アンリツ、ケーブル・アンテナアナライザにVNAとVVM機能を追加
アンリツ株式会社
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アナライザにベクトルネットワークアナライザ（VNA）およびベクトルボルトメータ（VVM）測定機能を追加しました。サイトマスタは、世界中のRF通信エンジニアにとって、これまでも高性能な携帯型ケーブル・アンテナアナライザとしてご愛用頂いている計測器です。
これまで、このケーブル・アンテナ測定機能を基本にスペクトラムアナライザ付きのモデルも販売してきましたが、最新のサイトマスタ MS2085AおよびMS2089Aでは、新たにVNAとVVMオプションをリリースしました。これにより従来のRFケーブルやアンテナ測定に加え、フィルターやアンプ、航空管制用VORおよびILSナビゲーションシステムを含むレーダやアレイアンテナの保守にも対応可能となりました。
ベクトルネットワークアナライザ（VNA）
VNAには、現場到着後すぐに測定を開始できるReadyCal機能を搭載。キャリブレーションの安定性が非常に高いため、現場での再キャリブレーションの必要性を大幅に軽減します。
また、100 dBを超える測定ダイナミックレンジにより、通信基地局に一般的に使用されるフィルターやダイプレクサーの測定が可能です。さらに、-45 dBmから+9 dBmの出力電力範囲を持っており、アンプの試験も行えます。
新しいサイトマスタのVNAは従来世代よりも高速な掃引速度を実現し、デバイスの調整が容易になります。
ベクトルボルトメータ（VVM）
VVMは、高度なフェーズアレイアンテナ等のシステムにおけるケーブルの位相整合に不可欠な計測器であり、空港に設置されているVOR/ILSシステム等の精度確保に貢献します。
複数のケーブルの位相を整合する場合は、各ケーブルの測定結果をテーブル形式で一覧表示することにより、簡単に確認可能です。
VNAおよびVVMオプションが追加されたことで、新しいMS2085AおよびMS2089Aサイトマスタは、通信ネットワークの設置・保守を担う技術者にとって最適な計測器としての地位をさらに強化しました。
提供状況
VNAおよびVVMオプションは即時提供可能です。既存の機器もアップデートを行うことで新機能を追加することができます。
本製品は、2025年5月28日から東京ビッグサイトで催されるワイヤレス・テクノロジー・パーク（WTP）2025に出展いたします。
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