが、外国人の同僚・上司と会話する際に「難しいと感じたことはない」と答えた人は1割にも満たない結果となりました。
また、日本語の文法や語彙に関する理解不足など、さまざまな問題があることがわかりました。
社内の言語使用においても、日本語が中心でありながら多言語が交わる環境が増えていることから、職場でのコミュニケーションにおける多様性が進んでいるといえます。
しかし、研修内容や対応力には課題があり、日本語研修の必要性が高まっている状況は明らかです。
特に会話力やビジネス場面での実践的なスキルが求められており、今後の研修改善において重点的に取り組むべきではないでしょうか。
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