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【2/22は頭痛の日】テックドクターの研究事例発表:ウェアラブルデバイスを用いた女性の頭痛に関連するバイタルデータの分析

株式会社テックドクター

【2/22は頭痛の日】テックドクターの研究事例発表:ウ

ウェアラブルデバイスのデータから個別化ヘルスケアの可能性を探る


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/50/71267-50-b9b8070f64b5456f6d9416ee3052159e-2500x1313.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下「テックドクター」)は、2025年2月22日の「頭痛の日」 ※1 に合わせて、女性の月経周期に伴うバイタルデータの変化に関する社内研究事例を発表します。

日本全国調査によると、片頭痛の有病率は男性が3.6%、女性が12.9%と報告されています。この数字から、女性は男性の約3.6倍の割合で片頭痛に悩んでいることが分かります。※2
近年、女性ホルモンと片頭痛には深い関係があると考えられています。実際に、月経が始まる数日前や月経中に頭痛を訴える女性は多く、これはいずれも月経周期において女性ホルモンが低下する時期にあたります。
今回、テックドクターの研究では、市販の腕時計型ウェアラブルデバイス(Google Fitbit)を用いて、十数名の女性から月経周期と頭痛に関連するデータを取得し、その特徴を解析しました。その結果、月経周期のタイミングと頭痛の有無、および睡眠時間との関係が確認されました。

今後は、これらのデータを基に、さらに詳細な研究を進めることで、個々人が自分の体のリズムをより深く理解し、ヘルスケアの選択肢を広げられることが期待されます。さらに、この知見を活かし、性別を問わず、痛みや生活の質(QOL)のデジタルバイオマーカー※3を開発し、早期発見や適切なケアにつなげることを目指します。

研究概要
- 参加者:テックドクターの女性社員 14名- データ取得期間:2023年8月~ 2025年2月- 取得データ:Google Fitbitによる睡眠・活動・脈拍等のデータ、月経周期や頭痛の自覚についてのアンケート

- 月経周期の分類方法:
【月経期】アンケートによる自己申告
【黄体期】月経開始前の7日間(月経開始日の1日前が黄体期終了日)
【卵胞期】月経終了後の5日間(月経終了日の1日後が卵胞期開始日)

研究結果
<事例1> 月経期・卵胞期・黄体期と頭痛発生タイミングの関係
図1は、全参加者・全期間において「頭痛があった」と回答された日が、月経周期のどのタイミングに該当するかを示したグラフです。
自己申告による月経期間と照合したところ、頭痛が最も多く発生していたのは月経期であり、次いで黄体期でした。
これまでの知見でも、女性ホルモンが低下する月経前や月経中に頭痛を訴える女性が多いことが指摘されていますが、本研究の結果からもその傾向が確認されました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/50/71267-50-3c08e6bb4116843d72ec50c2de91bc6e-1610x1084.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1 「頭痛があった日」の月経周期ごとの割合


<事例2> ウェアラブルデバイスの睡眠データと頭痛の関連性
図2は、「頭痛があった日」の深夜から翌朝と、「頭痛がなかった日」の深夜から翌朝の睡眠時間の分布を示したグラフです。
それぞれの平均睡眠時間は、
- 頭痛があった日:498分- 頭痛がなかった日:458分
その差は40分でした。日中に頭痛があることで、睡眠時間を長めに取る傾向が見られ、日常生活への支障が生じている可能性が示唆されます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/50/71267-50-a14fe035fca5344ffd33d63cf48f3e7f-747x525.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2 「頭痛があった日」と「頭痛がなかった日」の睡眠時間


<事例3> ウェアラブルデバイスの睡眠データと頭痛の関連性(2名の実例)
図3と図4は、本研究の参加者2名の実例を示しています。
長期間にわたってデータを取得できるウェアラブルデバイスの特性を活かし、3ヶ月間の睡眠時間の変化を確認しました。
まず、背景の色分けは月経周期を示しています。
- 月経期:ピンク- 黄体期:黄色- 卵胞期:緑
また、「頭痛があった」と自己申告があった日は赤い点で示しています。

Aさんのケース(図3)
Aさんのグラフからは、頭痛が発生している日の大半が月経期または黄体期に当てはまることが確認されました。ただし、頭痛の有無と睡眠時間の増減に明確な関連性は見られませんでした。

Bさんのケース(図4)
一方、Bさんのグラフでは、頭痛がある日の睡眠時間が短く、頭痛があった翌日以降に長い睡眠を取る傾向が確認されました。この結果は、事例2で示した傾向と一致しています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/50/71267-50-741e197d7212d24777312404eb6d5591-1375x815.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3 Aさんの睡眠時間の推移


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/50/71267-50-b14c5dc954a617d1dde8bb856221c8d5-1376x807.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図4 Bさんの睡眠時間の推移


まとめと今後の展望
上述の事例はいずれも特定の個人のデータであり、あくまで一例に過ぎません。しかし、より長期間かつ複数人のデータを分析することで、月経周期と頭痛の関連性をウェアラブルデバイスのデータで把握できる可能性が示唆されています。
さらにテックドクターは、性別を問わず、痛みや生活の質(QOL)のデジタルバイオマーカーを開発し、早期発見や適切なケアに繋げることを目指してまいります。

女性のバイタルデータに関する社内研究については、データサイエンティストによるブログ記事も合わせてご覧ください。

女性にとって、自分の体調が「わかる」未来を目指して~Ladynamicプロジェクトのご紹介~
https://techblog.technology-doctor.com/entry/ladynamic


テックドクターについて
株式会社テックドクターは、"データで調子をよくする時代へ"をビジョンに掲げ、医療・製薬・食品関連企業等や研究機関向けのデジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase(セルフベース)」と、ヘルスケアサービス・健康施策・プログラム医療機器(SaMD)などの開発を実現するデータプラットフォーム「Health Portal(ヘルスポータル)」を展開しています。 研究活動に基づく医学的な視点と、ウェアラブルデバイスや医療機器から収集された大量のデータをAIや機械学習で解析する技術を組み合わせ、あらゆる人々の健康とウェルビーイングの向上に貢献します。

【会社概要】
会社名 :株式会社テックドクター
WEB  :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表取締役:湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)に関する国際規格「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得しています。


<参考>
※1 頭痛の日:一般社団法人日本頭痛学会、一般社団法人日本頭痛協会によって制定されています。
※2 Sakai F, Igarashi H : Prevalence of migraine in Japan : a nationwide survey. Cephalalgia 1997;17:15-22.
※3 デジタルバイオマーカー(dBM)とは
ウェアラブルデバイス等のデジタル機器のデータを活用し、疾患の有無や進行状態、治療や介入による中長期の変化などを客観的に確認するための指標のことです。
これまでは、医療機関にかかった際の "点のデータ" が中心だったのに対し、デジタル技術の進歩により、負荷なく日常的に長期的かつ連続的な"線のデータ" が取得できるようになりました。 医療機関外の日常生活における運動・睡眠・心拍などのデータが取得できれば、状態の変化をより細かく把握することができ、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)も可能になります。

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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