地域とともに考える「子どもの居場所」 文京学院大学が子育て・教育公開講座（ワークショップ）を全２回開催
文京学院大学
～学校のこれからと、遊びの記憶から見つける“居場所”のヒント～
文京学院大学（学長：福井勉）は、５月31日（土）と６月７日（土）に「子どもの居場所づくり」をテーマとした子育て・教育公開講座（ワークショップ）をふじみ野キャンパスで開催します。
講師は、本学人間学部児童発達学科で教育学・教育哲学を専門とする木村浩則教授と環境教育・児童学を専門とする木村学教授が担当します。
第１回は「子どもの居場所と学校づくり」、第２回は「子どもの居場所と遊び場」をタイトルに、参加者とのワークショップを実施しながら、“子どもの居場所”について考える機会を創出していきます。
■本講座の開催背景
本学では、これまでもふじみ野キャンパス近隣の空き店舗を活用した駄菓子屋運営などを実施しながら「子どもの居場所づくり」に関する取り組みを行ってきました。
また、子どもの居場所づくりを取り上げたドキュメンタリー映画「夢みる小学校」や「ゆめパのじかん」が全国各地で上映されている中、「ゆめパのじかん」のふじみ野市での上映活動への協力も行ってきました。映画で取り上げられた「きのくに子どもの村学園」や「川崎市子ども夢パーク（フリースペースえん）」の実践は、多くの保護者の共感を呼んでいます。さらに上映を契機に「地域の公園や公共施設を活用できないか」と居場所づくりの実現を模索する動きも始まっています。地域の皆様と、地域の学校づくりや、子どもの居場所づくりを考える公開講座を開催することで、社会課題解決の糸口を探っていきます。第１回目の講座では、不登校の子どもたちの居場所にもふれながら「学校をどう居場所として再構築できるか」を、第２回目の講座では子ども時代を振り返り「遊び」をキーワードに「子どもにとっての居場所とは何か」を参加者と考えていきます。
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■「子育て・教育公開講座」概要
両日共通
開催場所 ：文京学院大学 ふじみ野キャンパスW113教室
（埼玉県ふじみ野市亀久保1196）
開催時間 ：午前10時00分～11時30分
定員 ：各回30名
申込ＵＲＬ：
https://x.gd/Y6iDO
参加費 ：無料
本講座に関するお問い合わせ先：文京学院大学 社会連携推進室（f-chiikirensui@bgu.ac.jp）
【５月31日（土）開催「子どもの居場所と学校づくり」】
講師：木村 浩則 人間学部児童発達学科 教授 （専門分野：教育学・教育哲学）
内容：不登校の子どもが増加の一途をたどる中、子どもたちが安心して過ごせる“居場所”の必要性が
社会的に高まっています。最初の講義では、公教育の危機が叫ばれる中、現在の学校の実態を
明らかにし、背景を読み解きます。さらに、“子どもの居場所とは何か”、“学校をどう居場所
として再構築できるか”をテーマに話し合うワークショップも行い、参加者とともに「新しい
学校のかたち」を探っていきます。
【６月７日（土）開催「子どもの居場所と遊び場」】
講師：木村 学 人間学部児童発達学科教授 （専門分野：環境教育・児童学）
内容：「遊び」をキーワードに、参加者それぞれの子ども時代を振り返りながら、ディスカッション
形式で「子どもにとっての居場所とは何か」を共に考えます。木村教授は、“「居場所」という
言葉は、それが不足しているときや求めているときに意識されるものであり、満たされている
時にはあえて言語化されないことが多い”と指摘します。本講座では、子ども時代の「遊び」の
記憶を手がかりに、誰にとっても大切な“居場所”について再発見していく機会を提供します。
■講師のご紹介
木村 浩則（文京学院大学 人間学部 教授）
東京大学大学院教育学研究科修了。高等学校での社会科教諭、大学准教授を経て現職。教育学・哲学を専門とし、教育システム論、アートと教育などを主な研究テーマとしている。ハンナ・アレントやマキシン・グリーンなどの教育思想にも造詣が深く、「教育とは何か」「社会とは何か」を根本から問い直す姿勢を貫く。アートと教育の接点にも関心を持ち、アートフェスタふじみ野実行委員会委員長なども務め、大学と地域社会を結ぶ学びの場づくりにも積極的に関わっている。著書に『「つながり」の教育』（三省堂）など。
【プロフィール詳細】
https://www.bgu.ac.jp/human/staff/hironori-kimura/
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木村 学（文京学院大学 人間学部 教授）
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科にて博士課程単位取得後、東京都内の小学校支援や大学の研究員等を経て現職。専門は環境教育・児童学で、子どもの自然体験や遊びをテーマに研究を行っている。特に、草花や虫とふれあう遊びや生活綴方教育の実践に注目し、子どもが日常の中で他者や環境とつながる「居場所」のあり方を問い続けている。近年は「文化の三角測量からみる子どもの遊び環境 ―米国・中央アジア・日本の比較を通して―」といった研究を行っており、野外文化教育学会の事務局を務め、地域に根ざした教育活動の推進にも尽力している。
【プロフィール詳細】
https://www.bgu.ac.jp/human/staff/manabu-kimura/
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プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
