Snowflake、Crunchy Dataの買収により、エンタープライズ対応PostgresをAIデータクラウドで提供
Snowflake合同会社
※本報道資料は米国スノーフレイク社が6月2日に
発表した内容の抄訳です。
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Snowflakeは、エンタープライズ向けCrunchy DataのPostgreSQLを搭載した「Snowflake Postgres」の提供を通じて、あらゆる業界の企業がコンプライアンスを確保しつつ、安全なAIエージェントやAIアプリケーションを構築・展開できるよう支援します。
AIデータクラウド企業である
Snowflake（ニューヨーク証券取引所：SNOW）は本日、年次ユーザーカンファレンス
Snowflake Summit 2025において、信頼性の高いオープンソースのPostgresテクノロジーや製品の主力プロバイダーであるCrunchy Dataを買収する意向を発表しました。この買収により、開発者が使いやすいAI対応のエンタープライズグレードPostgreSQLデータベースのSnowflake PostgresをAIデータクラウドで提供します。これにり開発者がPostgresを最大限に活用できるよう支援し、ミッションクリティカルなAIアプリケーションの構築と運用に不可欠な、妥協のないガバナンス、セキュリティ、運用基準を提供します。
あらゆる業界の企業において、本番稼働アプリケーション向けに完全なPostgresの互換性を備えた、エンタープライズグレードの安全なPostgresソリューションへの需要が高まっています。Snowflake Postgresは、FedRAMPに準拠した環境内において実績のあるCrunchy Dataのエンタープライズ向けのソリューションをSnowflakeのAIデータクラウドで直接提供します。
PostgreSQLは現在も開発者の間で
最も広く利用されているデータベースであり、49%の開発者が利用していると回答しています。Snowflake Postgresにより、開発者は本番稼働用AIエージェントやAIアプリを簡単に構築、展開、拡張できるようになります。Snowflake Postgresは、簡単な試行だけでなく、最も重要なエンタープライズワークロードの構築、展開、運用のライフサイクル全体を支えるために開発されたCrunchy Dataのテクノロジーを活用します。Crunchy Dataでは、導入後すぐに使える基本パフォーマンス指標や、内蔵された強力な拡張機能、高機能なインターフェースなどが提供され、開発者は非常に優れたアプリを迅速に構築することができます。
Snowflake Postgresにより、アプリケーションの運用データにPostgreSQLを活用している
Blue Yonder、
LandingAIなどの顧客やパートナーが、AIエージェントへの急速な移行が進む中で、開発スピードを高め、運用効率を向上させ、競争力を強化することができます。
Snowflakeのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、Vivek Raghunathanは次のように述べています。「当社のビジョンは、世界で最も信頼される、最も包括的なデータおよびAI基盤を顧客に提供することです。本日発表したCrunchy Dataの買収提案は、SnowflakeがあらゆるエンタープライズデータとAIニーズに対応する究極のプラットフォームであることを改めて示すものです。当社は3,500億ドル規模の巨大な市場機会と、PostgresをSnowflakeのAIデータクラウド上で活用したい顧客の真のニーズに対応するために取り組んでいます」
Crunchy Dataの共同創業者、Paul Laurence氏は次のように述べています。「Crunchy Dataは、主要なエンタープライズ組織に選ばれるPostgresソリューションを提供することをビジョンに構築されています。厳格なセキュリティと包括的なコンプライアンスに対する揺るぎない取り組みにより、連邦機関などの厳格な規制が求められる業種、Fortune 500の金融機関、大規模なSaaS企業などに信頼されるPostgresのパートナーとなっています。Postgresをすでに活用しているSnowflakeの顧客が、規制対象のミッションクリティカルなワークロードをより安心して安全にSnowflakeプラットフォーム上で利用できるよう、Snowflakeと協力できることを嬉しく思います」
買収取引の完了により、SnowflakeはPostgresコミュニティに貢献できるよう取り組むとともに、Crunchy Dataの既存の顧客を支援し、Crunchy Dataの機能をSnowflake Postgresに統合していきます。Snowflake Postgresは、トランザクションデータと分析データをSnowflakeの単一のデータベースにおいて統合する
ユニストアから始まった当社のトランザクションデータ対応の取り組みをさらに発展させるものです。Snowflake Postgresは、ユニストアの機能に加え、PostgreSQL互換性が求められるトランザクションアプリケーションのエンタープライズ対応ソリューションを提供します。
Snowflake Postgresは、近日中にプライベートプレビューを開始します。
この発表に関するコメント
Blue Yonderの生成AI担当シニアバイスプレジデント、Chris Burchett氏は次のように述べています。「SnowflakeのプラットフォームはBlue Yonderの膨大なサプライチェーンデータの基盤となっています。PostgreSQLテクノロジーがSnowflakeエコシステムに統合されることで、当社の開発チームはお客様に対するメリットをより迅速かつ簡単に提供できるようになります」
LandingAIのCEO、Dan Maloney氏は次のように述べています。「Snowflake内で直接PostgreSQLデータベースにアクセスできることで、当社のSnowflakeネイティブアプリのLandingLensを顧客のアカウントに安全に展開できるようになり、当社にとっても顧客にとっても非常に大きなメリットが期待できます。この統合は、AIアプリケーションをSnowflakeプラットフォーム上で直接、より簡単に構築、展開、運用するための重要な要素となります」
本買収取引の完了は、必要な規制当局の承認の取得および慣習的な取引完了条件に従います。
関連情報：
- Crunchy DataおよびSnowflake Postgresについて詳しくは
Snowflakeのブログをお読みください。- Snowflake Summit 2025で公開したすべてのイノベーションと発表内容については、
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Snowflakeについて
Snowflakeは、簡単かつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。世界最大規模の数百の企業を含めた11,000を超える世界中のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを利用して、データ共有、アプリケーション構築、AIによるビジネス強化を実践しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、
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