公共・産業用蓄電システム BS シリーズを開発
ニチコン株式会社
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~脱炭素・EV シフト・災害対策へのソリューションとして~
ニチコン株式会社(代表取締役会長:武田 一平、本社:京都市中京区、以下「当社」)は、EV 用充放電器(V2X)との直流連系も可能な公共・産業用蓄電システムの新製品「BS シリーズ」を開発いたしました。
本製品を2 月19 日(水)~2 月21 日(金)東京ビッグサイトで開催される「SMART GRID EXPO 春 第17 回国際スマートグリッド展」で展示・紹介いたします。
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開発背景
2050 年カーボンニュートラルの実現に向けて、自治体・企業における再生可能エネルギーの導入の動きが加速しています。またガソリン車から電気自動車(EV)への切り替えが進められています。
一方で昨今の局地豪雨や地震等の災害が頻発している状況から、停電時に備えた非常用電源確保への取り組みが進められています。
今般、当社は上記の市場の変化とニーズに応えるために、EV 用充放電器(V2X)との直流連系も可能な公共・産業用蓄電システムの新製品「BS シリーズ」を開発いたしました。
特長
1. 防災対策・レジリエンス強化に最適な三相システム
停電時には太陽光発電および蓄電池から三相・単相負荷のバックアップが可能です。またV2Xを活用すればEVの大容量の車載蓄電池からも電力供給が可能であり、レジリエンス機能が強化されます。
2. 蓄電池ユニット増設によるシステム拡張、オプションのV2X活用によるEV連携
パワーコンディショナの容量および蓄電池ユニットの台数を選択可能。またオプションとしてV2XによりEVとの接続が可能であり、利用シーンに合わせて柔軟にシステム構成ができます。
システム構成機器の組み合わせ
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3. エネルギーコスト・CO2排出量の削減
太陽光発電の自家消費、蓄電池によるピークカット・ピークシフトはもちろん、ガソリン車からEV への切り替えによって事業運営に係るエネルギーコストおよびCO2排出量の削減に寄与します。
4. DC(直流)リンクによるエネパ向上
太陽電池・蓄電池・EV の間でDC(直流)のままで電力融通することで、AC(交流)に変換する際に発生する電力ロスが抑えられ、太陽光発電をムダなく活用できるエネパ(エネルギーパフォーマンス)の高い蓄電システムです。
5. 従来比50%以上※1の小型化・軽量化を実現
従来モデルから体積比62%、重量比50%の削減を実現し、省スペースでスマートに設置できます。さらに、蓄電池ユニットを縦積みできる専用ラックを活用することで、蓄電システムを導入できなかった狭小スペースにも設置可能です。
※1 従来モデル(出力容量20kW, 蓄電容量32.4kWh, 屋内仕様)と本製品(出力容量25kW, 蓄電容量38.8kWh, 屋外仕様, 分岐盤1台を含む)の比較。
6. 遠隔監視機能
ニチコン独自の遠隔監視サービス(オプション)をご利用いただけます。また小型計測器DateCube4(株式会社フィールドロジック)およびSolar Link Zero(株式会社ラプラス・システム)にも対応し、システム稼働データの計測やインターネット経由で遠隔監視ができます。
7. オフグリッド運転可能
系統から常時切り離したオフグリッド運転に対応。離島や山間部など商用電力が届いていない場所でも太陽光発電と組み合わせて独立した電源として利用可能です。
8. 消防への届出不要
本蓄電システムは消防庁次長通知(消防予第306 号)に準じており、複数システムを設置する場合でも所轄の消防署への届出は不要です。
仕様
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発売開始予定:2025年夏
写真
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システム構成イメージ
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今後について
ニチコンは公共・産業用蓄電システムの他に、太陽光発電・蓄電池・V2Hシステムを高効率に連携させた単相タイプの「トライブリッド蓄電システム」やV2Hシステム「EVパワー・ステー」など、家庭用から産業用まで幅広い製品をラインアップし、電気を「創る・蓄える・使う」といった電力の「地産地消・家産家消」を推進しています。これからも価値ある製品を創造し、明るい未来社会づくりに貢献してまいります。
ニチコン株式会社について
所 在 地 : 京都市中京区烏丸通御池上る
代 表 者 : 代表取締役会長 武田 一平
設立年月日 : 1950 年 8 月 1 日
資 本 金 : 14,286 百万円 (2024 年 3 月 31 日現在)
従 業 員 数: 5,394 名(2024 年 3 月 31 日現在 連結)
事 業 内 容: アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、小形リチウムイオン二次電池、 正特性サーミスタ、家庭用蓄電システム、V2H システム、EV・PHV 用急速充電器、公共・産業用蓄電システム、 スイッチング電源、機能モジュール、医療用加速器電源、学術研究用加速器電源、瞬低・停電補償装置など
売 上 高 : 181,643 百万円(2024年3月期 連結)
プレスリリース提供:PR TIMES
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記事提供:PRTimes