包装ラインの印字ミスを瞬時に検知する「印字検査ソリューション」を某食品工場に導入
フューチャースタンダード

距離センサー×カメラセンサー×AIの組み合わせで誤検知率を50%削減
株式会社フューチャースタンダード(本社:東京都台東区、代表取締役:岡 寛、以下当社)は、国内食品メーカー(以下、某食品工場)の包装ラインに、距離計センサーとGoogle AI Studio(生成 AI)を活用した 「印字検査ソリューション」 を導入し、実証実験を開始しました。
これにより、これまで 1 名が常時目視確認していた 賞味期限・ロット番号の印字検査を自動化。装置はリアルタイムで異常を検知し、パトランプとメールで通知することで、ヒューマンエラーやロット回収リスクの低減に貢献しています。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17039/150/17039-150-3fc3b8255c4485ac99c37fd2a8a8f3eb-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像1:包装ラインに設置した距離センサーと解析 PC ※一部機器は機密保持のためにマスクしています。
背景と課題
高速包装ライン(毎分数十~百袋程度)では全数チェックのために 1 名が常時張り付く必要があり、人員確保と夜間帯の負荷が課題となっていました。
食品業界において賞味期限の印字ミスは自主回収も含めた多額のコストが発生する事象のため、発生防止の努力を続けているものの、固定化できるパッケージ表示とは違い、賞味期限やロット番号は個別に印字する必要があるため、人の目で確認せざるを得ない状況です。また、従来の画像解析ソリューションでは学習コストを含めてイニシャル・ランニングともに多大な投資が必要であるために安価な代替手段が必要となっていました。
従来の画像解析のみでの検査ソリューションでは、空パレット撮影・ブレ画像により “印字ミスを見逃す” ケースが発生していました。これらを防止するためにはライン機器との連動や高価な装置の導入が必要となっていた。
結果として、食品業界全体で省人化と品質保証を両立できる低コスト手段が求められていました。
ソリューションの特長
カメラのみで解析した場合に比べて、誤検知を50%削減に成功しました。
システムの流れは以下の通りです。
1. 撮影トリガー距離計センサー製品が設定距離に来た瞬間のみカメラを連写。空撮影ゼロ。
2. 画像選別シャープネス判定1 秒間に 15 枚撮影し、最良フレームを自動抽出。
3. 文字認識生成 AI (Google AI Studio)賞味期限・ロット番号を OCR し、欠け・かすれを判定。
4. 通知パトランプ/メール異常時はライン脇のパトランプ点灯+メール通知(将来 PLC 停止連携可)。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17039/150/17039-150-b31287fef31f62f38a721a67e776e288-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像2:ソリューション構成概要図
省人化効果:目視要員 1名を他工程へシフト
低ランニングコスト:API 利用料ベースで 1 袋あたり 0.5 円未満
拡張性:距離閾値可変設計により中距離ユースケース(介護見守りなど)へも展開可能
お客様のコメント
- 電源を入れるだけで使い始められ、手軽に設置できるのが助かる- 印字のゆがみ、細かな掠れの検知などは今後の課題としてあるものの、出荷において返品に直結する致命的な印字漏れについては高精度で判断できており、商品が流れていないときは発報が抑制されているので実用的- 繁忙期は事務方含む総出で印字チェックを行うぐらい大変で、それでも確認漏れが起きることがあったため、自社にとってもお客様にとっても安心感が増す
今後の展望
- 食品業界向けに印字検査ソリューションとして販売予定- 販売価格 200万円~(予定)- ロボットアームと連携して複数製品に対応できるカスタマイズも開発中
詳細は以下のフォームからお問合せください。
https://www.scorer.jp/contact/business
会社概要
会社名:株式会社フューチャースタンダード
代表者:代表取締役 岡 寛
所在地:東京都台東区台東4-8-7 仲御徒町フロントビル 2階
設立:2014年3月
事業内容:映像解析AIソリューションの企画・開発・提供 ほか
公式サイト:
https://www.scorer.jp/プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes