SUPWAT、製造業のエンジニアリングチェーンを最適化するDXプラットフォーム「WALL」を大型アップデート
株式会社SUPWAT
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~従来の約50%のデータ量で高精度な機械学習モデリングが可能に。認証システムの刷新および分析結果の可視化機能を強化しUXを大幅に改善~
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製造業のエンジニアリングチェーン※を最適化するDXプラットフォーム「WALL」を展開する株式会社SUPWAT(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:横山 卓矢、以下、SUPWAT(スプワット))は、「WALL」の大型アップデートを実施し、2025年2月26日(水)より、新機能の実装を開始いたしましたので、お知らせいたします。この度のアップデートにより、「WALL」において、従来の50%の少量のデータで同精度の機械学習モデリングの実現が可能となりました。また、認証システムの刷新によりセキュリティおよびユーザビリティが向上した他、性能予測の分析結果をヒートマップやグラフなどで直感的に表示することが可能となり、UXが大幅に改善されました。
SUPWATが開発・提供を進める「WALL」は、製造業のエンジニアリングチェーンにおける技術開発・設計・生産技術工程に特化して開発されたプラットフォームであり、エンジニアリング業務における実験および解析サイクルを、効率化・高速化、形式知化し、エンジニアリングチェーンのDXを実現するプロダクトです。データとAI等の先端技術を駆使した高度なモデリングにより、複数の制約条件下でのパラメータ最適化をはじめ、影響度分析や性能予測などを容易に実験や解析に利用することが可能となります。これまで、勘と経験に頼り莫大な時間とコストをかけて実施されていた実験・解析時の試行錯誤を、「WALL」の活用により効率化することでエンジニアリング業務の高速化を図ります。また、実験や解析における試行錯誤の結果をプラットフォーム上に保存することができるため、暗黙知であった個人の勘や経験を形式知化し、チーム内で共有することでプロジェクトを効率化することも可能です。さらに、AIにより開発や設計の条件・組み合わせなどを新たに発見することが可能となるため、技術開発および設計の高度化にもつながります。2021年の提供開始以降、自動車メーカーや自動車部品メーカーを中心に製造業界の大手企業に導入を頂いており、「WALL」の活用により、研究開発工程の実験・解析時間を60%超削減することも実証されています。
この度の大型アップデートは、「WALL」のユーザー体験を向上させ、より効率的に利用いただくべく、認証機能、機械学習モデリング機能、分析結果の表示機能を大幅に改善いたしました。
各機能のアップデートの詳細は以下の通りです。
◼️ 認証機能の刷新
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従来は、「WALL」のアカウントの証明書に紐づくPCからのみログインできる仕様でしたが、この度のアップグレードにより、メールアドレスによるシングルサインオン(SSO)に対応したログインが可能となったことで、複数拠点における利用時にも煩雑な手間がなく「WALL」を利用いただけます。また、IPアドレス制限にも対応しており、セキュアなネットワークアクセスが可能となりました。
◼️ 機械学習モデリングの高度化
「WALL」における機械学習モデリングに際して、ブートストラップ法を採用することで、精度を担保した上で従来の約50%(最大)の少量データでモデル構築が可能となりました。製造業のエンジニアリングチェーンにおいては、データの収集において自動化が進んでいないこと、また、試作段階で実施されるテストが少ないため実験データが不足している上に、データを記録するためのフォーマットが統一されていないこと等から、モデリングに活用するデータ量が充分でなく、多くの企業にとってデータ整備が課題となっています。新たに追加したモデリングオプションの活用により、少量の実験・品質データを有効に活用した上で、統計的に信頼性の高いモデルの構築が可能となりました。
◼️ 分析結果の可視化機能の強化
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従来、「WALL」を活用したパラメータ最適化および影響度分析では、どなたにでも直感的に分析結果を理解いただけるよう、分析結果をヒートマップで表示できる機能を実装しておりましたが、この度のアップデートにより、性能予測についても数値をヒートマップおよびグラフに変換して表示することが可能となる可視化機能を実装いたしました。本機能により、分析結果を用いた意思決定が促進されることが期待されます。
SUPWATは、多くのエンジニアリングチェーンの現場で「WALL」を活用いただけるよう引き続き機能改善等を進め、ビジョンとして掲げる「知的製造業の時代を創る」べく、製造業界へのインフォマティクス技術の導入を推進し、エンジニアリングチェーンのDX推進を図ってまいります。
※エンジニアリングチェーン:製造業における設計部門を中心とした製造プロセスの一連の流れを指します。企画や受注から始まり、設計、製造準備、製造、保守保全等まで、設計を中心とした一連の業務プロセスです
■株式会社SUPWATについて
SUPWATは、「知的製造業の時代を創る」をビジョンに掲げ、製造業のエンジニアリングチェーンを最適化するDXプラットフォーム「WALL」の開発・提供を行なう製造テックベンチャーです。製造業のエンジニアリング業務である、研究開発・設計・生産技術開発等の業務工程においては、実験や解析の試行錯誤に莫大な工数がかかっており、また、いまだに熟練者の知見が形式知化されておらず、人の勘と経験に頼らざるをえない点が課題となっています。SUPWATは、2019年の創業時より、製造業のエンジニアリングチェーンにおける課題をAIをはじめとしたテクノロジーで解決すべく、エンジニアリング業務の実験および解析のサイクルを効率化・高速化、形式知化する「WALL」の開発に取り組んでいます。すでに、売上数百億円規模の自動車、自動車部品、素材、化学メーカーなど、多種多様な製造業のエンタープライズ企業に導入をいただいております。
社名:株式会社SUPWAT
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
設立:2019年12月
資本金:66,000,000円(2024年2月末時点)
代表者:代表取締役CEO:横山卓矢
事業内容:製造業のエンジニアリングチェーンを最適化するDXプラットフォーム「WALL」の展開
URL:
株式会社SUPWAT
https://www.supwat.com/
WALL
https://cs.supwat.com/プレスリリース提供:PR TIMES
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記事提供:PRTimes