NS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.による Osaka Gas (Thailand) Co., Ltd.の連結子会社化について
日鉄エンジニアリング株式会社
~両社知見を活用したタイ国内におけるエネルギー事業の統合・強化~
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「NSE」)と、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、本社:大阪市中央区、以下「OG」)の100%子会社であるOsaka Gas Singapore Pte. Ltd.(社長:小林亮輔、以下「OGS」)が共同出資するNS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(社長:木下達哉、以下「NSET」)は、OGの連結子会社であるOsaka Gas (Thailand) Co., Ltd.(社長:原正和、以下「OGT」)についてOGSが保有する株式をすべて取得しました。これによりOGTは、本年5月30日にNSETの連結子会社となりましたのでお知らせいたします※1。
NSETは、タイ国内にて日系の大規模工場向けに天然ガスやバイオマス燃料を使用したコージェネレーション設備による電気・熱を供給するオンサイトエネルギー供給事業を展開しております。一方、OGTは天然ガス導管が整備されていないエリアで現在重油・LPG(液化石油ガス)を使用している工場向けに、コストダウンとCO2排出量削減を目的として、ガス導管延伸※2による天然ガス燃料への転換、あるいはガス導管の延伸が見込めない地域においてはCNG※3およびLNGへの燃料転換を推進しており、またボイラ・バーナーなどの設備導入を伴う熱供給事業も展開しております。
このたびのNSETによるOGTの連結子会社化は、NSETが取り組むタイ国内のエネルギーサービス事業において、統合による事業の効率化とエネルギー供給サービスの強化を通じて一層の事業拡大を目指すものです。NSETが培ってきた設備運用知見を活用して、OGT既存顧客を対象とした追加的な省エネ事業の展開や、Daigasグループが保有するバイオガス製造をはじめとした低・脱炭素商材の拡販の検討など顧客のニーズに合わせて幅広くサービスをご提案することが可能となります。
今後もNSETは、高効率エネルギー供給プラントに関するエンジニアリング技術および操業管理技術を活かした環境性・経済性に優れたエネルギーソリューションで、顧客の低炭素社会の実現に向けた取り組みをサポートすることを通じ、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
※1 OGTは2026年5月30日までに社名を変更する予定です。
※2 導管ガスを用いた熱供給事業は、OGT の連結子会社で、タイの天然ガス公社であるPTT Public Company Limitedとの合弁会社であるOGP Energy Solutions Ltd. が行っています。
※3 天然ガスを気体のまま圧縮して容器に貯蔵した圧縮天然ガス(compressed natural gas)のこと。ガス導管の延伸が見込めない地域に供給します。
【NSET概要(事業統合前)】
[表1:
https://prtimes.jp/data/corp/91727/table/118_1_7c56fd01fceb7dafefdd61cf00104d45.jpg ]
【OGT概要(事業統合前)】
[表2:
https://prtimes.jp/data/corp/91727/table/118_2_9aff23086334ef13de8e966dfb604cf9.jpg ]
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes