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【導入事例】ローランド ディー.ジー.社、project44を活用したリードタイムの可視化と分析を通じてサプライチェーン全体最適化を実現

project44

【導入事例】ローランド ディー.ジー.社、project44を

ローランド ディー.ジー.は、積極的な可視化データの活用により、安全在庫を数億円規模で圧縮し、さらに年間数千万円の航空輸送費回避にも成功しました。


東京、2025年6月3日 - サプライチェーンの可視化領域におけるマーケットリーダーであるproject44は本日、世界屈指のデジタルプリンティングおよび3Dものづくり技術を誇るローランド ディー.ジー.株式会社(以下、ローランド ディー.ジー.)において、project44のサプライチェーン可視化ソリューションが採用され、その導入の成果を紹介する顧客事例を発表しました。

事例全文を読む
(事例より一部ご紹介)

ローランド ディー.ジー.について
ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市)は、世界200以上の国と地域に向けてデジタルプリンティングおよび3Dものづくりソリューションを提供するグローバル企業です。業務用インクジェットプリンターやクラウドサービスを通じて、製造業やサイン業界の多様なニーズに応えています。

課題・導入背景:

TOC理論を導入した全体最適のSCMへシフト。リードタイム短縮の価値が見直される。
ローランド ディー.ジー.は2022年、TOC(制約理論)を導入し、全体最適のSCM(サプライチェーン・マネジメント)を目指す改革を本格的に開始しました。SCM部門は生産本部に組み込まれ、組織体制の刷新が行われました。また、以前より検討されていた生産計画の補充生産方式への移行も加速し、部材購買から完成品出荷、さらには海外ビジネスユニットにおける在庫管理までを含む大規模なプロジェクトが2024に始動しました。

このプロジェクトの中核となるのが「世界中のバイヤーからの販売予測に基づくプッシュ型の供給方式」から、「本社主導での消費実績に応じた補充型のプル方式」への転換です。これは、生産・販売・物流の各プロセスを再設計し、SCM全体の構造を抜本的に見直す重要な取り組みとなりました。

加えて、コロナ禍による世界的な混乱や地政学的リスクの影響など、近年のビジネス環境はかつてないほど不確実性を増しています。先行きが見通せない状況が続いたことも相まって、同社ではリードタイム管理の重要性とその価値を再認識するに至りました。不確実な状況下では、リードタイムが1日変動するだけでも、適正在庫量や補充の判断に大きな影響を及ぼします。ローランド ディー.ジー.では、「消費された分だけをタイムリーに補充する」ためには、実際のリードタイムを正確に把握・管理することが不可欠であるとの認識が高まり、それがサプライチェーンにおける可視化の必要性に注目する契機となりました。可視化によってリードタイムをタイムリーに把握し、傾向分析を行わなければ、新しい補充方式を成立させることはできない――そのような強い危機感と経営レベルでのコミットメントが、可視化ソリューション導入を後押ししました。
“PSIの観点から生産計画の課題を見ても、輸送リードタイムの長短が強く影響し、
その管理・可視化がキーとなっていました。”

ローランド ディー.ジー.株式会社
ロジスティクス管理ユニット グローバル輸送管理グループ
グループリーダー 鈴木 奈緒美 氏


ソリューション:

project44可視化ソリューションの導入
ローランド ディー.ジー.は、マルチモーダル対応、リアルタイム性、柔軟なデータ活用性、多拠点への展開のしやすさなどを重視し、複数ベンダーの中からproject44の可視化ソリューションを採用しました。
可視化の即時効果:コミュニケーションの向上
同社が導入直後にまず実感できたのは、「見える化」による情報共有のスピードと質の向上でした。従来は輸送状況を把握しているのが物流担当者のみで、営業や海外ビジネスユニットなど他部門との情報伝達に時間がかかっていました。しかし、可視化により、関係者がリアルタイムに輸送状況を確認できるようになりました。
「いまコンテナがどこにあるのか」「いつ現地に到着するのか」といった重要な情報を即座に把握できるようになったことで、輸送遅延リスクの早期察知が可能に。SCM部内でのイレギュラー発生時の対応判断も迅速化されました。
可視化データを活用したリードタイムの分析
project44の導入により取得可能となった輸送データは、物流部門とDX推進部門が共同開発したBIツールで高度に分析・活用されています。
この可視化データは単なる追跡情報だけではなく、以下のような用途でも活用されています:
- 輸送リードタイムの定量評価(実績ベース)- 区間別の傾向分析(中央値、ばらつき、分布)- 改善施策の効果検証(Before/After比較)

同社の物流チームは、この詳細な分析結果を、リードタイムの現状把握や、リードタイム短縮のための施策の判断に役立てています。これらのデータ活用が進むことで、同社のサプライチェーン全体を支える「データに基づく判断と行動」の基盤が整い、改善のPDCAサイクルが可視化データを軸に回り始めるようになりました。

分析例:

リードタイム分解によるボトルネックの可視化
ローランド ディー.ジー.の物流チームは、輸送全体のリードタイムを以下の主要区間に分解し、各区間ごとの中央値やばらつきを分析しました:
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102037/12/102037-12-2a3b94dc9e4e8a4e58218d98de08b304-2021x673.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

・ 貨物準備完了から積み込み港到着まで
・ 港での待機時間(CY滞留)
・ 洋上輸送期間(港から港まで)
・ 荷揚げ後、最終目的地までの配送




ルート毎にこれらのリードタイムを月次で色分けしたグラフに表し、物流チーム内で定期的に共有することで、「どの区間で時間がかかっているか」「どの航路・キャリアでばらつきが大きいか」が一目で分かるようになりました。

上記の分析の他にも、下記の分析を行いました。
- トランジット便と直行便の比較による航路最適化- リードタイム安定化による安全在庫の圧縮- 航空輸送判断の高度化による緊急コストの削減

各分析の詳細は事例全文のページにてご欄いただけます。
事例全文を読む


データ活用と「意識改革」への波及効果
可視化をきっかけに物流部門全体で「リードタイム短縮」への目標意識が高まり、各担当がデータに基づき自発的な改善策の検討・実施をする文化が生まれつつあります。たとえば、「現地3PLとのブッキングステータスの可視化」「リードタイム遅延の傾向分析」「在庫の積み増し判断の精緻化」など、具体的な施策を立案・実行がされています。なかでも、タイの3PLと毎週ブッキング進捗を確認し合う体制を構築し、可視化により業務の効率化やリードタイム短縮のための双方向のアクションが生まれています。

このように、可視化を通じて輸送リードタイムを安定化できたこと、その結果、安全在庫と航空輸送コストという両方で改善が進んだことは、経営の観点からも非常に意義深い成果です。物流部門では、今回の可視化とリードタイム分析結果の活用により部門間の連携が強化されており、バリューチェーン全体の最適化へつながることが期待され、当初の想定を超えるレベルで、ビジネス全体に良い影響が広がっていることを実感しています。
“経営陣からも、これだけ早く効果が出せたこと、ここまで成果がでたことに驚かれました。当社ロジスティクス管理において、既にproject44は欠かすことのできない存在となっています。”

ローランド ディー.ジー.株式会社
ロジスティクス管理ユニット
マネージャー 山本 幸則 氏


成果:

輸送リードタイムの“信頼性”向上が、安全在庫を圧縮

ローランド ディー.ジー.は、project44の導入後、短期間で以下の成果を達成しました。
- 業務効率化: 物流部門および海外関係者が出荷状況・到着予定をリアルタイム把握。対応判断が迅速化- 在庫補充判断の精度向上: 予測ETAを含めたリードタイム分析により、適正在庫水準を見直し、安全在庫を数億円圧縮- 航空輸送判断の最適化: 現地着予定の明確化により、現地在庫の過剰保持を回避。また、導入1年目で数千万円の不要な航空輸送費を回避- 輸送ルートの最適化: 分析データを基に3PLやフォワーダーと積極的な交渉を行い、トランシップから直行便へのルート改善。最大 26日間のリードタイム短縮を実現- 現地拠点との連携強化: 本社と海外拠点のコミュニケーション向上により業務効率化・顧客満足度向上

これらの成果は、単なる業務効率化やコスト削減にとどまらず、SCMを中核としたバリューチェーン全体の価値最大化に向けた第一歩と位置づけられます。今後は、可視化によって得られた共通データを基盤に部門間の連携をさらに強化し、そのデータから得られる洞察をもとに、より広範な業務領域における全体最適を実現することで、持続的な競争優位の確立を目指していきます。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102037/12/102037-12-3b29f5cd004649256d005fdc9a5fde26-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(左側) ロジスティクス管理ユニット マネージャー 山本 幸則 氏 | (右側) ロジスティクス管理ユニット グローバル輸送管理グループ グループリーダー 鈴木 奈緒美 氏

project44について
project44は、サプライチェーンを機能させることを使命としています。唯一の高速サプライチェーンプラットフォームであるproject44により、世界中の荷主、LSP、キャリアがコストの削減、オペレーションの最適化、優れた顧客体験の提供、回復力と持続可能性の向上を実現しています。業界最大かつ最も接続されたエコシステムで構築されるproject44は、製造、自動車、小売、ライフサイエンス、食品&飲料、CPG、および石油、化学&ガスなどの業界にまたがる1,000社以上の世界有数のブランド企業に対して、これらの企業からの年間10億件以上にもおよぶ出荷に対する可視性を提供しています。

project44の卓越性へのコミットメントは、様々な企業や賞で認められており、2024年度『Gartner Magic Quadrant』ではリーダーに、またGartnerの2023年度『Voice of the Customer』レポートではカスタマーズチョイスに、G2の『Supply Chain Visibility Grid』では13回にわたってリーダーに選ばれており、『Google Cloud Partner of the Year』および『SAP Pinnacle Award』も受賞しています。 project44はシカゴに本社を置き、アムステルダム、ベンガルール、クラクフ、上海、東京など世界中のオフィスを拠点に多様なチームで活動しています。詳細については、 www.project44.com/ja/ をご覧ください。


【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
マーケティング担当 三橋
marketing_jp@project44.com

プレスリリース提供:PR TIMES

【導入事例】ローランド ディー.ジー.社、project44を【導入事例】ローランド ディー.ジー.社、project44を

記事提供:PRTimes

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