「メ~テレドキュメント 掌で空は隠せない~木本事件の99年後~」第62回ギャラクシー賞 「選奨」を受賞!
メ~テレ

テレビとラジオの魅力を広く訴えるため、優れた作品やクリエイターを顕彰する「第62回ギャラクシー賞」(主催・放送批評懇談会)の贈賞式が東京で開かれ、メ~テレ(名古屋テレビ放送)制作、2025年1月に放送した「メ~テレドキュメント 掌で空は隠せない~木本事件の99年後~」が、テレビ部門の「選奨」に選ばれました。
メ~テレの作品がギャラクシー賞テレビ部門の「選奨」を受賞したのは、「メ~テレドキュメント 葬られた危機~イラク日報問題の原点~」(2018年5月放送)以来となります。
「歴史の闇に葬られてきた朝鮮人虐殺事件を綿密に取材・検証して事実を掘り起こした、ローカル局ならではの骨太で貴重なドキュメンタリー」「過去の事件で終わらせず、現在起こっている差別やヘイトに繋げた点も評価できる」とされました。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14977/1365/14977-1365-5c0ec7f8aefc25c9cdbc1d759e410ece-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
木本トンネルでの劉永昇さん
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/14977/1365/14977-1365-e4bc0795710138dedac5e94e0acbeff7-734x410.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
市民団体が建てた追悼碑
なお、2024年5月に放送された前作「メ~テレドキュメント 掌で空は隠せない~1926木本事件~」は、第44 回 「地方の時代」映像祭グランプリに選ばれています。
【番組概要】
1926(大正15)年、三重県の木本町(現・熊野市)で、トンネル工事に従事していた朝鮮人2人が武装した町民に集団で襲われ殺害された「木本事件」。町民と朝鮮人の小さなトラブルから「朝鮮人が集団で襲ってくる」との噂が広まった結果だった。「木本事件」は地元でタブー視され、伝える人も少ない。関東大震災後には、朝鮮人という理由で多くの人が虐殺された。虐殺の発生と連鎖のメカニズムを探り、事件を後世に伝えようとする在日コリアンの編集者、劉永昇さんや、地元の僧侶、教師の目を通して、現代にもつながる差別の実情に迫った。
プロデューサー・ディレクター 村瀬史憲
「名誉ある賞に選んでいただき、関係者の皆様に御礼申し上げます。 この番組は風媒社の劉永昇さん、歴史家の金靜美さんはじめ、多くの方々の視座と調査があって実現したものです。軍拡が許容される時代になりつつあるいま、社会の中に潜む差別の源流を辿ることが、戦争の芽を摘む力になると信じています」
ディレクター 岡本祥一
「このように評価いただける番組に関わることができて光栄です。金靜美さんをはじめ、忘れられようとする事実を丹念に調べ発信し続けてきた方々の努力に改めて敬服の思いです。地方のテレビ報道の存在意義は、向き合うべき地元の問題にしっかり焦点を当て、丁寧に取材を続けることだと再認識しました。実践できるよう精進したいです」
この作品は、名古屋の民放テレビ局が共同で運営する動画配信プラットフォーム「Locipo(ロキポ)」でご覧いただけます。
https://locipo.jp/creative/9755fd55-eacd-4874-8599-8bc6bb66b304?list=88637816-b699-47f1-a26e-2a69e66df89e
<番組概要>
■ タイトル:「メ~テレドキュメント 掌で空は隠せない~木本事件の99年後~」
■ 放送日時:2025年1月12日(日)深夜0時45分~2時5分
プロデューサー・ディレクター 村瀬史憲
ディレクター 岡本祥一
ナレーション 寺島しのぶ
撮影 大泉真一
音声 淺田健太
編集 松田七海
音楽 石川泰昭
音効 村上祐美
整音 犬飼小波
題字 安藤慎也
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes