自転車シェアサイクル走行データ解析による東京都世田谷区内の自転車利用実態分析を実施
OpenStreet株式会社

OpenStreet株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:工藤 智彰、以下「OpenStreet」)は、シェアサイクル走行データを解析し、東京都世田谷区内の自転車利用実態の把握の一助となる分析を実施しました。概要は下記の通りです。
■目的
平成27年3月に世田谷区で策定された「世田谷区自転車ネットワーク計画」は、歩行者・自転車・自動車が安全かつ快適に共存できる通行環境の整備を通じて、区民生活を支える自転車ネットワークの形成を目指しています。この計画では、効果的な整備のための優先整備路線も定められています。
計画策定から約10年が経過し、世田谷区が最新の自転車利用実態を踏まえて計画内容の見直しを進めるにあたり、OpenStreetは世田谷区より分析業務を受注し、本分析を通じてその取り組みを支援しました。具体的には、自転車シェアサイクルの利用者から同意を得て収集している走行データを分析することで、自転車利用実態をより詳細に把握した上で、得られた分析結果を区に提供し、検証作業に貢献いたしました。
■分析内容
1. 自転車シェアサイクルの走行データ分析
特定の1カ月間における、自転車シェアサイクルの実走行データを統計処理し、得られた統計情報を活用しました。この統計情報と、世田谷区内の道路整備状況に関する情報を統合し、道路ごとの平均走行量や平均速度を算出しました。これにより、区内のどの道路が、いつ、どの程度利用されているかといった具体的な利用傾向を詳細に把握することができました。
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2. 自転車ネットワーク計画の見直しに向けた検証
上記の走行データ分析に基づき、「世田谷区自転車ネットワーク計画」の見直しに貢献するため、以下の検証を行いました。
1.利用実態に即した路線網の検討
実際のシェアサイクル交通量と現行計画のネットワーク路線を比較分析しました。これにより、利用実態に合った新たな路線の選定や、優先整備路線の効果的な見直しに向けた検討を行いました。
2.交通安全に資する危険箇所の分析
シェアサイクルの交通量データと、公開されている交通事故に関するオープンデータを組み合わせることで、自転車の交通量が多く、かつ事故が多発している路線の抽出を行いました。分析結果から、特に安全対策の強化が求められる箇所の特定に繋がる具体的な考察を得ることができました。
OpenStreetは、これらの詳細な分析と検証を通じて得られた分析結果を世田谷区に提供し、区民の皆様にとってより安全で快適な自転車利用環境の整備に寄与いたしました。
■まとめ
OpenStreetは、今回の世田谷区における自転車シェアサイクル走行データの分析を通じて、実際の利用動態に基づいた客観的な情報を提供し、「自転車ネットワーク計画」の見直しという重要な取り組みにお役立ていただけたことに、大きな意義を感じております。OpenStreetは今後も、保有する多様なモビリティデータを、個人情報保護に最大限配慮した形で活用し、安全で快適な交通環境の実現や、持続可能なまちづくりに貢献してまいります。
■「HELLO CYCLING」の利用について
ご利用にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができます。また、アプリの地図上に表示されているステーションであれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。
【ご利用料金】
ご利用車体/エリアによって料金が異なりますので、下記のURLよりご確認ください。
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■OpenStreetについて
OpenStreetは、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」および、スクーターや超小型EVのシェアモビリティプラットフォーム「HELLO MOBILITY」の展開を通じてラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指します。
https://www.openstreet.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes