【2025年最新】不動産・住宅業界実態調査 経験者と未経験者の認識にギャップ ~経験者の約6割が「良いイメージ」と回答~
株式会社ユナイテッドマインドジャパン
不動産・住宅業界特化型人材紹介サービス「住まキャリ」を展開する株式会社ユナイテッドマインドジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:宮沢 光平)は、建築資材高騰や「2025年問題」などによる人材不足など新たな課題を抱える中、業界の実態把握を進めるべく、大規模調査を実施しました。
■調査概要
計600人(不動産・住宅業界未経験者200人、不動産業界経験者200人、住宅業界経験者200人)を対象に、業界イメージと実態について詳細な調査を実施しました。
■未経験者と経験者の認識の違い
調査の結果、未経験者の60.0%が業界に対して「ブラック企業が多い」「難しい仕事」といったマイナスなイメージを持っています。一方で、経験者の59.7%が良いイメージを持っており、両者の認識には大きな差が見られました。
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【住まキャリ】業界イメージ調査_円グラフ
■不動産業界・住宅業界未経験者からの評価
【不動産業界】
未経験者200人を対象とした不動産業界のイメージ調査では、58.1%が悪いイメージと回答しました。
内訳は「ブラック企業が多い」(22.0%)「難しい仕事」(19.0%)「お金儲けのイメージ」(18.0%)といったイメージが上位を占める結果となりました。
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【住まキャリ】不動産業界未経験者によるネガティブイメージ
一方で、「知識が豊富」(14.5%)「儲かる仕事」(12.5%)「伝統がある」(9.5%)といったポジティブな意見も見られ、不動産業界の専門性や収入面における評価が高いことがうかがえます。
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【住まキャリ】不動産業界未経験者によるポジティブイメージ
【住宅業界】
未経験者200人を対象とした住宅業界のイメージ調査では、59.1%が悪いイメージと回答しました。
不動産業界の評価と同様、「難しい仕事」(16.0%)「ブラック企業が多い」(14.5%)「お金儲けのイメージ」(13.0%)といった意見が見られ、「不動産業界」と「住宅業界」へのイメージに大きな差がないことが読み取れます。
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【住まキャリ】住宅業界未経験者によるネガティブイメージ
良いイメージでは「知識が豊富」(11.5%)「一流である」(8.5%)「高いステイタス」(8.0%)といった評価が得られており、専門性と社会的地位が高い業界であると認識されていることが分かりました。
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【住まキャリ】住宅業界未経験者によるポジティブイメージ
■不動産業界・住宅業界経験者からの評価
【不動産業界】
不動産業界経験者へのアンケートでは、57.3%が良いイメージと回答しました。
マイナスな回答も見られた一方で「優秀な人材が多い」(11.5%)「知識が豊富」(11.0%)「一流である」(9.0%)といった専門性への評価が高く、「職場の雰囲気が良い」(11.0%)「良い上司に恵まれそう」(9.5%)「ホワイト企業が多い」(9.5%)など、職場環境への評価も得られています。
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【住まキャリ】不動産業界経験者によるイメージ
これらの評価は、未経験者の認識(「職場の雰囲気が良い」2.0%など)と比べると、実態との大きな差が見られます。
【住宅業界】
住宅業界経験者は62.3%が良いイメージと回答しました。「ブラック企業が多い」「パワハラが多い」「難しい仕事」といった課題も指摘される一方で、実態としては良好な評価が多く見られます。
特に職場環境については、「職場の雰囲気が良い」「良い上司に恵まれそう」との評価が経験者の10.0%から得られており、未経験者(1.5%)と比べて大きな差が確認されました。
また、「伝統がある」(経験者12.5%、未経験者3.5%)「信頼できる」(経験者11.5%、未経験者4.5%)といった評価も高く、業界としての安定性や信頼性が評価されています。
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【住まキャリ】住宅業界経験者によるイメージ
■不動産業界と住宅業界:回答傾向の違い
両業界ともに「ブラック企業が多い」「パワハラが多い」「難しい仕事」といった課題が共通して指摘されています。
一方で、業界経験者からのマイナスイメージの回答数を比較すると、「お金儲けのイメージ」は不動産業界34名、住宅業界20名、「騙されそう」は不動産業界24名、住宅業界15名、「胡散臭い」は不動産業界23名、住宅業界14名と、票数に差が見られました。
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【住まキャリ】不動産・住宅業界経験者によるイメージ比較
この結果から、住宅業界において不信感からくるマイナスイメージの回答が相対的に少ない傾向が確認されました。
■本調査結果から
今回の調査により、不動産・住宅業界に対するイメージと実態について、特に以下の点が明らかになりました。
1. 業界経験者の約6割が「良いイメージ」と回答
不動産・住宅業界で実際に働いたことがある人の約6割が、各業界に対して「良いイメージ」と回答しました。
また「知識が豊富」「優秀な人材が多い」「一流である」「職場の雰囲気が良い」「良い上司に恵まれている」といった好意的な評価が多く寄せられました。
2. 実際に働いてみると「労働環境が良い」と感じる層が多い
未経験者の2.0%しか回答されなかった「職場の雰囲気が良い」の項目が、経験者からは11.0%となるなど、労働環境に関する評価についてイメージと実態の間に特徴的な差が見られました。
ネガティブなイメージが先行する中で、実際に働いてみると「労働環境が良い」と感じる層が一定数いることが考えられます。
3. 特に住宅業界では、経験者から信頼性と職場環境への評価が高い
業界間の差を見ると、住宅業界経験者からの回答に不信感からくるマイナスイメージが少なく、職場環境に対する良いイメージが多い結果となりました。
この結果から、特に住宅業界で実際に働いてみると、信頼性と職場環境の面で良いイメージを持つ傾向があることが考えられます。
今回の調査結果から、不動産・住宅業界で実際に働く経験者からは、専門性の高さや職場環境の良さが評価されていることが明らかになりました。一方で、未経験者が抱くイメージと実態との間には認識の差があることも示されました。
この結果は、採用活動において業界の実態や魅力をより効果的に発信していくことの重要性を示しています。
■株式会社ユナイテッドマインドジャパンについて
株式会社ユナイテッドマインドジャパンは「Universal Living, Anytime, Anywhere」をコンセプトに、新たな生き方を提案しております。
住宅業界における支援事業を軸として、人材紹介・派遣、販売支援、ダイバーシティ支援を手がけ、多彩なサービスを展開しています。私たちは住まいの可能性を最大限引き出し、グローバルな視点から多様なニーズに応えることを目指しています。
■「住まキャリ」について
「住まキャリ」(
https://www.unitedmind.jp/house-hr )は、株式会社ユナイテッドマインドジャパンが提供する住宅業界に特化した人材紹介サービスであり、全国の住宅メーカー、ビルダー、工務店、リフォーム会社、ディベロッパー、不動産会社など幅広い業種に対応しています。
※調査元:株式会社ユナイテッドマインドジャパン
※調査期間:2024年12月11日~12月18日
※本記事内での調査結果において、不動産業界・住宅業界の職種例を以下のように定義しています。
・不動産業界の職種例:不動産売買/賃貸営業/法人営業/投資用不動産営業/物件管理/施設管理/資産管理/不動産鑑定士/不動産施工管理/設備管理エンジニア/不動産コンサルタント/相続コンサルタント/税務コンサルタント/都市計画コンサルタント/不動産企画担当/不動産系ブランディング/不動産契約管理/不動産総務/不動産経理/不動産カスタマーサポート/不動産テックエンジニア/不動産データアナリスト/不動産法務/不動産用地仕入れ
・住宅業界の職種例:住宅設計士/住宅建築士/施工管理(住宅分野)/インテリアプランナー/住宅アドバイザー/住宅展示場コンシェルジュ/リフォームプランナー/設計サポートスタッフ/住宅メンテナンス担当(アフターサービス)/住宅積算担当/注文住宅営業/建売住宅営業/リフォームアドバイザー/戸建て用地仕入れ担当
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