アイ工務店が京都大学・奈良女子大学と共同研究!スキップフロア・外張り断熱工法を採用した木造住宅における耐震性能の検証
株式会社アイ工務店

~アイ工務店は、さらなる「安心・安全・快適」な耐震住宅の開発を推進します~
株式会社アイ工務店(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:坂井 達也)は、京都大学ならびに奈良女子大学と共同で実大耐震性能検証試験を実施したことをお知らせいたします。
今回の試験では、耐震性能検証試験ではあまり行われることがない、スキップフロア及び外張り断熱工法を採用した耐震等級3の木造住宅における耐震性能を検証しました。
アイ工務店は、その成果を今後の技術開発にも活かし、関係各所の皆さまと協力のもと「安心・安全・快適」な耐震住宅の開発を推進し、建築業界における耐震住宅の技術革新に貢献してまいります。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72784/60/72784-60-66002a20aa748ea83a70f85f81bfc2fc-2854x1868.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
耐震実験の様子
<試験実施の目的>
日本は地震大国であり、住宅の耐震性能向上は住まいの安全性を確保する上で重要な課題です。近年では高断熱・高気密な住宅へのニーズが高まり、断熱性能を向上させながら耐震性能を確保する技術開発が求められています。
本試験では、
●スキップフロア
(収納力を高めるアイ工務店の提案で、このような耐震試験では採用されることは珍しい)
●外張り断熱工法による高い断熱・気密性
●耐震等級3の強固な構造
●制震ダンパーによる揺れの抑制
を組み合わせた木造住宅の耐震性能を、実際の住宅規模の建物を用いた実大振動試験として実施し、大地震時の建物の挙動や損傷の有無を詳細に分析しました。
<検証試験概要>
〇試験日時:2025年5月20日(火)
21日(水)の2日間
〇試験場所:国立研究開発法人 土木研究所
(茨城県つくば市南原1−6)
【試験内容】
スキップフロア・外張り断熱工法を採用した、耐震等級3の木造住宅における耐震性能の検証
【試験監修】
京都大学 中川貴文 准教授
奈良女子大学 角田功太郎 専任講師
■試験監修者プロフィールと検証試験コメント
○京都大学 生存圏研究所
中川 貴文 准教授
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72784/60/72784-60-47aec3a4a3f73e93c5f35e1d4cf4c265-2249x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【略歴】
2003年東京大学大学院修了後、民間企業を経て、2005年より国土交通省 国土技術政策総合研究所及び建築研究所にて木造の耐震の研究に従事。
2010年に「wallstat」の無償公開を開始。
2018年より現職。
2019年文部科学大臣表彰。
2024年日本建築学会教育賞。
博士(工学・農学)
<検証試験コメント>
1.スキップフロアを採用した木造住宅における耐震性能の検証結果と考察
試験の結果、震度7の揺れを複数回与えても損傷や変形は全く見られず、十分な耐震性が確認できました。今回のように、スキップフロアでも耐震性が確認できたということは、今後自由設計を進める上でも耐震性が担保されたと言えます。
また、実験の前にPC上でスキップフロアや外張り断熱を数値化しシミュレーション(解析)を行いましたが、その想定数値と実際の実験の数値がほぼ同じでした。これは、今後の設計で耐震性を想定して家を作ることができるということ、つまり「耐震性をコントロールできる」ということであり、これが今回の実験の意義として非常に大きいと考えています。
2.外張り断熱工法を採用した木造住宅における耐震性能の検証結果と考察
試験の結果、外張り断熱やバルコニーを設置することで、同じ耐震等級でもそれ以上の強さを発揮することが確認できました。地震から家を守るには家を硬くすることが重要ですが、この「硬さ」を住宅で実現するには、耐力壁の確保を前提とし、腰壁や垂れ壁、2階のバルコニーや外張り断熱などの「余力」も大きく影響します。今回の試験体でも、外張り断熱やバルコニーを設置したことで、さらに耐震性が増したと考えられます。
○奈良女子大学 生活環境学部
角田 功太郎 専任講師
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72784/60/72784-60-0de105ed3ce3383ded33b7fc0a17243a-707x825.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【略歴】
2020年より日本学術振興会特別研究員として従事。
2022年京都大学大学院修了後、同年より現職。
博士(農学)
<検証試験コメント>
今回の試験では、試験体がほとんど変形せず、損傷もごくわずかで、想定以上に耐震性能が高いことが確認できました。特に、スキップフロアの耐震性が心配でしたが、損傷は全く見られず、しっかりと耐震設計されていればスキップフロアがあっても大地震に十分耐えられることが実証されました。
また、地震の揺れが大きくなるにつれ制振ダンパーがしっかりと効果を発揮することも分かり、耐震性の余力があると感じました。その余力の一部には、外張り断熱による構造強化の効果も大きく関わっていると考えられます。
■会社概要株式会社アイ工務店
大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 エトワール心斎橋9F
HP:
https://www.ai-koumuten.co.jp/
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72784/60/72784-60-3f5e5f131ea679009b964b63551d4fed-1910x383.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アイ工務店は、2011年1月、兵庫県姫路市に第一号のモデルハウスをオープンして以来、大阪、兵庫をはじめ、45都道府県288ヶ所に住宅展示場(アイスタジオ含む)を拡大した結果、延べ2.8万件を超えるお客様とのご縁を紡ぐことに。
また、2025年8月には島根県松江市に、2025年10月には鳥取県米子市にそれぞれアイパークを開設予定で、創業16年目にして全47都道府県に営業展開を行うこととなります。
前期は6,300棟超のご依頼をいただき、2023年度の着工戸数ランキングでは全国6位(2024年8月住宅産業研究所調べ)を達成するなど、確かな経営基盤を確立し、全国各地に新モデルハウスを続々と誕生させております。
創業以来、お客様のご要望に応えるだけでなく、「自分が住むなら・・・」という思いを込めてご提案し、ご満足いただいた結果が2.8万件を超えるお客様とのご縁をいただきました。これからもお客様とのご縁を大切にし、皆様の理想の家づくりにおけるベストパートナーを目指して、さらなる事業展開に取り組んで参ります。
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes