「ALTRAIL」-デザインと機能が融合した新しい手すり
TSUGI DESIGN 合同会社

建築と当事者の視点から生まれた、暮らしに寄り添うインクルーシブデザイン
報道関係各位
2025年3月吉日
企業名:TSUGI DESIGN合同会社
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-6bbe2d040167764ad3e3b30043ea6970-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ALTRAILのある部屋
私たちは、当事者の視点を活かしたインクルーシブデザインの実践を進め、建築からプロダクトへと新たな領域に挑戦しました。福祉・介護の現場でのリアルな課題をデザインで解決し、高い意匠性と機能性を両立した製品を開発。2024年12月より正式に市場投入し、より多くの方々に新しい選択肢を提供します。
【商品HP】
https://altrail.jp/
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-63aad63b974d549e5bcb79ffc09af956-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
共同代表 高橋吉昭
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-2633bdeea22e5445ca4ac387bca8ef23-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
共同代表 高木舞人
障がい者と健常者の境目をなくしたい
私たちの人生は、予測できない出来事の連続です。2018年、共同代表の高橋は急な脳梗塞により右半身が麻痺しました。もう一人の代表、高木は約30年前の交通事故の後遺症により、2020年に右ふくらはぎの手術を受け、一時的に寝たきり状態になりました。
それまで建築に携わってきた私たちでしたが、障がいを持つ当事者となったことで、街の見え方が一変しました。「横断歩道を渡るのは命がけ」「勾配のある道の点字ブロックは歩きづらい」「施設の階段の手すりは奪い合い」-そんな日常の障壁を痛感する中で、福祉用具の選択肢の少なさにも疑問を持ちました。「なぜ、もっとデザイン性が高く、使いたいと思えるものがないのか?」 そうした思いが、ALTRAIL開発の原点となりました。
デザイン性がありつつ、身体を支えるものを
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-3c4d9e0aef0d89ef93e2706ad3f29840-3900x2602.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
絵を飾ってみたり、棚をつけてみたり
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-87dd16751675f066b29e16e07f023e1c-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
手すりを外してテーブルをつけてみたり
「歩くときに身体の支えになる、デザイン性の高いものが欲しい」--そんな率直な思いが募っていたある日、車椅子の医師・熊谷晋一郎氏の「自立は、依存先を増やすこと」という言葉に出会いました。その言葉に共感し、私たちは「必要なものがないなら、作るしかない」と決意。2022年、本格的に商品開発を開始しました。
福祉用具製造会社のアドバイスを受けながら、既存の手すりの問題点を洗い出しました。「補強板なしで取り付け可能」「強度があり、デザイン性を損なわない」「手すりにプラスアルファの機能を持たせる」--そんな理想を形にするために試行錯誤を繰り返しました。
金型を極力作らず、異業種と協働する
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-2594383393c6aa677cf7be5cb18756e2-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
数々のモックアップ
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-8b7f9c123664ccab728f3088d329b8bd-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3Dプリンターで試作を繰り返す
製造業の知識がなかった私たちにとって、最初の壁は金型製作でした。通常、金型を作るには1,000万円ほどのコストがかかります。しかし、それでは開発初期の負担が大きすぎると判断。そこで、「金型を使わない製造方法」を模索することにしました。
手すりの各パーツを分解し、それぞれを専門の企業に依頼する方法を採用。3Dプリンターを活用しながら、レール、カバー、ブラケットなど何十パターンもの試作を繰り返しました。そして、地域のものづくりの力を活かし、東大阪市や岡山、和歌山の協力会社と連携。こうして金型不要の製造体制を確立しました。
ライフスタイルの変化に寄り添う手すり
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-dc424dca22e8ccb265706f39429e9dde-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ALTRAILのある生活
障がいの有無にかかわらず、人の身体は変化し続けます。利き手や身長の違い、加齢による衰え--それぞれに最適な形があるはずです。そこで、ALTRAILは「手すり」という概念を超え、ライフスタイルの変化に対応できるデザインを採用しました。
例えば、
・ 子どものつかまり立ちから、高齢者の歩行補助へ。
・ 必要がなくなったら、棚やハンガー、照明などに転用可能。
このように、一度取り付けたら終わりではなく、使い方を変えながら長く愛用できる「手すりの進化形」を目指しました。
境界を越える「ALTRAIL」
「ALTRAIL」は、障がい者と健常者、子どもと高齢者、手すりと家具--あらゆる境界を越えることを目指しています。これまでの常識にとらわれない、自由な発想で生まれたプロダクトです。
2024年末より、パラマウントケアサービス株式会社のカタログに掲載され、一般販売が開始されました。これからも、使う人それぞれのライフスタイルに寄り添いながら、さらなる進化を遂げていきます。
TSUGI DESIGN合同会社
建築設計事務所出身の二人が病気や事故での経験により、当事者の視点から福祉・介護にとらわれない、デザイン性や機能性を満たし、多様な人々の暮らしに寄り添い、心地よい空間を実現するプロダクトや空間の企画・開発・設計に取り組んでいます。
【会社概要】
企業名:TSUGI DESIGN合同会社
本社所在地:大阪市中央区島町1-1-1 島町ビル9F
共同代表:高橋 吉昭
共同代表:高木 舞人
事業内容:インクルーシブデザイン、空間デザインおよびプロダクトの企画・開発・販売、および各種コンサルティング
設立: 2023年5月10日
商品HP:
https://altrail.jp/
カタログ掲載:
https://www.paramount-careservice.jp/catalog/jyutaku-vol8/index.html#target/page_no=3
[画像9:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159622/2/159622-2-59038849a898d41e99906756a2e52a86-634x200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]TSUGI DESIGN合同会社
建築設計事務所出身の二人が病気や怪我により、様々な「障がい」や「障壁」を経験しました。当事者であるから・あったからこそ感じた「壁」や「境界」をどのように乗り越えることができるのか? そのような思いから、建築設計や都市計画の知見や経験を活かして、プロダクトや空間デザインや様々な「領域」をまたぐデザインソリューションを提供しています。
報道関係の方からのお問い合わせ先
TSUGI DESIGN 合同会社
担当:高橋
TEL:会社 06-6809-6109
携帯 090-9864-9603
MAIL:info@tsugi-design.jp
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes