全国1,445校アンケートで見えた、学校水泳授業のいま。93%超が「実施予定」。時期・場所・水着に広がる選択肢
フットマーク株式会社

~男女共用セパレーツ水着は今年度500校以上導入見込み~
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フットマーク株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:三瓶 芳)は、全国(※1)1,445校の小・中・高校に「水泳授業に関するアンケート※2」を実施しました。「今年度、水泳授業を実施予定(n=1,322)」と回答した学校は 93.6%にのぼり、水泳授業が引き続き多くの学校で行われる見通しであることが明らかになりました。一方で、約3割の学校が授業時期を昨年より早めていたり、15%の学校がスイミングクラブや公営プールなど自校以外の施設を利用する予定であるなど、水泳授業の「時期」や「場所」に対する考え方にも多様化の兆しが見られました。
(※1:水泳授業の実施率が低い、北海道、青森県、岩手県、秋田県は除外)
(※2:※本調査ではすべての設問が任意回答の形式となっており、設問ごとの有効回答数は異なります)
(1) 水泳授業の実施状況。「実施する」は93.6%。
そのうち15%の学校が「学校外の施設(スイミングクラブや公営プールなど)」での実施予定。
(2)運営上の課題は多岐。「水質管理」「熱中症」「指導の難しさ」「見学者の多さ」など。
(3)“見学”の理由は「泳ぎが苦手」「水着姿に抵抗」など“心理的ハードル”も。
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水泳授業を行う場所について
「今年度、水泳授業を実施予定」と回答した学校は 93.6%(n=1,445)。また授業の実施場所については、大半が自校で実施予定ですが、15%の学校が「学校外の施設(スイミングクラブや公営プールなど)」での実施を予定しています。背景には学校プールの老朽化や維持費の問題があると考えられます。実施時期については「6月」が全体の約8割を占めました。
開始時期を「昨年より早めた」とする学校は29.5%で、主な理由は「年間スケジュールの都合」が最も多く、次いで「熱中症への懸念」が続きました。一方で開始を「遅らせた」学校も一部あり、その理由としては早めた理由と同様「年間スケジュールが都合」や、「業務委託先との日程調整」などが挙げられました。
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水泳授業の運営上の課題は?
授業の運営に関する課題としては複数ある学校が大半で、「水質管理」「熱中症」「指導の難しさ」「見学者の多さ」などが挙げられました。さらに「その他」に見られた人手不足や指導者確保、見学者対応、施設面の問題などは、今後の学校水泳授業運営を考える上で重要な視点となりそうです。
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水泳授業を見学する理由は?
水泳授業における困りごととして「見学者の多さ」を挙げた学校は全体の30%(394件/1314件)。見学理由としては、「泳ぎが苦手(386件)」が最も多く、次いで「水着姿に抵抗がある(287件)」、「日焼けをしたくない(145件)」などが続きました。
技術的な不安に加え、心理的・身体的な抵抗感も見学の一因となっていることがうかがえます。
こうした背景を受け、露出を控えた水着や、ジェンダー配慮型のスクール水着、またラッシュガードの使用許可など、授業に参加しやすくなる環境整備に取り組む学校が増えています。
商品の詳細はこちら>>>
https://www.footmark.co.jp/magazine/magazine-1211954/
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男女共用セパレーツ水着導入校の推移
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男女共用セパレーツ水着
当社が2022年に業界で初めて発売した「男女共用セパレーツ水着」は、性の多様性や身体への配慮といった観点から開発されました。
初年度はテスト販売で公立中学校3校が、従来の水着と選択できる形で導入。その後2023年度は300校以上、2024年には400校以上の学校が導入しました。今年度はさらに増え、500校以上の学校で採用を見込んでいます。(2025年6月時点)
導入理由には、「体型を隠したい」「周囲の目が気になる」「日焼けを防ぎたい」など、さまざまなニーズがあり、単なるジェンダー対応にとどまらない「新しい選択肢」として受け入れられています。
<導入校の声1.>埼玉県公立中学校
「男女共用セパレーツ水着」を今年度から採用することにしました。
男女差をなくす時代背景から、小売店さんに勧められたこともあり採用を決めました。
水着については、体型を見られたくない生徒は体にフィットするような水着は着たがらない課題もありました。
また昨今は紫外線対策として「ラッシュガード」の着用も必要性を感じます。日焼け対策だけでなく、肌の露出を避けたいと考える生徒が増えており、着用することで参加できる生徒もいるため肯定的に考えています。そういった意味で「男女共用セパレーツ水着」はラッシュガードの役割も果たせると捉えています。
まだ授業が始まっていないので保護者や生徒の感想は分かりませんが、事前問い合わせもあったことからも関心は高いのではないかと思います。
<導入校の声2.>埼玉県公立中学校
一番の決め手は「泳げない」理由以外で水泳という競技を嫌いになってほしくないという考えでした。もちろんジェンダーレスの観点も考慮しています。
水泳の期間はわずかしかありません。少しでも多くの生徒が水泳を楽しんでほしいなと思っています。
最近はセパレーツ水着を着る生徒が格段に増えました。特に女子生徒の着用数があがったように感じます。男女共用セパレーツを選択している生徒は、もしかするとラッシュガードとして着ている生徒が大半かもしれませんが、以前よりも水泳に対する抵抗感は減ったように感じています。
男女共用セパレーツについてはこちら
タイトル:2025年度水泳授業に関する実態調査
調査対象:全国(水泳授業の実施率が低い、北海道、青森県、岩手県、秋田県は除く)小学校、中学校、高校1,445校
調査期間:2025年5月23日~6月6日
調査方法:インターネットおよびFAXによるアンケート
実施機関:フットマーク株式会社
※本調査ではすべての設問が任意回答の形式となっており、設問ごとの有効回答数は異なります
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プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes