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Contact Realityの実現による世界初の遠隔触診システムを公開します

NEDO

Contact Realityの実現による世界初の遠隔触診システ

実証試験や3月1日には国際シンポジウムを開催し、力触覚伝達による国境を越えた遠隔診療の実現に貢献


 NEDOが進める「人工知能活用による革新的リモート技術開発事業」(以下、本事業)において、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学、豊田合成株式会社は、このたび、仮想空間での人同士の接触を利用した遠隔触診システムの実現に向けて、前腕部疾患に特化した世界初の遠隔触診システムのプロトタイプを公開し、そのシステムを用いて名古屋大学医学部附属病院とシンガポール国立大学病院間で実証試験を行います。
 本事業では、触れたことにより得られる情報はもちろんのこと、人同士が触れ合うことにより起こる心理的な効果をも考慮に入れた、人同士の仮想空間での接触再現をContact Reality(CR) と呼び、CRを利用した触診システム実現のため開発を進めました。開発では、適切な診断に触診が欠かせない整形外科領域における前腕および手関節の疼痛(とうつう)や関節異常診断に対象を絞り、遠隔触診を行うためのデバイス開発とシステム構築を行い、医師による実証試験を進めた結果、有効な遠隔触診が可能であると明らかになりました。
 開発したデバイスを用いて、名古屋大学と大学間学術交流協定を結ぶシンガポール国立大学の協力を得て、名古屋大学医学部附属病院とシンガポール国立大学病院を結ぶ、国境を越えた遠隔触診公開デモンストレーションおよび、その内容を報告する国際シンポジウムを行います。
1.開発の背景と成果
 COVID-19のパンデミック(世界的大流行)により急激に社会に浸透したオンラインシステムは、皮肉なことに人同士が直接会うことの重要さ、楽しさを浮き彫りにしました。これは医療分野でも同様で、遠隔触診には利便性はあるものの、患者に直接触れられない難しさを露呈し、正確な診察への大きな課題となっていました。このような背景のもと、2021年度から本事業※1の一環として、名古屋大学、豊田合成は、CRの実現による遠隔触診システム開発に取り組んでいます。
 脳神経科学に基づく触診の位置づけや患者への影響を理論的に検証するフェーズを経て(図1参照)、人の肌と同様な物質特性を持つ触覚伝送アクチュエータ(e-Rubber※2)や、医師の触診意図に基づいて適切に患者に触れることのできる触診マニピュレータ、超小型6軸力覚センサー6個とe-Rubberセンサーを指先サイズに統合し繊細な触圧を計測可能な指先統合センサー、医師の触診意図を計測可能なHaptic I/O Doll、医師の存在感を増すための透明ディスプレイなどを利用し(図2参照)、医師が的確に遠隔触診できるシステムを構築しました(図3参照)。
 このデバイスをCES2024※3に出展し、システムの完成度や将来性に対し多方面から好意的なご意見をいただきました。 その後名古屋大学大学院医学系研究科の生命倫理審査委員会の承認を得て、2024年11月からは名古屋大学医学部附属病院の医師による実証試験を開始しています。(図4参照)。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135644/149/135644-149-4bde4f6deafa6fc346da046ce8562ae6-2425x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1 触診の医師および患者への影響の脳神経系に基づく検討


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135644/149/135644-149-6a97dfb3e93e7e2ffbed9634e84e0a5b-1081x657.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2 遠隔触診システムの構成要素


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135644/149/135644-149-126abf9827d7ce0a534601bd21970c1d-3900x2997.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3 CES2024で展示した遠隔触診システム


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135644/149/135644-149-6e461e2005d1fba07bd73361eafcdc80-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図4 提案システムを用いた実証試験の様子(左・医師側、右・患者側)

2.シンガポール国立大学病院との実証試験について
 名古屋大学医学部附属病院内での実証試験により、テニス肘などの前腕および手関節の疼痛や関節疾患が十分に診断可能であることが実証されたため、シンガポール国立大学病院(NUH)Department of Hand and Reconstructive Microsurgery(https://www.nuh.com.sg/care-at-nuh/specialties/hand-and-reconstructive-microsurgery)の協力を得て、名古屋―シンガポール間を結んだ実証試験を実施します。NUHの医師の協力による実証試験を2月27、28日に行い、その成果や遠隔触診システムのデモンストレーションを含む国際シンポジウムを3月1日に開催します。
3.シンポジウムスケジュール
 2025年3月1日(土)午前11時から午後2時まで
 (シンガポール時刻:午前10時から午後1時)
 シンポジウム形式:ハイブリッド
 〔名古屋会場〕〔シンガポール会場〕(いずれも招待者のみ)
 〔Zoom Webinar〕右記QRコードもしくは下記URLより参加申し込み
 https://zoom.us/webinar/register/WN_cH1R_80NTO2mh3nT7mzt9g
4.今後の予定
 名古屋大学は、実際の臨床現場へ遠隔触診システムの投入を目指し、新技術の価値を国際的に訴求します。また地方都市の新しい医療サービスの創造と地域の成長に貢献することを目指して活動します。

【注釈】
※1 本事業
事業名:人工知能活用による革新的リモート技術開発プロジェクト
事業期間:2021年度から2024年度
委託先:名古屋大学、豊田合成
事業概要:人工知能活用による革新的リモート技術開発 https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100194.html
※2 e-Rubber
豊田合成が開発した次世代ゴム製品。ゴムを2枚の電極で挟んだ薄い膜構造のセンサー・アクチュエーターのことです。
参照URL:豊田合成技術・製品情報e-Rubber
https://www.toyodagosei-led.jp/technology_products/e-rubber/
※3 CES2024(Consumer Electronics Show 2024)
毎年1月にアメリカ ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市のことです。

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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