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血中タンパク質の解析による認知症リスク予測検査に関する論文が国際学術誌に掲載

NECソリューションイノベータ株式会社

血中タンパク質の解析による認知症リスク予測検査に関


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119440/36/119440-36-04e6e9efc29b12621bfbed77d2113f17-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 NECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:石井 力、以下「NECソリューションイノベータ」)とフォーネスライフ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:江川 尚人、以下「フォーネスライフ」)は、米国国立衛生研究所(National Institute of Health)、米国国立老化研究所(National Institute on Aging)、米国SomaLogic社、国立長寿医療研究センター、名古屋大学などと共同開発した末梢血中のタンパク質の解析による認知症リスク予測検査に関する論文が、国際学術誌『Alzheimer’s & Dementia』(注1)に掲載されたことをご報告します。
 尚、『Alzheimer's & Dementia』は、認知症やアルツハイマー病における幅広い最新研究や発見知識を幅広く伝えることを目的とした学術誌です。

 両社は、生活習慣病と関連があるとされる、認知症(注2)などの疾病発症リスクを予測し、生活習慣の改善を促すサービスである「フォーネスビジュアス」に、本検査を実装し、2022年10月から提供しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/119440/table/36_1_51e9393dc973da38f1d29c2bf0673cf2.jpg ]
【論文のサマリー】
- タンパク質測定技術(SomaScan(R))により、認知症の発症と高い関連を示した25種のタンパク質を特定し、それを基にした認知症リスク予測検査を開発- 米国および日本において、人種を越え検査が適用できることを確認- 20年以内の発症予測の精度が、従来の遺伝子型検査と同等以上であることを確認- 認知症の発症リスクは、加齢により一様に変化するのではなく、生活習慣の改善などでコントロールできる可能性を示唆
【研究の背景】
 認知症の患者数は世界的に上昇傾向にあります。(注3)また、疫学的な研究から、認知症は生活習慣や環境の影響が大きく、生活習慣病と関連があるとされています。発症前に個人が意識的に生活習慣等の改善に取り組むために、発症リスクを把握することが大切です。
 本研究チームは、認知症の発症リスクを予測することを目的に、アプタマー(注4)を活用して血中のたんぱく質を測定する技術(SomaScan(R))によって、認知症リスク予測検査を開発しました。
【研究の内容】
 米国ARIC研究(注5)に登録された、4つの地域の45~64歳の1万1千例以上の検体にSomaScan(R)を適用しました。その結果、認知症の発症と強い関連を示したタンパク質を25種に絞り込みました。これをもとに、認知症リスク予測検査を開発し、米国BLSA研究(注6)に登録された検体、および、日本のNILS-LSA研究(注7)に登録された検体で検査したところ、発症リスクの計測が可能であることを確認しました。
 また、発症リスクの値が一生変化しない従来の遺伝子型検査の結果と、認知症リスク予測検査の結果を比較したところ、同等以上の予測の精度であることが認められました。
 さらに、認知症発症リスクは加齢で増加するにもかかわらず、生活習慣の変化によって、一部の人々の認知症発症リスクが低減されていると推測されるケースが報告されました。


 NECソリューションイノベータとフォーネスライフは、日本各地の自治体において、住民の生活習慣改善により、将来の複数の疾病リスク低減に向けて取り組んでいます。今後さらに、幅広い分野の企業との連携や研究者との共同研究を強化し、血中タンパク質のデータや、生活習慣改善の経過および結果をビッグデータとして蓄積していくことで、ヘルスケア領域に新たな価値を生み出していきます。そして、健康寿命を延伸し、誰もが自分らしく生きられる社会を目指していきます。

                                           以上


論文情報
・タイトル
The Dementia SomaSignal Test (dSST): a plasma proteomic predictor of 20-year dementia risk
・著者
Duggan, M.R., Paterson, C., Lu, Y., Biegel, H., Dark, H.E., Cordon, J., Bilgel, M., Kaneko, N., Shibayama, M., Kato, S., Furuichi, M., Waga, I., Hiraga, K., Katsuno, M., Nishita, Y., Otsuka, R., Davatzikos, C., Erus, G., Loupy, K., Simpson, M., Lewis, A., Moghekar, A., Palta, P., Gottesman, R.F., Resnick, S.M., Coresh, J., Williams, S.A., Walker, K.A.
・掲載誌
Alzheimer's & Dementia: The Journal of The Alzheimer's Association
フォーネスビジュアス検査について
フォーネスビジュアス検査は、少量の血液(注8)から約7,000種類のタンパク質を一度に解析する世界初(注9)の技術を活用し、「将来の疾病リスク」と「現在の体の状態」を可視化するサービス(注10)です。事前の食事制限が不要かつ少量の採血のみによる検査手法となっています。

[将来の疾病リスク予測の範囲]
20年以内/5年以内(注11)の認知症発症リスク・4年以内の心筋梗塞/脳卒中の発症リスク・5年以内の肺がんの発症リスク・4年以内の慢性腎不全の発症リスク

[現在の体の状態]
耐糖能・肝臓脂肪・アルコールの影響・心肺持久力(最大酸素摂取量)・内臓脂肪・安静時代謝量

検査結果をもとに、保健師の資格を持つコンシェルジュとの面談を通して、一人ひとりに合った生活習慣改善メニューの提案を受けることができます。
「フォーネスビジュアス」について
個人向け:https://foneslife.com/
法人・自治体向け:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/fonesvisuas/



(注1)Alzheimer’s & Dementia…Alzheimer associationが発行する、国際学術誌
  https://alz-journals.onlinelibrary.wiley.com/journal/15525279
(注2)内閣府大臣官房政府広報室『政府広報オンライン』(2025.1)
  https://www.gov-online.go.jp/article/202501/entry-7013.html#fifthSection
(注3)WHO” Global status report on the public health response to dementia”(2021.9)
  https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/344707/9789240034624-eng.pdf
(注4)アプタマー…特定のタンパク質などの分子に結合するように作られた人工核酸
(注5)ARIC研究…アメリカの4つの地域住人を対象にした研究
(注6)BLSA 研究…ボルティモアおよびワシントン D.C. 地域在住住人を対象にした加齢についての研究
(注7)NILS-LSA 研究…日本の国立長寿医療研究センターが保有する老化に関する長期縦断疫学研究
(注8)2mLまたは5mLの採血。
(注9)米国SomaLogic社の約7000種類のタンパク質を一度に測定する世界初の技術
(注10)フォーネスビジュアス検査は医療機関の医師を通して提供します。
  また、健康保険の対象ではありません。医療機関の自由診療として実施されます。
(注11)5年以内の認知症発症リスクは65歳以上の方のみに提示します。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。


<本件のお問い合わせ先>
NECソリューションイノベータ デジタルヘルスケア事業推進室
E-Mail:pbdh-healthcare-contact@nes.jp.nec.com

フォーネスライフ
https://foneslife.com/contact/

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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