大阪・泉大津市 3.11東日本大震災の日に合わせて、子どもたちが地域を守る!
泉大津市
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「こども防災放送プロジェクト」が再チャレンジ
大阪府泉大津市では、3月11日(火)午後0時30分、市内67か所に設置した防災無線放送の屋外スピーカーを使って子どもたちが防災情報を放送する「こども防災放送プロジェクト『ハッピースマイル』」の再チャレンジを行います。
第1回に引き続き、浜小学校5年生が無線放送を担当します。今回、新たに参加する小津中学校は、校内放送に防災無線放送を割り込ませる受信機を設置する予定で聞こえやすさを確認します。続いて午後0時32分からは、Zoomを使って市の出前講座を受講し、防災無線放送が聞こえないときや故障したときの対処方法を学びます。このプロジェクトは、未来を担うこどもたちが地域の安全を守るために、自らの力で防災力を向上させる取り組みです。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146044/87/146044-87-ce01ca745f2dd99e86866e7628ce34e0-807x565.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3回のリハーサルを経て、本番の録音に臨む浜小学校5年生の二人。市役所無線室にて2月18日撮影
背景:東日本大震災の教訓は、他人事ではない。“故障していた” 屋外スピーカー
東日本大震災時、防災行政無線が故障し「津波避難指示」の放送が住民に届かなかった事案が発生しました。泉大津市でも南海トラフ地震発生後、約95分で最大4.4mの津波が到達することが想定されています。また、昨年11月の大防災訓練では、67か所ある屋外スピーカーのうち1か所が故障していたことが明らかになりました。さらに、今年1月17日の阪神淡路大震災の日に実施した「第1回こども防災放送プロジェクト」では、市民アンケートで「聞こえなかった」が35.0%という結果が出ました。東日本大震災の教訓は、決して他人事ではありません。本市でも同じような課題に直面する可能性があります。この現実を真摯に受け止め、課題解決に向けた取り組みが必要です。
プロジェクトの目的:緊急情報を “確実に” 届ける
このプロジェクトの目的は、緊急情報を確実に地域住民に届け、迅速かつ適切な避難行動を促すことです。今回は、屋外スピーカーだけでは聞こえないことや故障することもあることを踏まえ、無線放送を音声や文字でスマホアプリ、電話・FAXに一斉に届けるシステムを活用します。また、災害協定を結ぶ地元FM局からも「こども防災放送」をお届けします。子どもたちの真剣な取り組みを通じて、防災意識を高め、地域全体の防災力向上を目指します。
再チャレンジの内容:防災放送の“多角化” スマホ、固定電話、ファックス、ラジオ放送、校内放送
1 防災無線放送
子どもたちの声で防災情報を発信し、地域住民の防災意識を高めます。
2 防災無線放送の補完(新規)
スマホアプリ、電話・FAXを使って、防災無線放送の内容を音声や文字で一斉に届けるシステムを活用。さらに、災害協定を結ぶFMいずみおおつとコラボしラジオからも放送します。これにより、誰もがどこにいても防災情報を確実に確認できるようにします。
(参考)
▼スマホアプリ登録者数 1,392名(令和7年2月1日現在)
登録方法はこちら
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kikikanri/kikikanri/jouhounyusyu/8083.html
▼電話・FAX防災情報配信サービス登録者数 613名(令和7年2月1日現在)
登録方法はこちら
http://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kikikanri/kikikanri/jouhounyusyu/13084.html
3 小津中学校の校内放送の活用(新規)
浜小学校に加え、小津中学校の校内放送にも防災無線放送を割り込ませる受信機を設置する予定です。両校は津波浸水想定区域に位置しているため、いち早く避難する必要があります。
4 小津中学校での防災放送クイズ(新規)
午後0時30分の放送終了後、Zoomを使って小津中学校の生徒を対象に「防災放送クイズ」を実施。防災無線放送が聞こえないときや故障したときに市がどんな対策を講じているかを学びます。クイズを通じてスマホアプリや電話・FAX防災情報配信サービスの使い方を知り、家族や地域の大切な人たちに広めます。
第1回こども防災放送:79.8%が 「今後も続けて欲しい」 と回答その一方でみえた課題
今年1月に実施した「こども防災放送」の市民アンケートでは「聞こえた」が65.0%でした。また、「子どもの声で心が温まる」「防災意識が高まる」「地域が活発になる」「児童が無線放送をする取り組みは良い」などの意見が多く寄せられ、「今後も続けて欲しい」の回答は79.8%でした。
子どもたちの声による防災放送が住民に好意的に受け入れられていることから、今後、月1回程度の実施や防災記念日など、定例的に導入を検討する価値があると感じています。
一方で「聞こえなかった」が35.0%、「放送内容が理解できなかった」が57.4%という課題もあります。これらの課題を解決するため、新しい対策も加え、プロジェクトの改善と定着を目指します。
[画像2:
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“今度はもっと、聞き取りやすいように” と何度も練習した読み原稿を手に意気込みを見せる浜小学校5年生の2人
スケジュール
令和7年3月11日(火)
▶午後0時時30分
屋外スピーカー、浜小学校と小津中学校の校内放送、スマホアプリ、電話、FAX、およびFMいずみおおつで一斉放送
▶午後0時32分~0時45分
小津中学校で防災放送クイズ
プレスリリース提供:PR TIMES
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記事提供:PRTimes