野村AM、社外取締役のスキルとネイチャーポジティブに関する事業機会を日本企業のESG評価に追加
野村アセットマネジメント株式会社
![野村AM、社外取締役のスキルとネイチャーポジティブに 野村AM、社外取締役のスキルとネイチャーポジティブに](https://news.toremaga.com/modules/img/image.php?id=9391910&h=450&w=450)
~ESGインテグレーションの高度化~
野村アセットマネジメント株式会社(CEO兼代表取締役社長:小池広靖、以下「当社」)は、このたび、日本企業のESG評価に使用する「ESGスコア」において、社外取締役のスキルおよびネイチャーポジティブ(自然再興)※1に関する事業機会の2項目を新たに追加します。これにより、ESGスコアの全評価項目を当社が定める「望ましい経営のあり方」とエンゲージメント活動(企業との建設的な対話)の目標に結び付け、エンゲージメント活動の実効性を高めるとともに、日本株運用におけるESGインテグレーション(ESG要素の組み入れ)を一層強化していきます。
当社は、財務情報に加えて非財務情報も企業評価に反映させ、それを基に投資判断を行うことが、運用による付加価値の向上のために必要であると考えています。当社の責任投資の最高意思決定機関である責任投資委員会では、「
運用における責任投資の基本方針」において、投資先企業が企業価値の向上と持続的成長を実現するために「望ましい経営のあり方」を定め、これを実現するよう、投資先企業への働きかけを行っています。
「望ましい経営のあり方」に基づき、ESGスコアに新たに追加した2項目の詳細は以下のとおりです。
- 社外取締役のスキル(ガバナンスの分野)実効的なスキルを有する社外取締役の選任は一層重要となっており、コーポレートガバナンス・コードでスキル・マトリックスの開示が求められています。株主総会資料におけるスキル・マトリックスを参照し※2、社外取締役が「経営」・「財務」・「ESG」を含む能力と経験を有することを示しているかを評価します※3。- ネイチャーポジティブに関する事業機会(自然資本の分野)自然資本に関する企業の情報開示は現状リスクに関する内容が中心です。しかし、ネイチャーポジティブに向けた企業の取組みを促進するためには、その事業機会を開示・評価することが必要との考えに基づき、関連する事業機会の開示内容、特に具体的な製品・サービスの展開の有無を評価します。
当社は今後も、責任ある機関投資家としてESG課題の解決に取り組みながら、世界のお客様から選ばれる、日本を代表する運用会社になることを目指していきます。
※1 自然生態系の損失を食い止め、回復させていくこと
※2 一方で、スキル・マトリックスの作成は各企業に委ねられていることもあり、客観性や標準化の欠如が課題となっています。当社は株式会社ユーザベースと、取締役に関するテキスト情報から取締役会のスキル・マトリックスを自動的に出力・評価が可能かを検証しており、本項目の評価プロセスを強化しています。
※3 当社は議決権行使基準において、「TOPIX100を構成する企業には日本企業のロールモデルとなることを期待しており、2024年11月以降、これらに企業において社外取締役のスキルが明らかに不十分と判断する場合には、会長・社長等の取締役再任に反対する」と定めています。詳細は、2024年11月1日付「
『日本企業に対する議決権行使基準』等の改定について」をご参照ください。
以 上
当社について
商号:野村アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第373号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会
ウェブサイト:
https://www.nomura-am.co.jp/
X(旧Twitter):
https://x.com/nomura_am_jpプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes