AIを利用した高機能タンパク質の開発に取り組むレボルカ 総額2.1億円の追加資金調達を実施、累計額は9.3億円を突破
株式会社レボルカ
株式会社レボルカ(本社:仙台市、代表取締役社長:浜松 典郎、以下、当社)は、このたび、シリーズAエクステンションの資金調達ラウンドにおいて、D3 LLC(本社:東京都、代表パートナーCEO:永田 智也)および東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:仙台市、代表取締役社長:樋口 哲郎)ならびに株式会社ディープコア(本社:東京都、代表取締役社長:仁木 勝雅)の3社を引受先とした第三者割当増資により、2.1億円の追加資金を調達したことをお知らせいたします。
1. 資金調達の概要と背景
当社は、独自のAIタンパク質工学技術aiProtein(R)を利用した革新的な希少疾患治療法の研究開発事業に取り組んでいます(
https://www.revolka.com/news/jp_news/collab/a66 )。また、多数のパートナー企業へaiProtein(R)プラットフォームを提供する提携事業にも取り組んでいます。
この度、これらの事業を拡大加速させるため2.1億円の追加出資を受け、2024年に開始したシリーズAエクステンションラウンドにおいて累計4.6億円の資金調達を完了しました。
本追加資金調達は、AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」認定VCでもあるバイオ・ヘルスケア産業に特化したD3 LLCと東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社を共同リードVCとして、D3 LLCの「D3バイオヘルスケアファンド2号投資事業有限責任組合」および東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社の「THVP-2号投資事業有限責任組合」ならびにAIに特化したインキュベーション事業を進める株式会社ディープコアの「DEEPCORE TOKYO2号投資事業有限責任組合」から出資を受けました。
なお、当社は、これまで4.7億円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計資金調達額は9.3億円となります。
2. 投資家について
■D3 LLC
「世界の医療健康への貢献」をミッションとしてバイオ・ヘルスケアに特化したベンチャーキャピタルとして投資と育成を行っております。有望な科学技術シーズや事業アイデアへの資金提供(Discovery)とともに、有意義なプロダクト・サービスの創造とそれらを顧客に届けるためのビジネスモデルを経営者とともに構築(Development)することで、科学技術・アイデアの社会実装(Deployment)を志します。投資の数を目的とせず少数の投資先に丁寧な支援を行うというバイオヘルスケア領域のグローバル・スタンダードに則った運営をしております。
■東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(THVP)
東北大学および東北圏域の国立大学における研究成果を活用し事業を立ち上げようとするスタートアップをシード・アーリーステージから支援し投資を行うベンチャーキャピタルです。民間資金が入りにくい段階から積極的な支援を実施し、強靭なミドル・レイター案件に導くことにより、民間資金の「呼び水」となることを狙いとしております。成長段階において、民間ベンチャーキャピタルなどと積極的に協調し、十分な成長資金を供給することにより事業の潜在的成長力を100%引き出し、高い社会価値を創出する企業への成長を促します。
■株式会社ディープコア
AIおよび先進的技術分野のスタートアップに特化したベンチャーキャピタルです。プレシード~アーリーステージのあらゆる業界・産業に投資をおこなっています。AI技術者/起業家などのコミュニティ「KERNEL」や、海外進出に特化したアクセラレータープログラムを運営しています。また、スタートアップ採用マッチングプラットフォーム「LINKS by KERNEL」でキャリア形成の支援もおこなっています。
3. aiProtein(R)について
aiProtein(R)は、当社独自のタンパク質改変戦略と人工知能技術を融合させた高機能タンパク質工学技術です。天然タンパク質は、20種のアミノ酸が一本の鎖のようにつながり、それが折りたたまれた構造をもつことで高度な生物機能を有するようになります。しかし、現在でもアミノ酸のつながり方(配列)とその構造、機能の関係は明らかにされておらず、タンパク質を理論的にデザインすることはできません。2024年度ノーベル化学賞を受賞したGoogle DeepMind社によるAlphaFoldは、このうち、配列と構造の関係を予測する革新的なAI技術を提供します。当社のaiProtein(R)は、配列-機能相関のデータで訓練されることで、配列と機能の関係を予測することが可能です。
さらに、aiProtein(R)によってこれまで困難であった複数の機能を同時に向上させることも実証されています。この技術は、医薬品、工業用に高度に最適化された機能を有する全く新しいタンパク質を創製できる非常に強力な方法です。
4. 株式会社レボルカについて
RevolKaという名は、ラテン語の「進化(evolutio)」とアイヌ語の「育てる(reska)」から造った造語です。会社のロゴは、胎児が生育していく姿から、「育てる(reskaのR)」が「進化(evolutionのe)」を大事に育んでいることをイメージしたものです。私たちは、生命が機能分子として選択したタンパク質を、人工知能技術を道先案内とし、自然界ではたどり着けなかったフロンティアへ「進化させ」、医薬を中心とする様々な分野が求める機能分子として「育て」ます。
詳しくは、株式会社レボルカのホームページ(
https://www.revolka.com/ )をご覧ください。
※本プレスリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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