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アニメデータインサイトラボ『2025年冬アニメ注目度分析』公開… 注目度を最も維持した作品は『メダリスト』。注目の秘訣は「毎週の見どころ設計」と「中盤以降での盛り上げ施策」か

株式会社ブシロード

アニメデータインサイトラボ『2025年冬アニメ注目度分


株式会社ブシロード (本社:東京都中野区、代表取締役社長:木谷高明)のグループ分析組織にあたるアニメデータインサイトラボ(代表:大貫佑介)は、アニメビジネスにおける調査を実施しました。今回は、2025年冬アニメの1~10週間のデータを分析し、どの作品が視聴者の関心を維持し続けているのか、またどのような変化が生じているのかを分析していきます。報道関係の皆様におかれましては、ぜひ本情報をお取り扱いいただきますよう、お願い申し上げます。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-c29a01eb0448ccc6eeb76cb34688dc83-1788x1040.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


はじめに
2025年冬アニメの放送が終了し、前回の分析(5週目時点)では、『メダリスト』や『SAKAMOTO DAYS』などの新作が高い伸びを見せていることに注目したが、どの作品が視聴者の関心を維持し続けているのか、またどのような変化が生じているのかを分析していく。10週目以降は、シーズン中の人気作品がほぼ確定する時期でもあり、各作品の最終的な評価を予測する上でも重要なタイミングです。

分析概要
分析対象
2025年冬アニメ 全57作品(新作40作品、続編17作品)

使用データ
Googleトレンドによる検索量データ(週次)
※各作品の放送1週目の数値を100%として、その後の推移を相対的に表示

分析期間
冬アニメの放送1週目~放送10週目

比較データ
2024年の各クール(冬、春、夏、秋)の同期間データ

クール全体の注目度分析
2025年冬アニメの特徴を理解するため、まず過去1年間のクールと比較した全体的な傾向を分析します。
クールごとの新作アニメ注目維持率
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-1971781925a503e430430be0ecb24752-1016x533.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2025年冬クールの新作アニメは、2週目に88.8%という高い維持率を示した。これは2024年の各クールと比較して最も高い数値であり、前クール(2024年秋:74.0%)と比べて約15ポイント上回っています。
しかし3週目以降は徐々に低下し、6週目以降の落ち込みが特に顕著だ。10週目時点では33.5%まで減少し、過去1年間のクールと比較しても最も低い水準となりました。

2025年冬アニメの新作/続編の注目維持率
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-da8d2b0fe8188b88568f974da65b9531-1041x550.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


続編アニメについては、10週目時点でも56.2%と比較的高い維持率を示している。これは新作アニメの33.5%と比較すると大きな差があり、既存ファンの支持を得やすい続編作品の強みが表れている。

注目作品の10週間推移分析
注目度TOP10作品の分析(全体)
新作・続編を問わず、10週目時点での注目度維持率が特に高かったTOP10作品を以下のランキング形式で分析する。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-e742575af0afdc72b625b0b11f73448a-1112x1384.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1週目と10週目の値は『薬屋のひとりごと』1週目の数値を100とした際の相対値を使用

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-b3d7bc0dabc443dccb152ea1c60b30f5-987x616.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


トップ5作品のうち、3作品(『メダリスト』『100カノ』『SAKAMOTO DAYS』)が10週目時点で1週目を上回る注目度を維持している。これは稀なケースであり、これらの作品が視聴者から特に高い評価を得ていることを示しています。

また『俺だけレベルアップな件』と『Dr.STONE』も1週目とほぼ同等の注目度を維持しており、5作品の「成功グループ」が形成されていることがわかります。

種類別に見ると、TOP10のうち新作が4作品、続編が6作品となっており、継続視聴されやすい続編作品が多数を占める中、新作の『メダリスト』と『SAKAMOTO DAYS』が1位と3位を占めている点は、市場動向として興味深いです。
新作アニメの注目度詳細分析
全体のTOP10にもランクインしていた新作を中心に、10週目までの注目度の推移を詳細に検証していきます。

新作アニメTOP10(10週目時点)
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-32d6588e2541fa9d4f20e9ce0da940d6-1128x1395.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1週目と10週目の値は『薬屋のひとりごと』1週目の数値を100とした際の相対値を使用

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-5cffe11b4b598d6f883c9579d2a141d9-1027x585.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


10週目の新作アニメランキングでは、『メダリスト』と『SAKAMOTO DAYS』の2作品が圧倒的な数値を示している。特に『メダリスト』は155.6%という数値を記録し、放送が進むにつれて注目度が増していった珍しい例となりました。

『SAKAMOTO DAYS』は2週目に221.6%という驚異的な数値を記録した後、徐々に落ち着きながらも10週目でも116.2%と高い水準を維持しています。

3位以下の作品は維持率が80%台から30%台まで幅広く分布しているが、60%以上の維持率を示している3~5位の作品(『ギルます』『天久鷹央の推理カルテ』『Ave Mujica』)も新作としては健闘していると言えます。

初動は好調だった『悪役令嬢転生おじさん』も、放送が進むにつれて注目度が徐々に低下し、10週目には43.3%にまで減少しました。
データから読み取れる特徴的な動き
10週目までのデータを俯瞰すると、今季特に成功した作品には以下の傾向が共通していることが見えてきました。
毎週の明確な「見どころ」の提供
長期的に視聴者の関心を維持できた作品には、毎週の明確な「見どころ」がありました。『メダリスト』は各話で感動的なスケート演技シーンを、『SAKAMOTO DAYS』は工夫を凝らしたアクションシーンを提供するなど、視聴者が毎週楽しみにできる要素が明確でした。こうした構成が「次回も見逃せない」という視聴継続意欲につながっていると考えられます。
SNS上での自発的な盛り上がり
単に公式が情報を発信するだけでなく、視聴者自身がSNSで感想や考察を自発的に共有する作品ほど強い傾向が見られます。特に『メダリスト』では毎週の感動シーンがSNSで拡散され、「泣ける」「感動した」という感想がさらなる視聴を促す好循環を生み出しました。
中盤以降での「盛り上げ」施策
『メダリスト』が特に9週目に大きく数値を伸ばしたように、クライマックスに向けた展開の盛り上げが成功の鍵となります。『俺だけレベルアップな件』も第7話で主人公の旬が無謀にもS級ダンジョンに挑むエピソードが話題を呼び、SNS上で「血の雨が降る激戦、盛り上がるわ」と評判になりました。こうした中盤での盛り上げにより、「中だるみ」を回避して視聴者の関心を維持することができています。
視聴者層の多様化を意識した展開
今期の成功作は、スポーツ、アクション、ラブコメ、SF/冒険など多様なジャンルにわたります。特に『メダリスト』はフィギュアスケートという題材で女性層やスポーツ好きにも訴求し、『100カノ』も「倫理観がバグりすぎていて逆に面白い」と、通常のハーレムアニメとは一線を画す魅力で支持を集めました。こうしたジャンルの多様化と新たな視聴者層の開拓も、長期的な成功の一因となっていると思われます。

継続的な宣伝・ファンコミュニケーション
放送期間中の継続的な宣伝活動やファンとのコミュニケーションも重要だ。『Ave Mujica』はライブイベント開催やコミックシーモアとの意欲的なコラボCM、テレビ・WEB広告で放送と連動した広告自体がコンテンツとなる施策などファンの話題の材料を毎週提供し続け、Xのトレンドで毎週上位にランクインしました。
まとめ
10週目のデータからは、今期の冬アニメが視聴者の選別眼の厳しさが増す中で、二つの異なる傾向を示していることが明らかになりました。

まず特筆すべきは、新作でありながら『メダリスト』と『SAKAMOTO DAYS』が圧倒的な人気を獲得し、10週目でも初動を上回る注目度を維持している点です。特に『メダリスト』は放送を重ねるごとに支持を拡大し、9週目には初動比188.9%という驚異的な数値を記録した。これは質の高いコンテンツと効果的な話題創出が組み合わさった成功例といえます。

続編作品では『100カノ』『俺だけレベルアップな件』『Dr.STONE』が安定した人気を維持しており、前作からのファン基盤を活かしつつも、新たな魅力を提供することで長期的な視聴者の関心を獲得しています。特に『100カノ』は後半からどんどん話題となり、数字を伸ばしました。

一方で、多くの作品は6週目以降に視聴者の関心を急速に失っており、初動での話題性がそのまま長期的な成功につながるとは限らないことが示されています。全体としての維持率が10週目で33.5%と過去1年間の中で最も低い水準になっていることからも、視聴者の選別がより厳しくなっていることがうかがえます。

今期の分析から見えてくるのは、「初動だけでなく、中盤以降も視聴者を飽きさせない工夫」と「SNSなどでの自発的な盛り上がりを促す仕掛け」が今後のアニメ成功の鍵となる可能性です。また、『メダリスト』のようなスポーツ作品が冬クールのトップになるなど、ジャンルの多様化も進んでおり、アニメ市場全体の幅が広がっていることも注目すべき変化と言えます。

・レポート著者
株式会社SevenDayDreamers
湯通堂 圭祐
株式会社マクロミルでデータサイエンティストとして複数の新規事業を立ち上げ、その後、FiNC Technologiesにてデータ分析、グロースハック、プロダクト開発、経営企画、人事の責任者を歴任。現在は、株式会社SevenDayDreamersを創業し、データとAIを活用してコンテンツIPの価値最大化に取り組む。

・レポート編集
アニメデータインサイトラボ
代表:大貫 佑介

またアニメデータインサイトラボでは、今後もアニメビジネスに携わる人々に役立つ情報やサービスも提供していきます。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14827/8618/14827-8618-35021de631cc90a2ca20f46d4c7a79c6-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


アニメデータインサイトラボは、アニメ業界のビジネスニュースの発信や情報交換の場を提供していくこととで、アニメ業界のさらなる発展に寄与できるよう目指していきます。

ニュースやレポートのほか、イベント運営やプロモーションやPRの支援も行っているので、ゲーム・アニメのビジネスにお悩みがあればご相談ください。

【メインビジュアル掲載作品の権利表記】
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プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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