チームラボがアブダビの文化地区に新設する、1万7000平米の巨大アート空間「teamLab Phenomena Abu Dhabi」、2025年4月18日(金)オープン。
チームラボ
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共同プレスリリース:アブダビ文化観光局、Miral、チームラボ
[動画1:
https://www.youtube.com/watch?v=OU9eprvN79M ]
ティザー動画 「teamLab Phenomena Abu Dhabi」アブダビ, サディヤット文化地区 (C) チームラボ
アブダビ(アラブ首長国連邦)のサディヤット文化地区に総床面積17,000平方メートルの巨大なアート空間「teamLab Phenomena Abu Dhabi」(チームラボ フェノメナ アブダビ)が2025年4月18日(金)にオープン。
チームラボと、アブダビ文化観光局と、アブダビでの没入型のデスティネーションと体験を作り出すデペロッパー・ミラル社は、「teamLab Phenomena Abu Dhabi」(チームラボフェノメナアブダビ)を、サディヤット文化地区に、2025年4月18日(金)にオープンすることを発表。
総床面積17,000平方メートルに及ぶこのメガプロジェクトは、ミラル社の子会社であるミラル・エクスペリエンシズが運営します。teamLab Phenomena は、チームラボが提唱するコンセプト「環境現象」をテーマに、特異な環境下によって生み出される現象によって、作品群がつくられています。オープンに向けてチームラボは多数の大規模な作品を制作中で、この度、一部の作品を発表します。
teamLab Phenomenaの建築は、チームラボアーキテクツによってコンセプト策定と設計され、アブダビを拠点とするMZアーキテクツと共に実現されました。この建築は、展示が自由かつ有機的に変容する環境を提供する重要な役割を担っています。
「サディヤット文化地区は、遺産を守りつつ未来を見据えるアブダビのビジョンの証です。この文化地区は、時間と共にますます力を増す文化的多様性のメッセージを発信し、今日の世界において、世界とのつながりを創出、文化交流を促進し、地域、グローバル・サウス、そして世界を支える新たな考え方を育んでいきます。私たちは芸術表現の多様性を信じており、その意味でチームラボはアートとテクノロジーの境界を押し広げるアート体験を提供する理想的なパートナーです。共に、可能性を再定義し、視野を広げ、これまでにない方法で、より深いつながりを築いていきます。
teamLab Phenomena Abu Dhabiは、訪れるすべての人々の好奇心と想像力を呼び覚まします。アート、テクノロジー、自然が交差するこの場所で、驚きと創造性に満ちた世界が生み出されるのです。体験を通じて、アブダビをはじめとする世界中の、次の世代のことを考える人々やクリエイターたちにインスピレーションを与えることでしょう。」
ーアブダビ文化観光局 局長 モハメド・ハリファ・アル・ムバラク
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」のコンセプト
環境が生む現象、その現象が作品の存在。その存在群に没入し、環境と一体となる。
作品は、作品自体で存在できず、環境が現象を生み、その現象が作品の存在である。
これまで人間がつくってきたものは、石ころと同じように物質によって存在がつくられ、それ自体で安定的な構造をもつ。そのようなものとは違い、環境によって作品の存在がつくられる。
環境が現象を生み、環境がその存在の構造を維持する。その存在を環境現象と呼ぼう。
存在は、これまで存在を担っていた物質から解放され、日常的にありふれた空気や水、光なども特異な環境によって現象となり、その現象が存在となるだろう。そして、その存在の境界は曖昧で連続的である。人々が作品を壊したとしても、環境が維持される限り、作品は存在が維持される。逆に、環境が維持されない時、作品は消えてなくなってしまう。人々の意識は、存在そのものから環境に広がっていくだろう。
石ころは、外界から遮断され密封された箱に入れても存在し続けるが、生命は、そのような閉じた箱に入れられると存在を維持できない。生命もまた、環境によって維持されている存在である。
生命は、開いた世界の中で、連続する流れの中の奇跡的な現象かもしれないのだ。
展示作品(一部)
Levitation Void
[動画2:
https://www.youtube.com/watch?v=i3pBEbV5cfI ]
チームラボ《Levitation Void》(C) チームラボ
空間の中心部にエネルギーの秩序がある。エネルギーの秩序は、環境によって生まれ維持されている。
そして、エネルギーの秩序は、新たな存在を生む。
空中に静止したこの存在は、何かに吊られているわけではないし、自ら動力を持っているわけでもない。この存在は、物体の概念を超越し、地面でも天井でもない空中の中ほどに静止している。
人々がこの存在を強く押すと、大きく動き出し、時に地面に落ちる。しかし、自らの状態を修復するかのように、再びゆっくりと浮かび上がって空中に静止する。
環境と連続的であるエネルギーの秩序による存在は、環境によって成り立ち、環境とは切り離せない。
エネルギーの秩序による存在は、物質によって作られてきたこれまでの物体の概念を超越する。そして、構造は、生命のようにしなやかでやわらかく、環境が維持される限り、壊れても自らの状態を修復する。
質量のない太陽と闇の太陽
[動画3:
https://www.youtube.com/watch?v=WZJ6USpl4Qw ]
チームラボ《質量のない太陽と闇の太陽》 (C) チームラボ
私たちは、見ている世界を認識しているのではない。私たちは、認識している世界を見ている。
無数の光の球体群。人々が光の球体に触れようとすると、強く輝き、周辺の球体も次々と呼応し連続していく。
視野を広げてじっと見ていると、闇が凝固したかのような闇の塊の球体群も現れはじめる。
しかし、これらの光と闇の球体群は存在しない。闇の球体群は、カメラにすら写らない。
光の球体表面にガラスなどの物質は何もなく、この球体は光だけでできている。物質的な境界面はなく、球体と身体との境界の認識は曖昧である。
しかし、この宇宙では、光は凝固せず、光だけで球体状の塊になることはない。つまり、この光の球体は存在しない。
この球体は、物理世界には存在せず、認識世界に存在する彫刻「Cognitive Sculpture / 認識上の彫刻」。
マテリアルは、光と環境、そして身体と認識。体験者自らの動的な身体と認識によって形作られ、体験者自身の認識世界に出現し、存在する彫刻。
認識上存在する時、それは存在である。
そして、球体はそれ自体では認識世界にすら存在できず、環境が生み出している。環境がつくる現象が、作品の存在である。
その他の展示作品(一部)
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-0cc79a8fc6bc9a4d9cd05e2ae851399a-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) チームラボ
空間の形、人々の存在によって、流れは変化し、線は描かれる。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-fdac825378c6f5ecd2ca0294cdb11102-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) チームラボ
Flow, vortex, cycleをテーマにした作品。流れの軌跡によって空間上に線を描いている。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-e87ff5533afabd532435da94c7deb2d1-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) チームラボ
数十万の鳥の群れの動きは、美しく神秘的で、まるで一つの巨大な存在のようにも見える。その群れの動きの生理学的なメカニズムは謎に包まれているが、一つの存在のように感じるということは、直感的に、そこに時空間的な構造があるようにも思える。構成要素が時間的空間的に離れていても、強い存在になりえるような、新たな時空間的姿形の宇宙。
[画像4:
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(C) チームラボ
連続性と存在をテーマにした作品。
[画像5:
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(C) チームラボ
Ovoid(卵形体)が敷き詰められた水の庭園である。
Ovoidは人に押されると、その光を強く輝かせ音色を響かせ、自ら立ち上がる。周辺のovoidも次々に呼応し、同じ光を輝かせ、同じ音色を響かせ連続していく。
[画像6:
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(C) チームラボ
空間は、高低差のある立体的な地形でできており、水の水位が時間と共に移り変わり、水のない陸地の形状が変わる。人々は水の中に入り歩く。
[画像7:
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(C) チームラボ
人々と共鳴していく浮遊ランプ。
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-9e000eae73e540322e3bb902033b25b3-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) チームラボ
「群蝶図」。群蝶は人々の足元と壁に触れた手から現れ、空間の中を舞う。
[画像9:
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(C) チームラボ
自律抽象画。
点は固有の明滅と色相の周期を持つ。近い点同士は、互いに引き込み現象を起こし、近い点同士の明滅のリズムと色相が近づいていく。人々が点に触れると、点の明滅と色相のリズムが変化しバラバラになるが、近い点同士はまた引き込み現象を起こしていく。
[画像10:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-74b032c31450690531ccc37050cc8eed-3900x2756.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) チームラボ
人々が描いた生き物たちの1つの生態系。
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の建築
[画像11:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7339/1085/7339-1085-552e272457b9845cc77928f57bff804d-1480x832.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C) DCT Abu Dhabi, Miral
チケットは、2月25日(火)より以下のサイトで販売を開始。
https://www.teamlababudhabi.com/
成長し続けるサディヤット文化地区
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、アブダビのサディヤット文化地区に新しくできる重要な施設であり、サディヤット文化地区は完成後には著名な文化教育機関が集まる世界で最も大きな集積地となります。この地区は、ダイナミックな空間を通じて、体験・イベント・展示・コレクションなど様々な文化的交流や知識・文明の創造的な相互作用を促進します。
サディヤット文化地区にはすでに、アラブ初の初めての全世界を対象として美術館であるルーヴル・アブダビや、アブダビの最も重要な文化イベントの二つであるアブダビ・アートとアブダビ・カルチャー・サミットを含む主要なアート展示を開催するマナラット・アル・サディヤット・コミュニティセンター、世界的に著名な音楽・舞台芸術・教育プログラムを提供するバークリー・アブダビなどがあります。さらに、サディヤット文化地区には、UAE(アラブ首長国連邦)の国立博物館であるザイード国立博物館、地球上の生命の歴史と宇宙の起源を語るアブダビ自然史博物館、世界中の文化やトレンドの多様性を反映した近現代アートの国際的なコレクションを展示するグッゲンハイム・アブダビが加わる予定になっており、2025年4月18日には「teamLab Phenomena Abu Dhabi」もオープンします。
teamLab Phenomena Abu Dhabi
アブダビ, サディヤット文化地区
https://www.teamlab.art/jp/e/phenomena/
#teamLabPhenomena
2025年4月18日(金)オープン
チームラボとは
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。詳細については、
https://www.teamlab.art/jp/をご覧ください。
アブダビ文化観光局 (DCT Abu Dhabi) について
アブダビ文化観光省(DCTアブダビ)は、アブダビの文化・観光分野と創造産業の持続可能な成長を推進し、経済的進展を促し、アブダビのグローバルな野心の達成に貢献しています。
アブダビを世界的な主要な目的地として位置づける組織と連携しながら、DCTアブダビはエミレーツの可能性を共有するビジョンのもと、エコシステムを統一し、努力と投資を調整し、革新的な解決策を提供し、文化と観光産業を支援するために最良のツール、政策、システムを活用しています。
DCTアブダビのビジョンは、エミレーツの人々、遺産、風景によって定義されています。私たちは、アブダビが本物の体験、革新、比類のない体験を提供する場所としての地位を強化するために働いており、その象徴として、ホスピタリティの生きた伝統、先駆的な取り組み、創造的な思考を代表しています。
アブダビ文化観光省およびサディヤット文化地区に関する詳細については、
dct.gov.ae;
scdabudhabi.ae;
abudhabiculture.aeをご覧くだださい。
サディヤット文化地区について
サディヤット文化地区は、世界の主要なグローバル・デスティネーションの一つであり、博物館や教育機関、文化施設を通じて多様な文化を結集し、知識と理解を育む場所です。サディヤット文化地区を代表する博物館は、自然史、文化遺産、現代的な創造的表現を網羅しており、これらの施設は、アラブ首長国連邦、世界、そして何千年にもわたり創造性と革新を育んできたつながりの物語を共に語ります。
サディヤット文化地区は、文化的対話の場であり、知識の創造の中心地として、地元、地域、そして国際的な訪問者を引き寄せ、世界に持続的な影響を与える場所です。
Miralについて
ミラルは、アブダビで没入型のデスティネーションと体験を創造するリーディングカンパニーであり、レジャー・エンターテインメント産業の成長と都市の経済多様化に貢献しています。世界中から訪れる人々を引き付け、忘れられない思い出を作り出す没入型デスティネーションと体験を考案、創造、運営、管理し、エミレーツの観光ビジョンと成長の実現を加速させています。
ヤス島の開発を担当し、サディヤット島のデスティネーションマネジメント戦略を監督するミラルのポートフォリオは、エンターテインメント、レジャー、文化、スポーツ、ダイニング、リテール、ホスピタリティ体験を網羅しており、地元住民と国際的なゲストの両方に数百万回の記憶に残る瞬間を提供することを目指しています。これには、アブダビのシーワールド・ヤス島、アブダビのフェラーリ・ワールド・ヤス島、アブダビのワーナー・ブラザース・ワールド(TM)・ヤス島、アブダビのCLYMB(TM)、アブダビのヤス・ウォーターワールド、ヤス・マリーナ、UAE最大の屋内多目的施設であるエティハド・アリーナを擁するヤス・ベイ・ウォーターフロントなどが含まれます。さらに、ミラルはヤス島とエミレーツ全域でいくつかのプロジェクトを開発中であり、これにはteamLab Phenomena Abu Dhabi、アブダビ自然史博物館、ワーナー・ブラザース・ワールド・アブダビ内のハリー・ポッター・テーマパークなどが含まれます。
ミラル・グループは、ユニークな目的地を推進するミラル・デスティネーション、世界クラスの受賞歴のある没入型体験を運営するミラル・エクスペリエンシズ、そしてヤス島全域のF&B、リテール、マリーナ、ホスピタリティ物件を運営・管理するヤス・アセット・マネジメントの3つの子会社を擁しています。詳細については、
www.miral.aeをご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES
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記事提供:PRTimes