6月の熱中症搬送者数が増加傾向も、46%が7月以降に対策を意識。近年増加する早期の熱中症や「梅雨型熱中症」について医師が解説。熱中症対策の誤解とは?
パナソニック株式会社

さらに、パナソニック エアーマイスターが夏のエアコン節電術を伝授
気象庁の見通しによれば、今年の夏は暖かい空気に覆われやすいため、気温は全国的に高くなる見込みです。2024年の夏の平均気温は、2023年と並び統計開始以降最も高くなっており、今夏も厳しい暑さが予想されます。
また、昨夏は記録的な猛暑により、 5月から9月までの熱中症搬送者数の累計は 97,578人となり、平成 20 年の調査開始以降、最も多い搬送者数でした。2023年の救急搬送者数の累計も91,467人と、統計開始以降3番目に多く、2年連続で記録的な数値となっており、猛暑が予想される今夏も、熱中症対策が重要です。
一方で、各種生活品の値上げに加え、今夏も電気代の値上げが止まらず、政府の電気代補助が終了するなど、電気代が各家庭のお財布を直撃しており、電気代を気にした「エアコン控え」が懸念されます。
この度、パナソニック株式会社では夏のエアコン利用と熱中症対策についてアンケート調査を実施するとともに、夏の節電に役立つエアコン活用ポイントをご紹介します。
【本リリースサマリー】
■今夏のエアコン利用と熱中症対策に関するアンケート調査を実施
・「熱中症対策をしていない」33%、対策をしているうち46%は7月以降に熱中症対策を開始
・自宅で自身や家族が「熱中症かもしれない」と感じたことがある人は51%、「自分」40%に
・44%が自身や家族が「熱中症かもしれない」と感じた時にエアコンを使用していなかった
・その理由は「電気代がかかるから」36%が最多に
■近年増加する早期の熱中症や「梅雨型熱中症」について医師が解説!
その原因と対策は?「熱中症対策は7月から」は誤解
■パナソニック エアーマイスターが節電方法を解説
節電を意識したエアコン活用で熱中症対策!カギは◯◯運転
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自宅で自身や家族が「熱中症かもしれない」と感じたことがある人は51%
その時、44%が「エアコンを使用していなかった」
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「例年、熱中症対策をしていますか?」という質問では、「積極的に対策している」20%、「どちらかと言えば対策をしている」47%と、67%が対策をしている一方で、「まったく対策をしていない」12%、「どちらかと言えば対策していない」21%と33%が対策をしていないと回答しました。
熱中症対策を始めるタイミングについては、「7月」が最多の40%で、「6月」35%、「5月」14%と続きます。4月~6月の早めの熱中症対策を行っている方も一定数いる一方、7月~8月に対策を始める方が46%にのぼります。しかし、近年は6月の熱中症搬送者数が増加傾向にあり、早めの熱中症対策が大切です。
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特に、湿度が上がる6月のこの時期に注意したいのが、「梅雨型熱中症」です。夏本番を迎える前の梅雨時期に起きやすい熱中症で、真夏ほどの気温でなくても湿度が高ければ起きやすく、風が弱い日にはさらに発症しやすくなります。室内での発生が多いのも特徴です。「梅雨型熱中症」の認知度は「言葉も内容も知っている」は13%にとどまり、「言葉は聞いたことがあるが内容まではわからない」21%、「聞いたことがない」66%と87%が理解していないことがわかりました。
実際に、自宅で自身や家族が「熱中症かもしれない」と感じた経験の有無についてたずねたところ、「まったくいない」47%と「答えたくない」2%を除く、51%の方が経験があると回答しました。特に、ご自身が自宅で熱中症かもしれないと感じたことがある方は40%にのぼります。
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その際のエアコン使用については、44%が「使用していなかった」、11%が「わからない/覚えていない」と回答しており、エアコン使用率は45%と半数未満となりました。
エアコンを使用しなかった理由については、「電気代がかかるから」36%が最多となり、続いて「暑いと思わなかったから」25%、「冷えすぎるから」21%が挙げられました。
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近年、6月の熱中症搬送者数が増加傾向に…早期の熱中症にご用心!
「熱中症対策は7月から」は誤解!対策法は?
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夏本番前の早期の熱中症について、熱中症に詳しい「臨床教育開発推進機構」理事の三宅康史医師に原因や対策法を伺いました。
※パナソニックから三宅康史先生に依頼をして、いただいたコメントを編集して掲載しています。
■近年6月の熱中症搬送者数が増加傾向に
総務省の「熱中症による救急搬送状況」によると、近年6月の熱中症搬送者数が増加傾向にあります。6月の搬送者数は、令和元年4415人に対し、令和5年7235人、令和6年7275人と増加中で、6月下旬に東・西日本で記録的な高温となった令和4年は6月としては統計開始以降最多の15969人にものぼりました。
これらの数値は、平成22年の統計開始時2276名と比べるといずれも大幅に増加しています。
熱中症の発生ピークは7月~8月ですが、夏本番前の6月の早期の熱中症には特有のリスクもあるため、十分な注意が必要です。
■6月の熱中症が増加傾向…その原因と対策は?「熱中症対策は7月から」は誤解!
まず、継続的な地球温暖化の影響で6月から暑くなる日が増えていることが原因です。それに加えて、湿度が高い日本特有の梅雨時には、汗が乾きにくいために体温が下がりにくく、体温が上昇してしまう「梅雨型熱中症」が増加していることから、6月の熱中症患者の発生が増加傾向にあると考えられます。
熱中症患者の発生ピークは7月下旬から8月上旬ですが、それに向けての体の暑さ慣れ(暑熱順化)、服装や居住環境の暑さ対策を早めに行っていく必要があります。さらに、「梅雨型熱中症」対策としても、梅雨時前から蒸し暑さに慣れ、湿度管理を行うなど、早めに熱中症対策を開始することが大切です。アンケート調査結果では、7月~8月に対策を始める方が46%にのぼることがわかりましたが、7月からでは最も危険な時期に備えるには間に合いません。「熱中症対策は7月から」という考え方をお持ちであれば、近年においては誤解とも言えます。
■熱中症になりやすい年齢…すべての世代に注意が必要
熱中症になりやすい年齢として、男性ではスポーツ中の10~19歳、作業中の20~79歳、日常生活中の60~99歳が危険な年齢と言えます。一方、女性ではスポーツ、作業での発症は少なく、日常生活中の60~99歳に熱中症発症のピークがあります。男性にはスポーツ、肉体労働の機会が多いこと、女性はむしろ屋内での作業が多いことがその原因と考えられます。すべての世代で熱中症に注意していただきたいのはもちろんですが、高齢化社会にともない日常生活中の屋内における高齢者の熱中症患者はますます増加することが予想されるため、高齢者に向けた対策がより一層重要になってきます。
■熱中症対策として、積極的なエアコンの活用を
エアコン冷房スイッチオンの目安は室温28℃以下・湿度70%以下を目安に、本人が暑さを感じない設定温度を見つけましょう。体調、年齢、体格、性別によって体感温度には差があるため、個人差を意識して、状況によっては28℃到達前からエアコンを活用してください。また、エアコンの設定温度は実際に自分のいる場所とは異なる場合があります。自分の生活する近くに温度計、湿度計を置いて、快適な温湿度になるよう設定温度を見つけましょう。
これから1ヶ月は気温が高くなり、さらに雨の日が多いことで湿度が高くなる恐れがあります。特に直近1ヶ月程度は「梅雨型熱中症」の危険性が高まる恐れがあり、十分に注意が必要です。屋内であっても、作業やスポーツをする場合にはエアコンを使い、湿度も適切に管理し、体温の上昇を防ぎましょう。エアコンがない場合には、作業量を調整する、冷やした飲み物で水分補給をするとともに体温上昇を抑えましょう。一方、今の時期は時に肌寒い日もあります。衣服をこまめに調整することで屋内でも快適に過ごしてください。休日には少し汗をかく程度に意識的に体を動かしたり、ぬるめのお湯にゆっくり浸かってリラックスしながら汗をかくことで、暑さへの順応が促されます。
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三宅 康史 (みやけ やすふみ) 先生臨床教育開発推進機構 理事
日本救急医学会評議員・専門医・指導医
1985年東京医科歯科大学(現:東京科学大学医学部)卒業。東京大学医学部附属病院救急部、公立昭和病院脳神経外科・救急科(ICU)・外科研修医~医長、昭和大学病院救命救急センター助手、さいたま赤十字病院救命救急センター長・集中治療部長、昭和大学医学部救急医学准教授、同救命救急センター長、同教授、帝京大学医学部救急医学教授・同附属病院救命救急センター長、同高度救命救急センター長を経て2025年より現職。
編著『現場で使う熱中症ポケットマニュアル』(中外医学社/2019)、編著『医療者のための熱中症対策Q&A』(日本医事新報社/2019)、企画・編集『熱中症 日本を襲う熱波の恐怖(改訂第2版)』(へるす出版/2017)など執筆多数。
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パナソニック エアーマイスターが教える夏のエアコン節電術
節電を意識したエアコン活用で熱中症対策!カギは◯◯運転
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続いて、節電を意識したエアコン活用方法について、パナソニック エアーマイスター 兼 熱中症予防指導員の福田風子が解説します。
■「今年の夏は節電のため、冷房の利用をガマンしようと思う」49%…今夏のエアコン控えが浮き彫りに
パナソニックが今年5月に行った調査※では、「今年の夏は節電のため、エアコン冷房の利用をガマンしようと思いますか?」という質問で、「かなりガマンしたい」(14%)、「ややガマンしたい」(35%)と49%がエアコンガマン派であることがわかりました。
電気代を懸念したエアコン控えの実態が浮き彫りになりましたが、熱中症対策の観点から、暑いと感じる場合はガマンせずにエアコンを使用するようにしてください。
そこで、節電を意識したエアコン活用方法をご紹介します。
※5月18日の冷房稼働率は今年初の20%超え。今年も冷房による電気代”増”が懸念…「今夏エアコン利用ガマンしたい」49%、「送風運転を使用しない」73%(2025年5月20日配信プレスリリース)
https://panasonic.jp/topics/2025/05/000001045.html
■カギは「自動運転」!有効なエアコンの節電対策の一つ
エアコンには、温度や湿度などを検知するセンサーが搭載されています。これらのセンサーが室内空気の状態をチェックし、最適な温度や風量に自動で調整するのが自動運転機能。
一般的に、ハイエンドモデルとなるほどセンサーは多彩で、人の在・不在や、日当たりの変化などまで検知するエアコンも。また、モデルによってはリモコンに“自動”ボタンを搭載しており、ボタンひとつで自動運転に切り換えることもできます。最近のモデルでは、センサーの精度が高くなってより細やかな検知が可能になっています。さらにAIを採用することで、より快適な空間を目指した制御が可能なものも。中には、AIが住宅の断熱性能や人の体感温度を学習し、その家や使い方に合わせた自動運転を行うなど、年々進化を続けています。
自動運転にすればエアコンが一括管理してくれるので、冷やしすぎや暖めすぎがなくなります。モデルによっては風向きも自動で調整し、暖房時は下向き、冷房時は上向きにしてくれたりもしてさらに便利。短時間で室内を快適にし、節電も期待できるのは、エアコンにおまかせできる自動運転ならではのメリットですので、ぜひご活用ください。
■暑いときはもちろん、「冷房」と「除湿」に迷った際にも自動運転で最適な運転に
「冷房」か「除湿」か迷ったときも、外気温の環境も考えて最適に運転してくれる自動運転を使うといいでしょう。
室温が高く暑く感じる時には「冷房」で室温を下げましょう。冷房運転でも「温度」と「湿度」の両方を下げることができます。設定温度になった後、少し蒸し暑い場合は、設定温度を下げる前に「除湿」で湿度を下げるのもおすすめです。
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猛暑への工夫がたくさん
「エオリア」のこだわりの機能
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パナソニック エアコン「エオリア」は過酷な日本の夏でも快適に過ごせるように、こだわりの機能を搭載しています。
■省エネ性と快適性を両立
エオリア(Xシリーズ)は世界初★1「エネチャージシステム」や「エコロータリー コンプレッサー」(9.0 kWクラスを除く200V機種に搭載)といった独自の技術により、快適性を損なわない省エネを実現しました。
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エネチャージシステム
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エコロータリーコンプレッサー
★1:壁掛け形エアコンにおいて。コンプレッサーの排熱を顕熱蓄熱し、暖房および冷房に再利用する技術。2020年11月21日発売。(当社調べ)
★2:国内壁掛け形エアコンにおいて。アセンブルベーン機構と新規オイルの採用により低能力運転時に高効率な運転ができる技術。2024年12月1日時点。(当社調べ)
冷房による乾燥や冷え過ぎが気になる方は、湿度が高めの冷房運転「しっとり冷房」も選択可能。また、3つのモードで環境に合わせた快適な除湿を自動でコントロールできます。
・エオリア(Xシリーズ)の省エネ性能についてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/feature/energy-saving.html
・エオリア(Xシリーズ)の3つの除湿モードについてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/feature/dehumidification.html
■猛暑に強い室外機
エオリアの室外機は、日本の夏の厳しい暑さを想定した様々な品質試験を実施。外気温50℃でも冷房パワーを安定的に持続するから(※1、※2)猛暑でも冷房の効きが悪くならず、涼しく快適に過ごせます。(※3)
※1:当社測定基準による。CS-X405D2、当社環境試験室(約14畳)、外気温50℃、設定温度25℃で冷房運転。室温が25℃となり、連続運転動作することを確認。外気温とは室外機の吸い込み温度です。使用環境・設置状況により能力の低下があります。所定の設置スペースを確保してください。
※2:室外機の吸い込み温度です。冷暖房能力を保証するものではありません。
※3:EX/GX/J/PXシリーズについて、冷房能力を保証するものではありません。
・エオリアのものづくりのこだわり
https://panasonic.jp/aircon/contents/quality.html
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【パナソニック エアーマイスター 福田 風子】パナソニック株式会社 空質空調社
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■パナソニック エアコン「Eolia(エオリア)」は、「熱中症ゼロへ」プロジェクト公式エアコンに認定されています。「熱中症ゼロへ」とは、熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指すプロジェクトです。
https://panasonic.jp/aircon/contents/zero_heatstroke.html
■「2025年 今夏のエアコン利用と熱中症対策の実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2025年5月12日~5月19日
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
●有効回答:514名(男性:242名、女性:272名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes