VR空間に自分の手が現れる。順天堂大学と共同開発「OSCE VR」提供開始
株式会社ジョリーグッド

~ 試験本番の「あの瞬間」に備える。手を動かして身につけるVR学習体験 ~
株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役 CEO:上路 健介)と順天堂大学(東京都文京区、学長:代田 浩之、医学部総合診療科学講座 主任教授:内藤 俊夫、准教授 森 博威)は、共用試験(OSCE)に挑む医学生のために、臨床現場に近い体験を何度でも反復できる実写VR教材「OSCE試験対応VR」(以下、OSCE VR)を共同開発し、本日より正式に提供を開始します。
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OSCE(オスキー)とは、「客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination)」の略称で、医学生が診察や問診などの臨床スキルを実践形式で評価される試験で、「臨床現場に出る前の最終チェック」として重要な役割を担っています。
■OSCE試験対策の課題
OSCE本番では、限られた時間の中で的確に問診・診察を進める力が求められますが、「何から始めればいいのか分からない」「一連の流れを体で覚える機会が足りない」と感じる医学生も少なくありません。
特に、Pre-CC OSCE(臨床実習前客観的臨床能力試験)は、模擬患者やシミュレータを用いた実践型の試験であり、患者対応の姿勢や身体診察の基本手技が評価されます。しかし、実際の学習現場ではロールプレイや2D教材を用いた学びが中心で、本番さながらの診療を反復練習できる環境が限られていることが大きな課題となっていました。
こうした課題を解決するために、本OSCE VRは順天堂大学の協力・監修のもとで開発されました。受験者の視点から実際の診察シーンを再現した実写VRにより、診察手技を自分ごととして捉えられる構成となっています。加えて、ハンドトラッキング機能によってVR空間上に自分の手が映し出されるため、医師の動きに自らの手を重ねながら、“診察の流れ”を体で覚える学習体験が可能です。
■「OSCE試験対応VR」の特徴
OSCE VRは、面接や身体診察における重要ポイントを、一人でもスムーズに繰り返しトレーニングができる実写VRコンテンツです。医療面接・胸部診察・頭頸部診察・腹部診察・神経診察・四肢脊柱の6つのカテゴリーを「基礎編」「応用編」「模擬試験編」の3ステップ構成で、知識の定着から試験本番のシミュレーションまで一貫したトレーニングが可能です。
「基礎編」・・・診察の手順を音声ガイド付きで学習
「応用編」・・・基礎編の復習をしながら医師目線で診察を疑似体験
「模擬試験編」・・・本番と同様のスピードで実践復習
さらに、ハンドトラッキング機能によりVR空間上の医師の手に自分の手を重ねることができるため、よりVR空間への没入感が増し、自分ごと化しながら学ぶことができます。
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胸部診察 坐位(基礎編)
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腹部診察(応用編)
■ VRアプリケーション「JOLLYGOOD+」(ジョリーグッドプラス)で提供
2025年4月3日に公開されたVRアプリケーション「JOLLYGOOD+」の第2弾専門講座としてリリースされるもので、試験対策する医学生、またはVR教育を提供したい教員の方などを対象としています。動作対象デバイスは、Meta QuestとAppleのiPadの2種類のデバイスに対応しています。
「OSCE試験対応VR」受講価格
月額5,500円(税込) 年額一括払い66,000円(税込)
※無料会員登録で、一部のお試し受講や、その他VRコンテンツもご確認いただけます。
以下のストアからダウンロードできます。
iPadユーザー: App Store からダウンロード
Meta Questユーザー: Meta Quest Store からダウンロード
JOLLYGOOD+ Memberプラン OSCE試験対策VR
■ 監修者コメント
本OSCE VRは、順天堂大学 医学部総合診療科学講座 内藤 俊夫 主任教授および森 博威 准教授と西崎 祐史 教授に、ご監修いただいています。
順天堂大学医学部 総合診療科学講座
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主任教授 内藤 俊夫臨床医として現場に出る前に、基本的な問診や身体診察のスキルを身につけることは極めて重要であり、OSCEのトレーニングはそのために欠かせません。問診や身体診察は患者ごとに異なるため、様々なケースを想定して繰り返しの練習が求められます。VRは現実に近い形で診療を再現することが可能であるため、OSCEトレーニングに非常に最適だと考えます。医学生の皆さんにはOSCE試験対応VRを活用し、問診や身体診察の練習を繰り返し行っていただきたいと思います。
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准教授 森 博威OSCE試験対応VRの作成にあたり、自己学習が可能になるよう出来る限り工夫しました。基礎編で学び、応用編で実践し、試験で確認する流れとしています。VRおよびAIの技術の発展は著しく、今後医学教育において様々な手技や実習がVRを使用してトレーニングが可能になると考えています。次のステップとしてはAI技術を取り入れ、VR上で模擬患者さんに対して問診を行うトレーニングプログラムの作成を目指します。OSCE試験対応VRを使った感想等是非お聞かせください。
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教授 西崎 祐史現在、本邦の医学教育は、医学教育モデル・コア・カリキュラムの大幅な改訂や共用試験の公的化など、大きな変革期を迎えています。また、医師の働き方改革が進展する中で、限られた時間の中での効率的な自己研鑽の重要性は、これまで以上に高まっています。
このような時代の潮流を踏まえると、VRを活用した本デジタル教材は、極めて高い教育的価値を持つといえるでしょう。指導と学習の効率化を実現することで、医学生の診察スキルの向上が期待されます。
ぜひ、OSCEのトレーニングにおいて積極的にご活用ください。
■ 株式会社ジョリーグッドについて
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株式会社ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、AIによる医療福祉向けサービスを開発するクリエイティブテクノロジーカンパニーです。
今後は医療福祉だけでなく、製造業、建築、物流、小売、飲食業などの人手不足、指導者不足にも貢献できるよう、各業界での事業パートナーさまを募集しています。DX導入や新事業としてのAI、XR展開をご検討の方はお気軽にご相談ください。
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