株式会社クラーチによる株式会社JALUXトラストのシニア事業簡易吸収分割の完了に関するお知らせ
株式会社ユカリア

株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢 英生、以下「ユカリア」)の完全子会社である株式会社クラーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鮫島 智啓、以下「クラーチ」)が、株式会社JALUXトラスト(本社:東京都大田区、代表取締役社長:半田 浩一、以下「JALUXトラスト」)のシニア関連事業を簡易吸収分割により取得することにつき、本日クロージングに必要な要件が充足され、取引が完了いたしましたのでお知らせします。
なお、本件については、任意で開示するものであることから、一部事項について記載を省略しております。
1.事業取得の背景及び理由
急速に高齢化が進む日本においては、住まい、医療、生活支援・介護予防、介護を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築が喫緊の課題となっています。特に、医療を必要とする要介護者に対しては、医療と介護が連携を強化し、病院を退院した後も継続的なケアを提供できる環境を整備することが求められています。また、自宅で暮らす虚弱高齢者にとっては、身の回りの生活支援や適切な運動等による健康増進と介護予防が重要であり、地域団体や事業法人による積極的な支援が不可欠となっています。
そのような状況の中、ユカリアでは、「ヘルスケアの産業化」というビジョンのもと、「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」というミッションを掲げ、各種事業の成長と融合を通じて独自の地域包括モデルを構築することを目指しています。またクラーチでは、「100年ワクワクできる人生を。」というビジョンのもと、東京都・神奈川県・千葉県の12か所で有料老人ホームを運営し、高齢者が前向きに人生を楽しみ、住み慣れた地域で安心して暮らせる住まいと介護サービスを提供しています。
そのなかで、JALUXトラストが運営するサービス付き高齢者向け住宅及びデイサービス事業と、ユカリアの提携医療法人を連携させることでシームレスな地域包括的ケアシステムの実現が期待できることから、ユカリアの完全子会社であるクラーチがJALUXトラストのシニア関連事業を簡易吸収分割により取得することといたしました。
2.主な取り組み
ユカリアグループは、簡易吸収分割によるJALUXトラストのシニア関連事業取得により、医療と介護の連携をより一層強化し、サービス付き高齢者向け住宅の入居者、病院の患者、さらには地域の高齢者の方々が、継続的にケアが受けられ、適切な運動等による健康増進ができるサービスの提供をクラーチの運営のもとに実現します。
具体的には、サービス付き高齢者向け住宅「ソルシアス佐倉」から徒歩3分(約210m)にあるユカリアの提携医療法人である医療法人社団愛信会「佐倉中央病院(千葉県佐倉市栄町)」との協力医療体制を強化することで、入居者への訪問診療の充実や急変時の迅速な医療対応を可能にします。また、病院を退院する患者の在宅復帰に向けては、必要に応じて「ソルシアス佐倉」での暮らしを提案し、退院後も安心して継続したケアが受けられる環境を提供します。
また半日型デイサービス「ソルシアス・フィットネス佐倉」も「佐倉中央病院」から徒歩3分(約200m)にあることから、双方の連携強化により、リハビリ等で通院をしている患者に対して、フィットネス型の運動プログラムも提供することで、運動機能の早期改善につなげていきます。さらに、1日型デイサービス「ソルシアス佐倉デイリハ」では、運動、創作活動、昼食及び入浴等の介護サービスを提供しており、病院を退院後の要介護者には自宅を離れて楽しく過ごせる場を提供し、日々介護をしているご家族には日中レスパイトできる時間の確保に貢献します。
加えて、本取り組みにおける介護DXについても積極的に推進し、サービスの品質向上と医療・介護の情報連携をよりシームレスにする体制を構築します。そして、顧客の医療・介護に関する情報の多職種での共有、一人ひとりに適したケアの提供に寄与するともに、従業員の業務効率化による生産性向上や、将来にわたる持続可能な医療・介護サービスの提供につなげます。
ユカリアグループは本吸収分割による事業取得を契機に地域包括ケアシステムのモデルケースを構築し、他の地域においても同様の連携を促進していくことで、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の仕組み作りに貢献してまいります。
3.吸収分割の要旨
(1) 会社分割の日程
効力発生日 2025 年4月1日
※本吸収分割は、会社法第 796 条第 2 項に定める簡易吸収分割に該当するため、クラーチの株主総会の決議を得ずに行います。
(2) 会社分割の方式
クラーチを承継会社とし、JALUXトラストを分割会社とする吸収分割方式となります。
(3) 会社分割の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
(4) 会社分割による事業取得に伴い増減する資本金
本吸収分割による事業取得に伴い、クラーチの資本金の変更はありません。
(5) 当社が承継する権利義務
承継会社であるクラーチは、本会社分割に際して締結した吸収分割契約書の定める範囲において、対象事業に関する資産、債務、契約及びその他権利義務を承継します。
4.本吸収分割の当事会社の概要
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5.承継対象施設
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6.承継する部門の経営成績、並びに資産、負債の項目及び金額(2025年3月末見込み)
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7.本吸収分割後の状況
本件吸収分割による今期のユカリアの連結業績に与える影響については軽微であります。
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes