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多摩北部医療センターで再生医療を開始

地方独立行政法人 東京都立病院機構

多摩北部医療センターで再生医療を開始

~細胞シートによる自由診療での食道狭窄治療を開始~


 多摩北部医療センターでは、食道がんのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術(注1))後などの患者さんに対して、ご自身の細胞で作製した食道再生上皮シート(以下「細胞シート」という。)を用いた食道狭窄治療を開始します。
 食道がんは、国内で一年間に約2万6,000人がり患し約1万1,000人の方が亡くなる病気です。食道がん治療の内視鏡治療として、低侵襲なESDが全国的に普及していますが、食道の広範囲を剥離する場合には、高い頻度で術後狭窄が発生するため、長期間にわたって治療を繰り返したり、食事の通過障害に伴う症状が続くなど、患者さんにとって身体的・精神的な苦痛を伴うことがあります。
 この治療を受けることにより、創傷部の治癒を早めるとともに、その後の食道狭窄を抑制・防止できるため、患者さんの身体的負担の軽減が期待できます。

1 治療開始日
  令和7年6月4日(水曜日)

2 細胞シートによる治療の推奨患者
 ・表在性食道がんの治療としてESDを予定しており術後食道狭窄の可能性が高い方
(頸部食道がんの方、切除部分の周在率(注2)が75%以上の方、切除長軸径(注3)が5cm以上の方など)
・既にESD後の難治性食道狭窄の症状を抱えている方

3 治療の内容
・ESDを行った直後の患者さんやESD後の難治性狭窄の患者さんに、自身の口腔粘膜組織および血液を培養し作製した細胞シートを、がん除去後の創傷部分へ内視鏡的に移植します。
・細胞シートは、株式会社セルシードに製造を委託し、同社の特定細胞加工物製造許可を取得した施設(施設番号FA3160008)で厳密な製造・品質管理体制のもと製造されます。 

4 治療の効果
・この治療を受けることにより、創傷部の治癒を早めるとともに、その後の食道狭窄を抑制・防止できるため、患者さんの身体的負担の軽減が期待できます。
 ※この治療によって得られる効果には個人差があります。


5 治療に要する費用
・「細胞シート」による食道狭窄治療は、健康保険が適用されない治療のため、患者さんが費用の10割を負担する自由診療となります。
 ・外来(術前検査等)から、入院、ESD実施、退院までの一連の診療・治療について約400万円(外来5日間、入院8日間の場合)

6 担当医師
  消化器外科部長 大木 岳志 医師

7 その他
  本治療を開始するにあたり、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に定められた再生医
療の実施に必要な計画を厚生労働省に提出し、令和7年4月1日に受理されています。
(参考1)治療のイメージと治療の流れ

(治療の流れ)
1 治療の説明と同意確認
患者さんに、同意説明文書により治療内容をご説明します。

2 治療実施のための検査
  問診、血液検査、既往症等の確認、術前検査などから治療への適格性を確認します。
  医師が必要と認める場合は、内視鏡検査を実施することもあります。

3 口腔粘膜組織、自己血清の採取
  患者自身の口腔粘膜組織(2~4平方センチメートル程度)及び血液(150~200ml)を採取します。

4 細胞シート製造
  組織と血液を当院が契約する株式会社セルシードの細胞培養センターへ運搬し、細胞
シートを製造します。

5 入院
入院期間はおよそ8日間の予定です。

6 同意の再確認・細胞シートの移植
細胞シートの移植手術前に、患者さんの同意の意思に変更がないか再確認します。
意思の再確認の後に、細胞シートを移植します。(10分程度(1枚毎)圧迫し生着)

7 術後外来
退院後は、当院において、内視鏡検査を含め総合的にフォロー受診いただきます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130261/5/130261-5-cd9dd4a22d6da37f7be0d443906cb8f7-861x205.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イラスト 株式会社セルシード提供


(参考2)用語の解説
(注1)ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
早期の胃がん、食道がんおよび大腸がんに対し、内視鏡でがんのある粘膜下層までを剥離し、がんを一括切除する治療法
(注2)周在率
食道を輪切りにした場合に病変が占める割合
(注3)切除長軸径
切除部分の最も長い部分の長さ

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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