<世界初>三肢切断で単独太平洋横断に挑むクレイグ・ウッド氏 7000海里の航海の末、6月下旬に広島港に到着予定
オットーボック・ジャパン株式会社

オットーボック・ジャパン株式会社は、三肢切断者(両脚と片腕)として世界で初めて、単独で太平洋横断航海に挑戦している英国の退役軍人クレイグ・ウッド氏(34)が、6月下旬に広島港に到着予定であることをお知らせいたします。
ウッド氏は2025年3月、メキシコのプエルト・バジャルタを出発し、日本を目指して約7,000海里(約13,000km)の航海に出ました。
使用するのは全長41フィート(約12.5m)の双胴船「Sirius II」。航海期間は約80日を見込んでいます。
この挑戦の目的は、障がいに対する社会の認識を変え、世界中の人々にインスピレーションを与えること。また、負傷した退役軍人を支援する慈善団体「Blesma」および「Turn to Starboard」への寄付金として5万ポンドの調達も目指しています。
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/439247/LL_img_439247_2.jpg
(C)CraigWoodSails
「自分の限界を超えることで、他の人にも“できる”という勇気を与えたい」-クレイグ・ウッド氏
画像2:
https://www.atpress.ne.jp/releases/439247/LL_img_439247_5.jpg
(C)GD Media
双胴船「SiriusII」
■アフガニスタンでの負傷から、人生最大の冒険へ
2009年4月、アフガニスタンでの任務中、当時18歳だったウッド氏は即席爆発装置(IED)による爆発に巻き込まれ、両脚と左腕を失い、顔にも重傷を負いました。2週間の昏睡状態と4年にわたるリハビリを経て、彼は再び立ち上がります。
「失ったものを嘆くのではなく、今できることに集中した」―クレイグ・ウッド氏
幼少期から家族と英国の海岸でセーリングを楽しんでいた彼にとって、セーリングは趣味を超え、人生の目的となりました。パラリンピックのセーリングチームとの関わりを経て、2015年に世界一周を決意。以来、妻と2人の子どもとともに、船上生活を送りながら航海技術を磨いてきました。
■オットーボックの技術が支える挑戦
この挑戦を支えるのが、ドイツの医療福祉機器メーカー、オットーボックの義肢装具です。ウッド氏は両脚に防水・耐腐食性に優れた義足膝継手『Genium X3』を装着し、船上や陸上での生活を送っています。さらに、荒天時や狭い船内での作業時には、不安定な足場に優れた義足足部『Challenger』を使用しています。
「『Genium X3』のおかげで、船上での作業がより快適かつ安定し、以前はできなかったことにも挑戦できるようになった」―クレイグ・ウッド氏
■航海の様子は公式SNSで配信中
ウッド氏の航海は、公式SNSにてライブ映像が配信されています。極限の環境下での挑戦を通して、彼は「不可能を可能にする」その姿勢を世界に発信しています。
【公式ホームページ】
https://www.craigwoodsails.com/
【Facebook】
https://www.facebook.com/profile.php?id=61561107568047
【Instagram】
https://www.instagram.com/CraigWoodSails/?locale=ja-JP&hl=en
【YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=rQNveESK0eI
■オットーボックについて
オットーボック(本社・ドイツ ドゥーダーシュタット)は1919年の創業以来、身体の自由な動きを支援する革新的な製品とサービスを展開する医療機器メーカーです。現在135か国以上で事業を展開し、約1万人の従業員が活躍しています。1988年よりパラリンピックを技術面で支援し続け、障がい者スポーツの発展にも貢献しています。
■オットーボック・ジャパンについて
日本法人であるオットーボック・ジャパン株式会社は1999年に設立され、日本国内で最先端の医療福祉機器の普及とサポートを行っています。
詳細はこちら



記事提供:@Press