無印良品のリノベーション 『SUUMOリサーチセンター』IoTセンシングによる住宅の室内環境評価の実証実験に参加
株式会社 MUJI HOUSE

-MUJI INFILL 0による、快適な温熱・音環境が可視化-
「無印良品のリノベーション」を展開する株式会社MUJI HOUSE(本社 東京都文京区 代表取締役社長 永原 拓生、以下当社)は、株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の住まい領域の調査研究機関である『SUUMOリサーチセンター』IoTセンシングによる住宅の室内環境を定量的に評価する実証実験に参加し、この度、可視化できた成果をお知らせします。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1246/136/1246-136-57ca32787567cc821c0c569a802fa415-771x514.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1.取り組み背景
『SUUMOリサーチセンター』では、部屋の暖かさや静かさなどの室内環境を可視化することで、生活者の顕在的なニーズに応え、室内環境を住まい選びの新たなことを目指し、実証実験を行っています。
具体的には、IoTセンサーを住戸の室内外に設置し、温度や騒音などのデータを遠隔で数日間取得し、それらを分かりやすく可視化する取り組みを進めています。2024年4月から「省エネ性能ラベル」、11月から「省エネ部位ラベル」の表示が開始される中、この体感値に近い指標を併用することで、より実感を伴った省エネ性能を考慮した住まい探しが可能になると期待されます。
無印良品のリノベーションでは、日本の温熱環境における満足度の低さという課題を解決し、快適な住まいを提供するため、2015年からマンションフルリノベーション「MUJI INFILL 0」を展開しています。さらに、2024年1月からは、個人の快適性向上と地球規模の社会課題解決の両立を目指し、断熱性能を強化した「MUJI INFILL 0 ZEH水準リノベーション」の提供を開始しました。
このような背景から、当社は『SUUMOリサーチセンター』のIoTセンシングによる住宅の室内環境評価の取り組みに共感し、実証実験への参加を決定しました。
2.取り組み詳細と結果
対象住戸:MUJI INFILL 0 リノベーション済みの住戸 5戸
実証実験にあたっては、を実施している株式会社エヌ・シー・エヌから助言をいただきながら、測定に最適な環境を整えました。
代表的な実証実験のデータ:下図、東京都、築42年、リノベーション済み、専有面積約61平方メートル
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1246/136/1246-136-251bd8f90b055e877224d93a08e65660-1191x644.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
測定結果1.(温度)
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1246/136/1246-136-c8038dbc8b2fa20403a231872122abaf-1190x644.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
測定結果2.(騒音)
測定結果1.(温度) について
屋外が5℃以下まで低下しても、室内は暖房無しで16℃以上を維持
夜間に屋外の温度が低下する中、室内の温度変化は最大でも0.2℃(保温性が高い部屋であることがわかる)以上の点から、保温性が高い部屋であることが可視化されました。
測定結果2.(騒音)について
屋外の平均は 35dB で、最大は 57dB
室内の平均は 33dB で、最大は 36dB
屋外では環境基準を日中に 2 回、夜間に 0 回超過
室内で環境基準を超えた回数は 0 回
以上の点から、が高い部屋であることが可視化されました。
(参考)無印良品のリノベーションについて
無印良品のリノベーションでは、2015年のMUJI INFILL 0発売以来、性能にこだわり高い基準でマンションリノベーションをし続けております。永く安心して住んでいただけるように、リノベーションの施工対象を新耐震基準のマンション・団地に限定し、フルスケルトンにして躯体やサッシなどの共用部分以外を作り直し、高性能断熱材やインナーサッシを用いて温熱環境を整えてきました。2024年1月より、高断熱・高気密の住まいを求めるニーズに応えるため、断熱性能等級5、一次エネルギー消費量等級6と国内最高水準のリノベーション「MUJI INFILL 0 ZEH水準リノベーション」をリリースいたしました。
断熱材の厚みを従来から約1.8倍に
「MUJI INFILL 0」では広々とした一室空間と高い断熱性能を実現するため、断熱材は最高水準の0.020W(m・K)の断熱性能を実現する「フェノール樹脂断熱ボード」を採用しています。また、MUJI INFILL 0 ZEH水準リノベーションでは、この断熱材の厚みを通常仕様の約1.8倍とすることで断熱性能を更に高めています。
インナーサッシに「Low-eガラス」を採用
窓にも高い品質を吟味し、既存の窓の内側に複層ガラスの樹脂製インナーサッシを取り付ける「トリプルガラス」を採用しておりますが、より高い断熱性能を発揮するため、インナーサッシはLow-e複層ガラスを採用しております。
全てのリノベーション住戸で計算を実施
「MUJI INFILL 0」では2017年より、すべてのリノベーション住戸において、国の基準に基づく計算を行っております。個人の感覚で捉えられていた温熱性能を可視化し、一軒ごとに立地やに合わせ、日射取得と遮蔽を数値化します。
MUJI INFILL 0 ZEH水準リノベーションによる効果
リノベーション前の物件として多い「旧省エネ基準」(断熱等性能等級2相当)のモデルプラン※1にてZEH水準リノベーションを実施することで光熱費を約38%削減の効果が見込まれます※2。これにより10年生活した場合、リノベーション前との差は約118万円となります
※1 モデルプラン(70.15m2)の試算となります
※2 光熱費の予測は、一定の前提条件のもので算定しており、算定結果は実際の光熱費とは必ずしも一致しません
株式会社MUJI HOUSE会社概要
社名:株式会社 MUJI HOUSE 代表取締役社長 永原 拓生
所在地:〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目5番1号
電話:03-6699-7400
設立:2000年5月31日
資本金:1億4,900万円(2021年5月1日現在)
事業内容:無印良品の家:商品企画、開発、卸し、設計、施工、販売/店舗運営、ネットワーク事業の運営
無印良品のリノベーション:商品企画、開発、卸し、設計、施工、販売/店舗運営
法人向け大規模木造建築:商品企画、開発、設計、施工
URL:
https://www.muji.net/renovation/プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes