【シニア最新調査】5割が墓じまいを検討する時代-「人生のしまい方」に見るシニアのリアル
コスモヘルス株式会社

50代以上のシニア460名以上に『お墓参り』に関するアンケート調査を実施
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-e9ca08ebe3420fa04f1e89a742fba451-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『お墓参り』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、伝統的な慣習と現代的な供養の選択肢の間で揺れ動くシニア世代の本音と、家族への配慮から生まれる新たな終活の形が明らかになりました。
シニアに特化したマーケティングサービス【コスモラボ】ホームページ
https://cosmolab.jp/lp/research/
調査トピックス
◆約5割のシニアが「墓じまい」を検討
墓じまい(お墓の撤去や移転)について、「将来的には検討したい」(40.6%)と「検討している」(12.6%)を合わせると53.2%に達しています。子どもや孫への負担軽減を考え、自分の代で区切りをつける終活への積極姿勢が顕著に表れています。
◆揺るがない伝統行事としてのお墓参り
「お盆休みにお墓参りに行きますか」という設問では、「毎年行く」(76.6%)が圧倒的多数を占めました。「故人への感謝」を伝える精神的な儀式として、また家族の絆を再確認する場として、その重要性は今なお健在です。
◆従来の形式と家族依存が根強い供養観
自らの供養方法としては「家族に任せる予定」(21.9%)と「一般墓」(19.4%)が上位を占めました。自己決定よりも家族の判断に委ねる傾向と、伝統的な墓の形式を選ぶ安心感が依然として強く、新しい供養の選択肢への移行はゆるやかに進んでいます。
1:お盆休みにお墓参りに行きますか(有効回答者数:465名)
「毎年行く」(76.6%)が圧倒的多数を占め、「行く年もあれば行かない年もある」(14.6%)、「行かない」(6.2%)を大きく引き離しています。「お墓がない」(2.6%)という回答も少数ながら存在します。
年に一度の墓参りは、シニア世代にとって欠かせない文化的・精神的行為として根付いており、世代を超えて継承される価値観の強さを示しています。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-fdc46e2ff132aa8f8a010ef4cf685ea7-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2:お墓参りに行く理由を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:424名)
「故人への感謝を伝えるため」(55.9%)が最も多く、次いで「親族の習慣だから」(42.0%)、「季節の行事として大切にしているから」(41.7%)でした。「自分の気持ちが落ち着くから」(34.9%)も3割を超えています。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-ec3cd2cec2c0b46e9dadaec9497b0717-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3:将来のお墓の管理について不安を感じていますか(有効回答者数:424名)
「多少不安である」(46.7%)と「とても不安である」(28.3%)を合わせると75%に達し、4人中3人が将来の墓管理に不安を抱えています。「全く不安はない」と答えたのはわずか20.0%にとどまりました。
少子高齢化や核家族化、子どもの遠方への移住など、従来の家族構造の変化を背景に、お墓の維持管理や継承問題への懸念が広がっています。この不安の高さは、伝統的な供養形態が現代社会の実情と齟齬をきたし始めていることの表れです。
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-2dc4e3d89cf8e620bab9575e6840d8ce-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
4:お墓の跡継ぎはいますか(有効回答者数:453名)
「いる」(64.7%)が過半数を占める一方、「跡継ぎは必要だがいない」(22.3%)という回答も2割を超えています。また「跡継ぎ不要の墓を用意する/した」(13.0%)という選択肢を選んだ人も一定数存在します。
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-9e2722ba70ece8fdcb218db5aaa6032c-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
5:「墓じまい(お墓の撤去や移転)」を検討したことはありますか (有効回答者数:453名)
「将来的には検討したい」(40.6%)と「検討している」(12.6%)を合わせると、過半数の53.2%が墓じまいに関心を示しています。「考えたことはない」は30.0%にとどまり、かつては考えられなかった墓じまいという選択肢が、現代のシニア層の間で現実的な選択として認識されていることが明らかになりました。
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-c5be36e398c297256755e2fca772b08f-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
6:墓じまいを検討している/した理由を教えてください (複数回答可)(有効回答者数:453名)
「子どもや孫に負担をかけたくないため」(45.0%)が最多で、「納骨堂や永代供養の方が現代に合っているため」(22.7%)、「継ぐ人がいないため」(19.2%)が続きます。「お墓が遠方で通うのが大変なため」(13.5%)という物理的な理由も一定数あります。
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-a0745fb4ada1eecf1f0f8b3985e0916e-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
7:自分自身の供養方法について、どのように考えていますか (有効回答者数:465名)
「家族に任せる予定」(21.9%)が最多で、「一般墓」(19.4%)、「まだ考えていない」(17.2%)、「永代供養墓」(16.3%)、「納骨堂」(7.7%)と続きます。伝統的な供養方法と家族への委任が上位を占める一方で、永代供養や納骨堂など管理の手間がかからない選択肢も一定の支持を集めています。
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-1cfb39328c5a10acf3b316fd4c8a2620-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
8:自分に合ったお墓の探し方をサポートしてくれるサービスがあれば興味はありますか(有効回答者数:465名)
「あまり興味がない」(37.6%)が最多ですが、「やや興味がある」(26.0%)と「とても興味がある」(10.5%)を合わせると36.5%が関心を示しています。「よく分からない」(25.8%)も4分の1を占め、情報不足や判断の難しさを感じている層が一定数存在することがわかります。
[画像9:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135585/38/135585-38-1ae30475c4617636fefd3d600ae3c7b5-1280x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
総評
本調査から見えてきたのは、「伝統の尊重と現代的選択の共存」というシニア層の供養意識の特徴です。お盆の墓参りは「毎年行く」(76.6%)という圧倒的多数が示すように、先祖を敬い故人とつながる文化は強く維持されています。
一方で、将来のお墓管理については「不安がある」(75.0%)という高い数字が示すように、継承の困難さや維持の負担が現実的な課題として認識されています。「墓じまい」の検討が過半数(53.2%)に達し、その理由として「子どもや孫に負担をかけたくない」(45.0%)が最多である点は、次世代への配慮から生まれる新しい選択の潮流を表しています。
自らの供養方法については「家族に任せる」(21.9%)と「一般墓」(19.4%)が上位を占め、従来型の選択が根強い一方、「永代供養墓」(16.3%)や「納骨堂」(7.7%)など管理負担の少ない選択肢も支持を集めています。
これらの結果は、シニア層が先祖への敬意と伝統的価値観を大切にしながらも、家族構造や社会環境の変化に対応した現実的な選択を模索していることを示しています。終活の一環として、自らの意思で供養形態を選び、次世代の負担を軽減するという新たな価値観が生まれつつあり、多様な選択肢の提示と適切な情報提供の重要性が高まっていると言えるでしょう。
本レポート以外にも、様々なテーマのシニア調査レポートを掲載しています。
健康・防災・消費傾向などの幅広い切り口で「今どきのシニア像」に迫っています。
ぜひ以下のボタンからご覧ください。
過去の調査レポートはこちらから
コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。
主に60歳以上の約20万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
シニアマーケティングの無料相談はこちら
■調査方法:ネットリサーチ
■調査地域:全国
■対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
■回答総数:465
■調査対象期間:2025年4月16日
レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。
調査データの引用・転載の際は、「コスモヘルス株式会社調べ」と出典を明記いただき、
引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。
https://cosmolab.jp/report/grave_2504/
また、併せて広報担当までご連絡をお願いいたします。
https://cosmolab.jp/contact
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :
https://www.cosmohealth.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes