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ファーストライトキャピタル、「SaaS Annual Report 2024 - 2025」を公開!ARRトップ400億円、上場維持基準の変更も--変化の只中にあるSaaS市場を多面的に分析

ファーストライト・キャピタル株式会社

ファーストライトキャピタル、「SaaS Annual Report 2

約500社のファイナンスレコードを分析した「SaaSスタートアップ資金調達分析特集」、日本の強みを起点にAI領域でいかに勝ち筋を見出すかを考察した「国内AIスタートアップの現在地と勝ち筋特集」も収録


ファーストライト・キャピタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩澤 脩、以下「ファーストライト」)は、日本におけるSaaS市場の動向を網羅的に分析したレポート『SaaS Annual Report 2024-2025』を発行いたしました。

本レポートは、上場企業のARRやマルチプルの推移、IPO・M&A動向、スタートアップ資金調達の実態、さらにはバーティカルSaaSやAIスタートアップの最新トレンドまで、定量データと実例に基づいて多角的に整理したものです。SaaS市場全体の成長構造と変化の俯瞰に加え、特集1では「SaaSスタートアップの資金調達分析」、特集2では「国内AIスタートアップの現在地と勝ち筋」について、独自データと考察を交え詳述しています。

レポート全体はこちらからダウンロードしてご覧ください。
SaaS Annual Report 2024-2025 概要
1. ARR:国内首位企業は400億円の大台に ARR100億円越え企業は12社
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-c5b9f15f8c6d5f00e3200f00c499b46f-1536x1070.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


トップSaaS企業はARR400億円台に到達するなど、先行企業では継続的な成長がみられた。一方で、ランキング中位以下の企業のARR額の差が広がっている。ラクスやSansanなど、上位5社がARR100億円を超えたあとの5年間CAGRは25%を上回っており成長の「継続力」が光っている。
2. マルチプル:PSR平均は、2024年は4~6倍のレンジで推移。利益創出銘柄ではPERも意識される段階に。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-fbb9a8040651ec15bafa2e69fe2d3bab-1536x1060.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年の国内上場SaaS企業のPSR(株価売上高倍率)は、4~6倍の範囲で推移した。2021年の高水準と比べると大きく低下したものの、一般的な株式投資の指標と照らして極端に割安というわけではない。早期から黒字化を重視してきたラクスや、特定分野で高いシェアを誇るeWeLL、トヨクモなどは、着実に利益を計上している。これらの企業のPER(株価収益率)は、日経平均の水準や、プレミアム評価を受ける優良企業を上回るケースもあり、現在の市場環境においては一定の評価を受けているといえる。
3. IPO:IPO件数は回復基調も小型案件が多数 2025年以降、時価総額100億円基準の影響を受け、件数減少が見込まれる
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-35d159b2dcb44f744b7307c23d4ad2b4-1536x1070.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年、国内SaaS企業のIPO件数は、8件と一昨年、昨年の件数を大幅に上回った。規模感に目を向けると、KDDIからのスイングバイIPOで注目を集めたソラコムが最大規模で、公募価格ベース376億円の時価総額で上場に至っている。

通常、2020~2021年にレイター調達を行った企業がIPOを迎える時期だが、株価水準の低迷により、水面下で足踏みしている企業も多数存在すると見られる。また、SmartHRは総額214億円に及ぶ資金調達シリーズEラウンドを組成するなど、十分にIPO可能な規模間でありながら、あえて未上場企業にとどまっている。
4.M&A:前年に引き続き活発なM&A市況 スタートアップによる買収案件も増加
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-126700634f47ff0a7a831bf986367956-3072x2080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年、SaaS企業をめぐるM&Aの動きが相次いでいる。アスエネやアンドパッドといったレイターステージのスタートアップは、事業領域の拡大を目的とした買収を発表。事業拡大に向け、シナジーのある企業との統合を図る動きが目立つ。

2025年に入ってからは、PEファンドのカーライルがカオナビに対してTOBを実施。プライベート・エクイティによる関与も進み、SaaS企業の資本政策における選択肢が多様化している。

5. スタートアップ資金調達:SaaSスタートアップ投資額・社数が減少。国内スタートアップ投資に占めるSaaS割合は18%
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-aadf2e8d0ab2612cbcf5f7c4739704fb-1536x1030.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年のSaaS企業による資金調達総額は1,357億円となり、前年からわずかに減少した。スタートアップ全体の傾向と同様の動きであり、SaaSの構成比は前年と同様に約17.4%を維持している。1件あたりの調達額中央値は2.5億円で、上昇傾向が続いている。これは、成長企業のレイターステージ化やアーリーステージ企業の減少、シード期から多額の資金を調達するシリアルアントレプレナーの影響によるものとみられる。
6. エス・エム・エス(カイポケ)、インフォマート(BtoB PF FOOD)がプロダクト複合化やM&Aなどを活用し、概算ARR100億円に到達。
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バーティカル領域においても、SaaS企業がARR(年間経常収益)100億円に到達するケースが増え始めている。ARRランキングでトップに立つのは、介護事業者向けにサービスを展開するエス・エム・エス(カイポケ)だ。約5.4万事業所に導入されるSaaSに加え、ファクタリングなどの金融サービスや、非SaaS事業による収益も大きく貢献している。

バーティカルSaaSでは、一般的なSaaSと比べて広告宣伝費などの販管費が低く抑えられるケースも多い。このため、特定のドメインで高いシェアを確立しているeWeLLや手間いらずといった企業は、高い利益率を維持し、マルチプルも高水準で推移している。

2025年以降も、さまざまな産業にバーティカルSaaSが広がっていくことが期待される。
7. バーティカルSaaS資金調達:海外投資家を交えた大型調達やグローバル展開など従来に見られないダイナミックなアクションが目立つ
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-3965d8626cbeefd8ac8a1959b7146c0a-1536x1140.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



これまでSaaSは、医療・福祉や店舗・小売など、小規模事業者やエンドユーザーがコンシューマーに近い業態を中心に導入が進んできた。一方、近年では建設業や製造業といった日本の基幹産業をターゲットとするスタートアップが台頭し、海外投資家から大型資金を調達する事例も相次いでいる点に注目したい。

受発注プラットフォーム事業から図面管理SaaSへと事業転換を果たしたCADDiは、国内市場を中心にT2D3ペースの成長を遂げるとともに、米国をはじめとした海外展開も本格化させている。

- 特集1 - SaaSスタートアップ資金調達分析
本年のレポートではスピーダスタートアップ情報リサーチと共同で、2016年以降に行われたSaaSスタートアップの資金調達状況を定量的に集計・分析する特集を掲載。
これまで資金調達を行なってきたSaaSスタートアップ約500社のファイナンスレコードをファーストライトのリサーチチームが徹底分析し、資金調達の目安やポイントを定量的に示しました。
8. 【ラウンド水準定量分析】過去1,180件の資金調達レコードを基に、ラウンドごとのファイナンス像を提示
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-2caf75e38a3dca82853d2c868a41a939-1536x870.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


各社の公表ベースの資金調達ラウンドには明確な定義が存在しないが、本分析ではスピーダが2023年 に定めた基準を採用している。これまで曖昧だったラウンドごとの水準を、実際のデータに基づいて可視化したものであり、今回が初の公開となる。
9. 【突破率/日数】適切なランウェイを設定しラウンドを進めることができるか
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-4c06c026b5ade2888803fdad85b684b9-1536x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2016年以降に観測された資金調達、M&A、IPOのデータを基に、各資金調達ラウンド間の突破率および、ラウンド突破に要する期間(中央値)を集計した。その結果、次のラウンドに進むまでの期間はフェーズによって多少異なるものの、概ね16か月(495日)~22か月(685日)と、従来からおおよそ認識されていたランウェイの時間軸と大きくは変わらないことが明らかとなった。

過去の実績を踏まえると、仮にシードからシリーズEまで到達する場合、約8年を要する計算となる。また、各ラウンドにおける「2年以内の突破率」は52%~69%であり、シードからシリーズE(Exitを含む)まで到達する企業の割合は10%未満にとどまる。

多くの企業が狭き門をくぐりながら、IPOを目指していく構図が浮かび上がっている。

- 特集2 - 国内AIスタートアップの現在地と勝ち筋
世界ではAIスタートアップへの投資が加熱している一方で、日本の投資額は限定的であり、出遅れが目立ちます。基盤モデルやLLM、AIエージェントといった「本丸」とも言える分野で存在感を示せない中、日本は再び「デジタル敗戦」を迎えてしまうのか───
特集2では、世界の現状を踏まえつつ、日本の強みを起点にAI領域でいかに勝ち筋を見出すかを考察しました。
10. AIスタートアップへの資金流入が限定的な日本
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88098/41/88098-41-7b98b049871e4aa788dd7d405f40127f-1536x940.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年、世界的にAIスタートアップへの投資が過熱し、その総額はおよそ15兆円に達した。GPUやデータセンターなど、非ソフトウェア領域への投資も含まれてはいるが、従来のソフトウェアスタートアップへの投資額と比べても桁違いの規模となっている。日本国内では、グーグル出身の研究者らが設立した「sakana.AI」がユニコーン企業となるなど注目すべき動きも見られるが、全体としては投資熱が高まっているとは言いがたい。一方で、日本には人手不足や技能継承、産業構造の変革といった、AIを用いて解決すべき課題が数多く存在しており、潜在的な市場規模も大きい。こうした国内市場を切り拓くうえでも、スタートアップの果たす役割は今後ますます重要になっていく。

ファーストライト・キャピタルについて
ファーストライト・キャピタルは、SaaS、AI、オートメーションなど、デジタル領域のスタートアップに投資するベンチャーキャピタルです。日本の人口減少に伴う社会課題の解決に挑む、アーリーステージのスタートアップに対して、投資と成長支援を行っています。私たちは、世界の新産業を創造する「起業家と事業」の成長プロセスを、「リアルな事業経験」を基にリードし、投資先のビジョン実現をサポートしています。

会社名:ファーストライト・キャピタル株式会社
所在地:東京都港区愛宕二丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズMORIタワー35階
代表:代表取締役 岩澤 脩
設立:2018年2月16日
URL:https://firstlight-cap.com/

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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