100℃以上の耐熱性を有するUV硬化型ホットメルト粘着剤を開発
artience株式会社
エージング工程が不要で製造プロセスを短縮可能
artienceグループのトーヨーケム株式会社（代表取締役社長 有吉 泰、東京都中央区）は、自動車・エレクトロニクスデバイス鋼製部材の接着にも使用可能な100℃以上の耐熱性を有し、またエージング工程が不要で生産プロセスの短縮に寄与するUV硬化型ホットメルト粘着剤「トヨメルト(R) P-201シリーズ」を開発しました。
この度トーヨーケムが開発したUV硬化型ホットメルト粘着剤「トヨメルト(R) P-201シリーズ」は、従来の溶剤型粘着剤とホットメルト粘着剤の特徴を併せ持つ粘着剤です。
既存プロセスでは乾燥工程やエージング工程が必要であることから、出荷や二次加工に移るまでに時間がかかるほか、乾燥に係るエネルギーコストや環境負荷が課題となっています。
一方、ホットメルト粘着剤は有機溶剤を使用せず、乾燥も要らない、環境にやさしい接着剤ですが、加熱すれば液状になり、冷却すれば固化する特性上熱に弱く、使用用途が限られるという課題がありました。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/68461/163/68461-163-935b46d4a13a6733f4eabd500a7a6b60-500x243.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
開発コンセプト
「トヨメルト(R) P-201シリーズ」は、UV照射により架橋構造を形成することで、ホットメルト粘着剤でありながら、100℃以上の耐熱性を有しています。これにより、従来のホットメルト粘着剤では対応できなかった自動車・エレクトロニクスデバイス鋼製部材の接着にも使用することが可能になります。また、一般的に接着しづらい素材であるポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチックから、アルミやステンレス鋼（SUS）などの金属、ガラスまで広範な素材に対して強固に接着します。さらに、硬化後もゴムの様な柔軟性を維持するユニークな特性を有します。
トーヨーケムは、独自のポリマー・テクノロジーから生まれた要素技術を、お客様のニーズとマッチングさせ、お客さまと一緒になってイノベーション製品を開発することで、世界中の社会課題解決に貢献できる企業を目指してまいります。
関連ページ
UV硬化型ホットメルト粘着剤
https://www.artiencegroup.com/ja/products/hotmelt/uv-hotmelt.html
トーヨーケム株式会社とは
トーヨーケム株式会社は、1896年に創業したartience株式会社（設立時名称：東洋インキ製造株式会社）を持株会社とし、artienceグループのポリマー・塗加工関連事業の中核を担う会社です。ポリマー設計技術と塗加工技術を用い、素材から開発できる強みを活かしてエレクトロニクスや半導体、メディカル分野などに先端の製品を提供し、またさまざまなサステナビリティ貢献製品の開発にも注力しています。
artienceグループは、世界の人々に先端の技術で先駆の価値を届ける会社として、感性に響く価値を創りだし、心豊かな未来の実現に取り組んでいます。artienceグループの詳細についてはウェブサイト（
https://www.artiencegroup.com）をご覧ください。
プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
