「カミナシ レポート」、自主回収や食品ロスのリスクを未然に防止する食品表示ラベルのAI検査機能を追加
株式会社カミナシ

食品の自主回収の約半数にあたるラベルの「貼り間違い」や「印字ミス」を低減
株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:諸岡 裕人)は、現場帳票システム『カミナシ レポート』に新たに「AIラベル検査」機能の提供を開始したことをお知らせします。この機能により、食品製造現場において、これまで多数発生していた食品表示ラベルの貼り間違いや印字ミス等による商品の自主回収や食品廃棄(食品ロス)といった社会的損失を未然に防ぐことが可能になります。
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開発の背景
食品表示は、消費者が商品を選択する上で不可欠な情報であり、その正確性は食品の安全性と信頼性を担保する上で極めて重要です。しかし、食品を製造する現場では、多品種少量生産や頻繁な表示内容の変更などにより、食品表示ラベルの貼付間違いや記載・印字ミスといったヒューマンエラーが発生しやすい状況にあります。
実際に、厚生労働省が公開している食品の自主回収(リコール)情報(2024年度分)をカミナシが分析した結果、ラベルの貼付間違いや記載ミス、表示欠落など、ラベルに起因する自主回収が312件あり、公開された全情報586件中の53%にあたることが判明しました(※)。これらの事案は企業にとって多大な経済的損失だけでなく消費者からの信頼失墜のほか、食品廃棄(食品ロス)にもつながり、社会的な損失にもなりかねない課題です。
※厚生労働省「公開回収事案検索」より、2024年4月1日~2025年3月31日に届出された回収事案から当社分析(Appendix参照)
新機能「AIラベル検査」概要
本機能は、食品製造のラインで商品に貼付された食品表示ラベルを、AIが画像認識技術を用いて自動で読み取り、事前に登録された正しい表示内容と照合するものです。
特徴
- 高精度な画像認識: 複雑なデザインや多様なフォントのラベルも高精度で認識可能- リアルタイム判定: 撮影されたラベル画像を即座にAIが解析し、合否を判定- エラーの早期発見: 誤ったラベル貼付や記載ミスを製造段階で検知し、出荷前の修正が可能- 作業負担の軽減: 目視による確認作業を削減して従業員の負担を軽減するとともに、検査品質の均一化を図る- トレーサビリティの強化: 判定結果は『カミナシ レポート』に記録され、いつ、どの商品が、どのように検査されたかの履歴を詳細に管理可能
利用プラン・料金
『カミナシ レポート』の利用料金に加え、本機能のオプション費用がかかります。
※料金は都度お問い合わせください。
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導入企業のコメント
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伊藤ハム米久プラント株式会社 夢工場 品質管理課 ご担当者様
お客様に正確な情報をお伝えする上で、商品名や賞味期限といったラベルの検査は間違いが許されない重要な業務です。間違いが起きると、お客様にご迷惑をお掛けすることになり、商品の回収や廃棄などの対応や、また、ブランドイメージにも影響を与えることになります。それらを回避するために、誰もが簡単に、同じ精度で検査ができる体制を構築することが長年の課題でした。
「AIラベル検査」は、カメラをラベルにかざすという簡単な操作のみで、ラベル検査を高い精度で実施でき、検査にかかる時間も短縮できます。それによって、従業員は他の業務に時間を使えるようになりました。「AIラベル検査」が、工場の効率化と生産性をさらに上げていくツールとなることを期待しています。
今後の展望
カミナシは、『カミナシ レポート』の新機能を通じて、食品業界における品質管理のデジタル化と自動化を一層推進してまいります。AI画像認識技術の活用により、食品表示の正確性を飛躍的に向上させ、消費者の皆様に安全で安心な食品が届けられる社会の実現に貢献してまいります。
今後も、お客様のニーズに応じた機能拡充を図り、現場のDXを強力に支援してまいります。
現場帳票システム「カミナシ レポート」について
現場帳票システム『カミナシ レポート』は、チェック表など現場管理のための帳票をノーコードでアプリにできる業務効率化のクラウドサービスです。手書き情報のデータ化から集計、報告など、これまで紙やエクセルで行っていた作業をデジタル化することで、ペーパーレス化のみならず、正しい作業手順の徹底から業務改善まで実現。2020年6月の提供開始以来、製造や飲食、宿泊、小売、物流など、業界問わず15,000以上の現場DXを推進しています。
料金はお問い合わせください。
https://kaminashi.jp/report
Appendix:2024年度 食品回収事案グラフ
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会社名:株式会社カミナシ
所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
代表者:代表取締役CEO 諸岡 裕人
設立:2016年12月
事業内容:現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズの開発および提供
URL:
https://corp.kaminashi.jpプレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes