日本"初"のニホンザル保護管理の専門会社「サル対策所」設立

サル対策所

合同会社日本サル対策加速化事業所（サル対策所）は、2025年４月に「全国の行政向け」技術サポートを目的として兵庫県三田市に設立。人とサルの共生を目指し、全国のサル問題解決に向けた総合的サポートを開始

背景と設立の目的
近年、全国各地で「ハナレザル（群れから離れた単独行動のサル）」の出没や、サルの群れが市街地に進出する事例が急増しています。これにより、生活環境への被害や人身事故のリスクが高まっており、人とサルの双方にとって深刻な問題となっています。

このような状況を受け、人とサルがより良い関係を築き、未来に向けて共生していくため、ニホンザル保護管理のプロフェッショナルが専門会社「サル対策所」を設立いたしました。豊富な専門知識と約20年の実務経験を活かし、行政や地域住民の皆様と連携しながら、全国のサル対策を本格的に推進してまいります。
会社の理念と目標
「棲み分け」による共生社会の実現

人の生活圏とサルの生活圏をできる限り明確に分ける「棲み分け」を目標として、被害を最小限に抑えながら、サルが自然環境の中で本来の生活を送れる日本の実現を目指します。

ニホンザル対策は一見単純に見えますが、実際には高度な専門知識と豊富な経験に基づいた戦略的なアプローチが必要です。適切な対策を講じなければ、状況はさらに悪化する可能性があります。現状を正確に把握し、地域によっては「計画的な捕獲」を強化することも重要な選択肢として検討しています。

代表者紹介
　三木清雅（39歳）

【主な経験・実績】
　野生ニホンザルの生息状況調査・保護管理業務：約20年
　活動実績地域：東北地方、近畿地方、四国・中国地方
　府県レベルのニホンザル特定鳥獣管理計画素案作成
　市町村の地域実施計画作成支援
　野生サル関係セミナー・研修会講師多数
【所属学会】
　一般社団法人日本霊長類学会（PSJ）一般社団法人日本哺乳類学会（MSJ）
【公的登録】
　環境省鳥獣プロデータバンク（鳥獣保護管理調査・捕獲コーディネーター）
　農林水産省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー

■主要サービス内容
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１．コンサルティング（現在、無料対応実施中）地域ごとの被害状況を詳細にヒアリングし、サルの特徴や群れの特性に応じた最適な対策手順・改善点・対策方針を提案します。
専門家の意見をお求めの相談も歓迎いたします。

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２．生息状況調査■広域の推定群れ数・行動圏・推定個体数調査
■群れの詳細な行動圏・行動特性調査
■群れの詳細な個体数調査（性年齢区分別）
■群れの加害レベル・悪質個体調査
■GPS首輪データ等を活用したGIS解析
など、必要に応じて内容を検討致します。

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３．麻酔銃捕獲箱わななどで捕獲（生体捕獲）が困難な場合に実施します。捕獲した個体にGPS首輪等の装着が可能です。
また、ハナレザルなどの市街地出没に対しては、住居集合地域等での麻酔銃捕獲も承ります。（麻酔銃猟についての詳細は、『麻酔銃の取り扱いについて（環境省）』を参照）

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４．GPS首輪等装着わななどで捕獲された個体に対して、麻酔を用いてGPS首輪等を装着致します。
GPS首輪や発信器首輪の装着は、群れの行動範囲や特性把握、群れの識別にはほぼ不可欠な存在です。群れのサル対策を講じるには装着することを、強くお勧めします。
なお、首輪装着個体の負担を考慮し、装着対象は4歳以上の個体に限らせていただきます。

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５．セミナー・研修会講師派遣行政職員、猟友会、住民の方々を対象に、ニホンザルの生態、被害防除方法、捕獲方法、関係法令等について、目的に応じた内容でセミナーを開催します。

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６．各種捕獲業務箱わな、麻酔銃、猟銃、大型檻の4つの手法から、捕獲目的や対象サルの特性に応じて最適な方法を選択・実施します。

市町村担当者の皆様へ

サル対策の実行主体である市町村の中には、専門家の協力が不足している状況で対策を進めているケースが見受けられます。そのような市町村に対して、積極的にアドバイスや支援を提供してまいりますので、担当者の方はお気軽にご相談ください。

地域ごとのサル問題は多様で複雑ですが、未来の日本に自然の中で生きる本来のニホンザルの姿を残すため、できるだけ多くの地域で必要な対策を実施できるよう、全力で取り組んでまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
合同会社日本サル対策加速化事業所
E-mail：info@sarutaisaku.com
U R L ：https://www.sarutaisaku.com/

プレスリリース提供：PR TIMES