【ブランドUSA】 アメリカ建国250周年を来年に控え、 本年夏から2026年にかけて新規オープンする 観光施設・ホテル・イベント情報を一挙公開
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Hotel del Coronado Sun Deck
アメリカ合衆国は来年、建国250周年という大きな節目を迎えます。それに伴いアメリカ各地で本年夏から2026年初頭にかけ、新たなランドマークの誕生や世界的イベントの開催が相次ぎます。都市型エンターテインメント、文化・歴史体験、サステナブルなホテルステイ、そして雄大な自然を満喫できるアウトドアアクティビティまで、多彩な旅のスタイルが一層広がる中、アメリカの公式観光促進情報サイト「
GoUSA」では、日本の旅行者に向けて、開業間近の観光施設や注目イベントを厳選し、その情報を公開しました。
ファレル・ウィリアムスが出資「アトランティック・パーク」や全米最長ジップライン「メガジップ」まで、話題の新スポットが続々誕生
チェサピーク湾と大西洋が交わるリゾートタウン、バージニア州バージニアビーチでは、同地出身の世界的アーティスト、ファレル・ウィリアムスが資金提供を行った大規模複合開発「アトランティック・パーク」が、本年7月に誕生します。総事業費約470億円を投じた本プロジェクトは、音楽・スポーツ・カルチャーをシームレスに楽しめる次世代型施設として注目されており、大西洋沿いの都市型リゾートであるバージニアビーチに、全米で初めてとなる「ウェーブガーデン・コーヴ」技術を採用した本格的な人工サーフィン施設が設置されます。
そして、バージニア州に隣接し、自然豊かな休暇地として知られるグレートスモーキー山脈の麓に位置するテネシー州ピジョンフォージには今月、アメリカ国内最長のジップライン施設が新たに誕生しました。グレートスモーキー山脈の大自然を活かした多彩なアウトドア体験が楽しめるアドベンチャーパーク「ワイルドサイド」に登場した目玉アトラクション「メガジップ」は、標高約750メートルの地点からスタートし、最大時速90キロ近いスピードで滑走しながら、300メートル以上の高低差を一気に駆け下ります。
テネシー州の西に位置するオクラホマ州サパルパは、歴史的なルート66沿いにあることから「ルート66の中心地」として知られています。イリノイ州シカゴとカリフォルニア州ロサンゼルスを結び、アメリカの中心部を横断するルート66は、1926年11月11日に制定された全米初期の国道のひとつで、2026年に100周年を迎えます。今後アメリカ各地で周年事業やイベントが開催される中、ルート66の面影が色濃く息づくサパルパにこのたび、アメリカの自動車文化を垣間見ることができる新スポットが誕生します。クラシックカーやヴィンテージカー、ルート66に関連する多彩な記念品を展示する「ハート・オブ・ルート66・オート・ミュージアム」では、アメリカの自動車文化を象徴する名車、フォード・モデルTの歴史や仕組みを学びながら、実際に運転操作を体験できるプログラム「モデルTエクスペリエンス」が本年6月からスタートします。
サステナブルから個性派まで 多様なホテルが全米各地でオープン
アメリカでは本年、宿泊施設の新規開業やリニューアルオープンが相次ぎ、なかでも持続可能性への取り組みを重視したホテルが注目を集めています。そうした取り組みの代表例として挙げられるのが、建築物の環境性能を評価する「LEED認証」です。この認証を取得したホテル、「ザ・プリンティング・ハウス」が、テネシー州ナッシュビルに本年6月開業します。かつて印刷工場として使われていた建物を再開発したこのホテルは、ナッシュビルが誇るレタープレス印刷の伝統を取り入れ、音楽ポスター文化への敬意を込めた建築デザインが特徴です。
歴史ある名門ホテルが大規模な改修を経て、新たな魅力を備えて再オープンする事例が、アメリカ各地で相次いでいます。その一つが約6年にわたる改装工事を経て、本年春に再オープンを果たしたマンハッタンの象徴的な高級ホテル「ウォルドルフ・アストリア・ニューヨーク」です。アールデコ様式の優雅な意匠はそのままに、客室、レジデンス、そして伝説的なパブリックスペースが全面的に改装され、最新の設備とテクノロジーが導入されたことで、より快適で機能的な空間へと生まれ変わりました。
アメリカ最古の木造建築のひとつで、カリフォルニア州サンディエゴに位置する、1888年創業の「ホテル・デル・コロナド」は、ビクトリア朝建築の国定歴史建造物にも指定されている名門ホテルです。2018年から進められてきた大規模な改装プロジェクトの全面改装が本年6月に完了予定で、客室やスイート、イベントスペースが大幅に刷新されます。また同ホテルには、シェフ・松久信幸氏と俳優ロバート・デ・ニーロ氏によって創設された、世界的に知られる高級日本食レストラン「Nobu」ブランドの最新店舗「Nobuデル・コロナド」を館内に備えています。同レストランは太平洋を望む広大なダイニングスペースと全天候型のテラススペースを備え、東屋風のバーや専用の寿司バーが設けられています。
ミシュランガイドが新たに南部地域を対象に追加 全米で話題のグルメスポットが登場
アメリカ南部のグルメシーンが今、大きな進化を遂げています。本年、ミシュランガイドの対象エリアに、アトランタを含むアラバマ州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、テネシー州の地方都市や農村地域が新たに加わりました。これにより、アメリカ南部全体の多様で奥深い食文化が、世界的に注目されています。
オレゴン州ポートランドのダウンタウンでは、“アメリカ料理の父”とも称される料理界の巨匠の名を冠した「ジェームズ・ビアード・パブリック・マーケット」が、2026年9月のグランドオープンに向けて着実に歩みを進めています。本年初めには一部施設の営業が始まり、すでに地元の食通たちの注目を集めています。魚市場や精肉店、チーズショップに加え、レストラン、料理教室、料理書専門書店など、40を超える多彩な店舗が集結する一大フードマーケットとなる予定で、食の都ポートランドにふさわしい新たなランドマークとして期待が寄せられています。
ルイジアナ州ニューオーリンズの名店「キュア」は、Food & Wine誌の「2025年グローバル・テイストメーカー・アワード」で「全米で最も優れたバー」に選ばれ、さらに「North America's 50 Best Bars」にも3年連続でランクインしています。100年以上前の消防署を改装した店内では、クラシックなカクテルから革新的な一杯まで幅広く提供しています。本年6月14日には、「Cure」にて特別イベント「Cocktails of the World」が開催されます。同店のミクソロジストが世界5都市の受賞歴あるバーの代表的なカクテルを再現し、制作過程を実演するこのイベントでは、世界的なバー文化に触れながら、創造性と革新性を体感できるひとときを楽しめます。
全米で進化するウェルネス＆リトリート体験
心と身体の回復をテーマにしたラグジュアリーな滞在型の旅は、全米各地で進化を続けています。ニューヨークでは、マンハッタン中心部に位置するホテル「トンプソン・セントラル・パーク」内に、全米で8店舗目となる「エクスヘイル（exhale(TM)）」が本年3月にオープンしました。ニューヨーク市内では2拠点目となるこの施設では、上質なスパトリートメントや活力を引き出すフィットネスクラス、世界基準のアメニティを融合させた包括的なウェルビーイング体験を提供し、洗練された空間の中で心身のバランスを整える時間を過ごすことができます。
ニューメキシコ州では、地元発の高級ホテルグループ「ヘリテージ・ホテルズ＆リゾーツ」の創業20周年を記念して、本年夏に新たなウェルネス体験プログラム「ザ・ヘリテージ・リトリート」が始まります。このプログラムでは、グループが展開する4つのスパ施設（エル・モンテ・サグラド、エルドラド・ホテル＆スパ、イン＆スパ・アット・ロレット、ホテル・チャコ）を巡りながら、儀式的なセッションを通じて心・体・魂を癒すことを促します。
カリフォルニア州サンディエゴの歴史ある名門ホテル「ラ・バレンシア・ホテル」では、2026年に迎える開業100周年を前に今夏、新たなスパ施設のオープンが予定しています。ラ・ホーヤ湾の海洋保護区を見渡す高台に位置するこのスパでは、フェイシャル、マッサージ、ボディトリートメントを行う6つの施術室を備え、サウンドヒーリングや瞑想、そしてレイキ（靈氣）といった、心身の回復力を高める多彩なプログラムを提供する予定です。
アートファン注目のミュージアム＆パフォーミングアーツ施設が続々オープン
アメリカでは本年、知的好奇心を刺激する芸術や文化に触れられる新スポットが各地で登場します。6月27日に再オープンを予定しているロサンゼルスの「ゲティ・ヴィラ美術館」では、象徴的な海辺のロケーションで、古代ギリシャ・ローマ美術の名品を鑑賞できるようになります。美術館の建物自体も古代ローマの邸宅を再現したもので、作品と空間が一体となった没入感溢れる体験を楽しむことができます。
ロサンゼルスのダウンタウンに位置する複合文化施設「The Grand LA」では、世界初となるAIとデジタルアートに特化した美術館「データランド」が今秋以降に開業予定です。著名建築家フランク・ゲーリー氏が設計を手がけ、メディアアーティストのレフィク・アナドル氏が設立に携わっています。最先端のセンサー技術やビジュアライゼーション技術を活用した展示を通じて、人間の創造性とAIの融合というテーマを体感できる没入型アート体験を提供します。視覚・聴覚・嗅覚を刺激する多彩なコンテンツによって、来場者はアートとテクノロジーが切り拓く未来の可能性を五感で感じることができます。
オハイオ州コロンバスでは、本年9月上旬のレイバーデー・ウィークエンドに、体験型アート施設「プロトタイプ：ジ・エクスペリメンタル・ミュージアム」がオープンします。約2,800平方メートルの広大な敷地内に、没入型のキネティックアートやVR体験などが設置され、五感を刺激するユニークなミュージアム体験を楽しむことができます。アートとテクノロジーが融合したこの新施設は、地元のみならず国内外のアートファンの間でも注目を集めています。
世界が注目する国際的なスポーツイベントがアメリカ各地で開催
本年から2026年にかけて、アメリカ各地では世界規模のスポーツイベントが次々と開催されます。その先陣を切るのが、本年6月14日から7月13日まで約1か月にわたって開催される「FIFAクラブワールドカップ2025」です。過去最大規模となる32チームが出場し、全米12都市を舞台に世界最高峰のクラブチームによる熱戦が繰り広げられます。開幕戦はフロリダ州マイアミのハードロック・スタジアム、決勝戦はニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われる予定で、日本のファンからは、日本勢として参戦する浦和レッズの活躍に熱い視線が注がれています。
続いて、本年7月15日には、ジョージア州コブ郡にあるトゥルイスト・パークで「MLBオールスターゲーム」が開催されます。大谷翔平選手や千賀滉大投手をはじめ、日本人メジャーリーガーの選出が期待されており、日本の野球ファンにとっても見逃せない一大イベントです。会場周辺に広がる複合施設「バッテリー・アトランタ」には、多彩なレストランやショップ、ライブ音楽イベントなどが集まり、観戦前後のひとときを彩ります。試合の熱気と街歩きの楽しさが融合した、アメリカならではのスタジアム体験を味わうことができます。
そして2026年には、アメリカ最大のスポーツイベントである「スーパーボウル60」が開催されます。記念すべき第60回は、2月8日にカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムを舞台に実施される予定で、アメリカンフットボールの頂点を決める一戦となります。例年話題を呼ぶハーフタイムショーの出演アーティスト発表にも世界的な関心が寄せられており、試合直前には「スーパーボウル・ウィーク」として、サンタクララおよびサンフランシスコ・ベイエリアで関連イベントが多数開催される見込みです。
新路線の開業や長距離クルーズも登場 広がるアメリカ国内の移動手段
西海岸では、ロサンゼルス国際空港にて本年6月、「LAX/メトロ・トランジットセンター」の開業が予定されています。アビエーション・ブルバードと96番通りの交差点に位置するこの新駅は、メトロのKラインおよびCラインと接続され、今後は空港自動シャトルトレイン（People Mover）との連携も予定されています。
アメリカ南部の鉄道網にも新たな動きが見られます。今夏から運行を開始するアムトラックの新路線「マルディグラ・サービス」は、ルイジアナ州ニューオーリンズとアラバマ州モービルを結び、ミシシッピ州沿岸のベイ・セント・ルイス、ガルフポート、ビロクシ、パスカグーラなどにも停車します。また、ニューオーリンズ～メンフィス～シカゴ間を走る既存の長距離列車との同日接続も可能となるため、より柔軟で快適な鉄道旅が実現します。観光を楽しみながら、環境にもやさしい移動手段として注目されています。
ラグジュアリーな長距離移動を希望する旅行者には、アメリカン・クルーズ・ラインズが2026年から展開する50日超の長期クルーズも注目です。建国250周年を記念し、東海岸から西海岸まで全州をめぐる「ザ・グレート・ユナイテッド・ステイツ」、桜咲くワシントンD.C.やミシシッピ川流域の文化を巡る「スプリング・アクロス・アメリカ」、ニューイングランドや五大湖沿いの紅葉を堪能する「グレート・アメリカン・フォール・フォリッジ」など、いずれもアメリカ各地の風景や歴史、文化を深く味わえる旅程となっています。
全米各地の歴史的スポットで、アニバーサリーイヤーを彩る特別プログラム開催
本年のアメリカでは、各地の観光名所や文化施設が節目の年を迎え、地域の歴史や個性を讃える多彩な記念プログラムが展開されています。
カリフォルニア州セントラルコーストのサンルイスオビスポ郡にある、1925年12月12日に開業した世界初の「モーテル」である「マイルストーン・モーテル」が誕生から100周年を迎えます。マイルストーン・モーテルは1991年に営業を終了しましたが、ロードトリップを楽しむ自動車旅行者に手頃な宿を提供する「モーテル」というスタイルを確立し、現在も幹線道路沿いでは多くのモーテルが営業を続けています。近年では、レトロな趣を活かしながら内装や設備を現代的に整えたモーテルも増え、スタイリッシュで快適な宿の選択肢として注目を集めています。その一例が、カリフォルニア州サンルイスオビスポ郡の小さな海辺の町・カユコスにある「パシフィック・モーテル」です。美しいビーチやサーフィンスポットに近く、人気のロードトリップルートであるハイウェイ 1 号線沿いに位置するこのモーテルは、1920年代に建てられたバンガローをリノベーションしたもので、白を基調とした明るい客室や洗練されたインテリアが魅力です。2022年のリニューアルオープン以降、レトロな雰囲気を楽しみながら快適に過ごせる宿として多くの旅行者に親しまれています。
同州サンタバーバラの人気エリア「ファンクゾーン」に佇む「ホテル・カリフォルニアン」も、本年6月に創業100周年を迎えます。1925年に開業し、その後数々の歴史を刻んできたこのホテルは、アールデコとモロッコ風の建築が融合した唯一無二の美しさで知られ、現在も洗練されたブティックホテルとして高い人気を誇ります。100周年を記念した宿泊パッケージが用意され、到着時のウェルカムアメニティに始まり、館内でのディナーやワインテイスティング、60分間のカスタムスパトリートメントなど、多彩な特典が組み込まれています。
ケンタッキーダービーなど、競走馬の生産地としても知られる「世界の馬の都」ケンタッキー州レキシントンは、1775年に設立され、2025年に創設250周年という大きな節目を迎えます。これを記念して、年間を通じて多彩な市民参加型の祝祭イベントが予定されており、街の過去・現在・未来に光を当てるさまざまなプログラムが開催されます。ライブ音楽やフード、アートをテーマにしたフェスティバル、さらに著名人による講演などが予定されています。
2026年に向けて記念イベントや新施設が各地で開業
アメリカでは、2026年の建国250周年という大きな節目に向けて、歴史的記念イベントや新施設の開業など、全米各地でさまざまな取り組みが進んでいます。全米50州を舞台に展開される公式事業「アメリカ250」では、連邦政府主導で、全米50州を舞台に、歴史や文化、未来への歩みに焦点を当てた多彩な記念イベントが開催されます。特別展や参加型の文化プログラムなどを通じて、アメリカの原点に触れる貴重な機会となります。 2026年7月4日にはニューヨーク市では、世界各国から集まる30隻以上の大型帆船による壮大なパレード「セイルフォース250」が開催され、約600万人の観客が訪れると予想されています。
このようにアメリカでは、今夏以降、周年記念事業や国際的イベント、新施設の開業を通じて、各地で多彩な観光コンテンツが次々と登場しています。詳細は随時、ブランドUSAの公式ウェブサイトにて公開予定です。
「アメリカには常に、新たな発見と体験が皆様をお待ちしています。歴史的な節目を迎えるこの時期、次世代型の観光施設の誕生や国際的なイベントの開催など、2025年以降のアメリカはこれまで以上に刺激に満ちた旅先となるでしょう。世界中の旅行者の皆様に、アメリカの“いま”を体験していただけることを、心より楽しみにしております。」（ブランドUSAのプレジデント兼最高経営責任者、フレッド・ディクソンのコメント）
- ブランドUSAについて
アメリカ合衆国の公式観光促進団体であるブランド USA は、アメリカを優れた旅行デスティネーションとして訴求し、国外から旅行者に対しアメリカの観光施策を伝達することをその目的として、旅行促進法に基づき、アメリカ初の半官半民の事業体として設立されました。当団体は、海外からアメリカを訪れる旅行者の増加によってアメリカ経済を活性化し、世界におけるアメリカのイメージを向上させることを目的としています。2010 年に Corporation for Travel Promotion （米国旅行促進協会） として設立されたこの官民組織は、2011 年 5 月に活動を開始し、ブランド USA として事業を展開しています。オックスフォード・エコノミクス社の調査によると、ブランド USA は過去 11 年間のマーケティング施策により、海外からの訪米観光客が870万人増え、約 288 億ドル（約4兆3200億円 1ドル=150円換算レートにて計算）の消費額の増加、毎年 3万6,800 件を超える雇用の創出、83 億ドル（約1兆2,450億円）の連邦税、州税、地方税収入の増加を達成しており、その総経済効果は約 630 億ドル（約9兆4,500億円）に上り、投資1ドル（150円）あたり20ドル（約3,000円）の経済的リターンを生み出しています。
プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
