株主優待と配当金に関する調査結果を発表
マネックス証券株式会社

~個人投資家の約8割が株主優待が投資のモチベーションになると回答~
マネックス証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:清明祐子、以下「マネックス証券」)は、株主優待の権利をもらえる企業が1年で一番多い3月を迎え、株主優待と配当金に関する意識調査を実施いたしました。本調査はマネックス証券に口座を保有している方を対象に行い、計7,994名の回答を得ましたのでその結果を公表いたします。
【調査結果要旨】
・株主優待が日本独自の制度であることを知らなかった投資家が約4割。(1-1)
・8割以上が株主優待がもらえる銘柄を保有。日本の上場企業の約4割が株主優待を導入しているため、
個別株保有者の80%以上がその中の企業のどこかに投資をしている。(1-2)
・個人投資家の約8割が株主優待が投資のモチベーションになると回答。(1-3)
・個別株投資をしている個人投資家の92%が配当金を受け取ったことがあり、高配当を理由に銘柄を
選んだことのある個人投資家も76%。(1-6、1-7)
・配当金の使い道は3/4が再投資。(1-8)
【1.アンケート調査結果】
1-1 優待制度認知
[画像1:
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株主優待は日本独自の制度なのですが、36%の個人投資家がその事実を知らないということが分かりました。独自の制度であるという認知は昨年から変化しておらず、新しく株式投資を始めた個人投資家などにはまだまだ認知拡大の余地はありそうです。
1-2 株主優待銘柄の保有有無
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1-3 株主優待の投資モチベーションへの影響度
[画像3:
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1-4 株主優待目当てでの銘柄保有
[画像4:
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アンケートに回答した個人投資家のうち、82%が株主優待がもらえる銘柄を保有しています。上場企業の約4割が株主優待を導入しており、株主優待制度導入企業の数は2024年に過去最高となりましたが、個別株保有者の80%以上がその中の企業のどこかに投資をしているという状況となっています。また、79%の個人投資家が「株主優待が投資のモチベーションになる」と回答しており、株主優待目当てで銘柄を選んだことのある個人投資家も76%いることから、日本の個人投資家にとって、株主優待は投資行動に大きな影響を与えていることが分かります。
1-5 もらってうれしい株主優待(複数回答)
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株主優待のある銘柄を保有したことのある個人投資家のうち、優待券が最も支持を得る株主優待となりました。金券と自社製品がそれに続く形となっており、これらの優待を期待して個別銘柄への投資が行われていることが伺えます。その他では「米」「地域の名産品」などが多く挙がりました。特に「米」という回答は増えており、昨今のコメ不足に関する報道が起因していることが考えられます。
1-6 配当金受け取り有無
[画像6:
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1-7 高配当銘柄の選定モチベーション
[画像7:
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個別株投資をしている個人投資家の92%が配当金を受け取ったことがありました。配当金をもらえることが、投資を辞めずに続けていく鍵となっていることが伺えます。また、高配当を理由に銘柄を選んだことのある個人投資家も76%いるという結果となりました。
1-8 配当金の使い道
[画像8:
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1-9 配当金の使い道(年代別)
[画像9:
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受け取った配当金は75%が再投資に回しており、生活費などで使ういわゆる「配当金生活」をしている個人投資家は2割程度ですが、配当金生活者は年齢が上がるとともに増加しており、資産をしっかり「使う」ことも意識しながら投資をしている個人投資家の行動傾向が見て取れます。その他では「使い道を気にしていない」「配当金が少ないので口座内でそのまま」というコメントが多く見受けられました。
1-10 株主優待VS配当金
[画像10:
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株主優待と配当金は「どちらも欲しい」という回答が61%でしたが、「配当金がいい」という投資家が31%と、「株主優待がいい」の5%を大きく引き離しました。株主優待はもらえる数量に上限があるため、株式を多く保有する場合は株主優待よりも、持ち株に応じて多く受け取れる配当金の方がありがたい、と認識されているのでしょう。
「株主優待を家族用にして、配当金は自分の再投資用にしている」という個人投資家や、「地方在住なので株主優待だと恩恵を受けられる企業が少ない」「自分の生活圏内で活用できる株主優待がない企業は配当金の方がうれしい」というコメントも見受けられました。株主優待には、日常の生活圏が大きく影響していることもわかります。
1-11 つなぎ売り認知
[画像11:
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つなぎ売りとは、保有している株式の値下がりが予想される際に、現物株式を売却せずに信用取引で空売りすることです。価格の変動リスクを抑えて株主優待を取得できるのですが、手法を知っている人は37%にとどまりました。安定した取引のために、この手法を広めていく余地が大きいと感じています。
1-12 2025年年末予想
[画像12:
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年末に向けての日本株と米国株の予想を聞いたところ、全ての項目に回答が分散する結果となりました。トランプ政権の影響が読みにくくなってきていることや、そこに日経平均株価がひきずられている状況を見て、個人投資家が独自に予想、判断をすることがどんどん難しくなっているのではないでしょうか。
【2.マネックス証券での人気銘柄】
マネックス証券の2024年度に取引された日本株銘柄を調査しました。
[2-1、2-2、2-3]
取引人数が多かった銘柄を、株主優待あり、単元未満株(ワン株)で株主優待ありでそれぞれランキング形式で発表します。
対象:日本株(個別株) ※2-3はワン株の取引のみを集計
検証期間:2024年4月1日~2025年2月28日の取引
[2-4、2-5]
課税口座、NISA口座合算で取引人数が多かった銘柄を、日本株、米国株でそれぞれランキング形式で発表します。
検証期間:2025年1月~2月の取引
2-1 【男性】株主優待のある銘柄人気ランキングTOP10(口座数ベース)
[画像13:
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2-2 【女性】株主優待のある銘柄人気ランキングTOP10(口座数ベース)
[画像14:
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株主優待のある銘柄では、男女ともに配当利回りが高い銘柄が上位にランクインていますが、特に女性の人気銘柄には東京ディズニーリゾートの1デーパスポートがもらえるオリエンタルランドや、買い物をすると3~7%キャッシュバックされる優待がもらえるイオンといった銘柄もランクインしており、生活の延長線で接点のあるような企業の銘柄の保有傾向がうかがえました。
2-3 単元未満株(ワン株)で株主優待がある銘柄人気ランキングTOP10(口座数ベース)
[画像15:
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株式の保有数が単元未満でも、株主優待を受けられる銘柄があります。マネックス証券の単元未満株取引(ワン株取引)では金券や、幅広い内容で割引を受けられる優待銘柄が選ばれており、実績配当利回りも高いものが多くランクインしました。マネックスグループは2025年3月31日を基準日としてワン株からの株主優待を実施することを発表しており、ワン株での銘柄保有が増加していることが分かります。
2-4 日本株銘柄人気ランキングTOP10(口座数ベース)
[画像16:
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2-5 米国株銘柄人気ランキングTOP10(口座数ベース)
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日本株の取引では景気の動向に業績が左右されにくいディフェンシブ銘柄や高配当銘柄が多く見られます。一方で米国株は高配当もありますが、マグニフィセント・セブンなど、値上がり期待の高いハイテク関連株が多く、日米の市場で投資傾向が異なっていることがうかがえます。
■マネックス証券の株主優待ページ
マネックス証券のウェブサイトには、株主優待の紹介ページがあります。株主優待の説明、注意事項、つなぎ売りや貸株サービスについての紹介も掲載しており、株主優待の検索ができるページもご用意しています。
毎月、その月の注目すべき株主優待銘柄をピックアップして紹介、解説するページも公開しています。
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詳しくはマネックス証券ウェブサイト(
https://info.monex.co.jp/yutai/index.html)
をご覧ください。
■調査概要と回答者の属性
調査方式:インターネット調査
調査対象:マネックス証券口座保有者
回答数: 7,994(うち、日本株(個別株)保有者6,336)
調査期間:2025年3月14日(金)~3月17日(月)
以上
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記事提供:PRTimes