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ガザはパレスチナ人と援助従事者の「集団墓地」──今すぐ停戦の回復を

国境なき医師団

ガザはパレスチナ人と援助従事者の「集団墓地」──今す


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4782/734/4782-734-b67ea4de34314b1cf52278244fbc5777-760x507.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
避難先からガザ北部のベイトラヒアへ移動する家族=2025年2月17日 (C) Nour Alsaqqa/MSF

パレスチナ・ガザ地区でイスラエル軍は、空、陸、海からの軍事攻撃を再開、拡大し、人びとを強制的に移動させるとともに、必要な援助を妨害している。これにより、再びパレスチナの人びとの多くの命が失われている。一連の攻撃は、ガザで働く人道援助従事者や医療従事者の安全をも無視するものだ。

国境なき医師団(MSF)はイスラエル当局に対し、非人道的なガザ封鎖を直ちに解除し、パレスチナの人びと、人道援助スタッフ、医療関係者の命を守るよう求める。そして全ての紛争当事者に対し、停戦の回復と維持を求める。
援助従事者への攻撃、第三者の調査が不可欠
MSFのガザ緊急対応コーディネーター、アマンド・バゼロールはこう訴える。

「ガザは、パレスチナ人とその支援に来る人びとの『集団墓地』と化しています。今も破壊と住民の強制移動は繰り返されています。安全な場所はありません。不安定な情勢と危機的な物資不足の下で、人道援助は困難を強いられ、人びとは支援を受けられずにいます」

ガザ保健省によれば、2023年10月以降、5万人超の命が奪われ、その3分の1近くが子どもだ。今年3月18日に攻撃が再開されて以来、地元当局によれば1500人超が死亡している。

国連によると、2023年10月以降、少なくとも409人の援助従事者が殺害された。そのほとんどはガザでの人道援助の主要な提供者である国連パレスチナ難民救済事業機関(UNWRA)のスタッフだ。MSFでは、この半月ほどの間に亡くなった2人を含め、2023年10月から11人のスタッフが殺害された。その中には勤務中に殺害された者もいる。

3月30日にはガザ南部のラファで、15人の救急隊員の遺体と救急車が発見された。彼らは3月23日、砲撃に巻き込まれた民間人を助けようとしたところをイスラエル軍に殺害された。公にされた証拠によれば、隊員とその車両には認識可能なマークが付けられており、これはイスラエル当局による当初の主張を覆すものだ。

MSFフランス事務局長のクレール・マゴンは「今回の援助隊員の殺害は、イスラエル軍が人道・医療従事者の保護を無視する意図があることを示す新たな例です。イスラエルにとって最も近しい同盟国が沈黙し、無条件に支持することは、こうした行動をさらに助長します」と訴える。

MSFは、援助従事者に対するこうした攻撃の状況や責任を明らかにするためには、国際的な第三者による調査が必要だと考える。
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激しく破壊された、ガザ北部のシファ病院=2025年2月7日 (C) Nour Alsaqqa/MSF

機能しない「人道通知システム」
状況は1年半以上前から壊滅的だが、過去3週間で、MSFは人道援助・医療従事者の殺害に関わる複数の事件に直面した。「人道通知システム」として知られる、援助関係者の移動をイスラエル当局と調整するしくみは、以前から不完全であったが、さらに信頼性が低下し、現在ではほとんど保護の保証にならなくなっている。MSFが活動する医療施設、援助関係者の施設、MSFの事務所や宿舎なども砲弾や銃弾を受けている。医療施設に近い地域でも攻撃や戦闘が行われ、退避要求が出されている。

医療施設は、イスラエル軍による攻撃や退避要求から免れることはできない。MSFのチームは多くの施設からの退避を余儀なくされたが、一部の施設は、スタッフや患者が安全に外に出られず、施設内に閉じ込められたまま稼働し続けた。4月7日、MSFのチームと患者は、ガザ中部のデールバラハにあるMSFの仮設病院から出られない状態となった。ハマスによるロケット弾は、この病院のすぐ近くで発射され、患者とスタッフを共に危険にさらし、その地域はイスラエル軍から退避要求が出された。イスラエル軍は、アル・アクサ病院とナセル病院の近くでも攻撃を行った。MSFは、紛争当事者によるこれらの行動を強く非難し、医療施設、患者、医療スタッフへの保護と配慮を求める。

MSFはガザ地区北部のインドネシア病院で小児医療を再開する予定だったが、3月18日以降、戻れずにいる。敷地のすぐ隣にある仮設病院から避難しなければならなかったのだ。北部ガザでのMSFの移動診療は中断され、南部にいるチームはラファのシャボウラ診療所に戻れずにいる。
意図的に止められる援助
ガザの完全封鎖によって、食料、燃料、医薬品の在庫は底を尽きつつある。MSFは特に、痛み止め、慢性疾患の治療薬、抗菌薬、外科治療用物資の不足に直面している。病院では患者の生命維持のために発電機が不可欠だが、ガザ全域で燃料が不足しているため、活動の停止は避けられない。MSFが活動する病院では、あと2~3週間分しか燃料の在庫がない。

バゼロールはこう説明する。

「イスラエル当局は、1カ月余りにわたって、意図的に全ての援助をガザに入れないようにしています。片や人道援助従事者は、枯渇した物資で救援活動を行うという限界の中で、人びとが苦しみ、死んでいく様を見せつけられています。そして、自分たち自身も命に危険が迫る事態に直面しています。このような状況で活動するのは非常に難しいことです。これは人道援助の失敗ではなく、政治的な選択です。生きようとする人びとに対する意図的な攻撃が、処罰のないまま行われているのです」

イスラエル当局は、ガザの人びとに対する集団的懲罰を止めなければならない。

MSFはイスラエルの同盟国に対し、共犯関係を終わらせ、パレスチナ人の生活を破壊する行為への加担を止めるよう強く求める。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4782/734/4782-734-d8cf0f3998741527c6869d647968d88b-760x506.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ガザ北部ベイトラヒアで、配水システムの調査にあたるMSFスタッフら=2025年3月10日 (C) Nour Alsaqqa/MSF


プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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