Girls Meet STEM in TOKYO 女子中高生向けオフィスツアー始動
東京都

第一弾は都のSTEM分野職員も活躍するGovTech東京にて実施 小池都知事から女子高校生へエール「自分のやりたいことを思い切りチャレンジしてほしい」
東京都では、STEM分野※での女性活躍を推進するため、女子中高生向けのオフィスツアーを実施しています。
今年度の第一弾として、行政のデジタル化を進める東京都の外郭団体である一般財団法人GovTech東京のオフィスツアーを6月11日に実施しました。品川女子学院の高校生23名参加し、生成AIを活用したデモンストレーションや職員によるパネルディスカッションを行いました。また、小池百合子都知事が生徒たちの質問に答え、自身の経験を踏まえ、未来を切り拓くためのヒントやエールを送りました。
また、記者発表会も同時開催し、今年度のオフィスツアーについて、女子中高生の理系進学を支援する公益財団法人山田進太郎D&I 財団と連携し、昨年度の12社から大幅に拡充し、50社以上で実施することを発表しました。
「生成AIを活用してニュース記事からXの投稿文を作成するアプリ」のデモンストレーション体験や、東京都のSTEM分野やGovTech東京で働く先輩職員とのパネルディスカッションを通じて、「行政がどのようにテクノロジーを活用しているのか」 「テクノロジーの仕事とはどういうものなのか」を学びました。
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◆ 女子高校生
「今後、どのように行動していけば、自分の文理選択に後悔しないか教えていただきたいです。」
◆ 小池知事
「文系、理系とはっきり決めてしまうのが、日本の空気だと思うが、実際の生活においては、どちらも響きあって答えを出すことが多い。大学生活だけでなく、その後のことを考えれば、きっと自分の好きなことが残る気がします。自分の好きなことを極めることがよいと思います。」
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参加者の声
●パネルディスカッションでこんな職業があると知り、やりたいことが見つかった気がします。
小池都知事のお話から、都が理系女子を増やそうと後押ししてくれていることがわかり、勇気づけられたし、この業界に入りたいと思いました。
●理系に進むことが決まっていましたが、明確な将来のビジョンが描けず悩んでいたので、実際に働いている方のお話を聞くことは貴重な経験になりました。
●行政のAI活用は、身近で感じた不便さをもとにテクノロジーを使って都民が暮らしやすい環境作っているという点に興味を持ちました。
◇東京都事業説明より抜粋
●2022年度より女子中高生を対象にSTEMオフィスツアーを開始しました。年々、参加企業数が増え、2024年までの3年間で合計18社で開催、合計定員844名に対して約1万人の応募があり、ニーズの高さを感じています。
●ツアー3か月後に実施したアンケートでは、97%の生徒に「STEM分野への関心が高い」状況が続いており、「意識や行動に変化があった」と回答した生徒が80%を超えています。
●具体的には、「迷っていたが理系に決めた」「デジタル関係を考え始めた」などの声が寄せられており、ツアーをきっかけに女子中高生の進路や職業の選択肢が広がっている手ごたえがあります。
●東京都はさらに取り組みを加速させるため、山田進太郎D&I財団を連携することで、STEMの体験機会を増やし、女性活躍のフィールドをもっともっと広げていきたいと思います。
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▲ 参加者アンケート結果(オフィスツアー3か月後)
◇松本東京都副知事より
「誰もが自らの生き方を性別にとらわれず選択できる社会」を実現するため、女性活躍推進に取り組んでいます。今年度は、この取組を加速させ、女子学生の理系選択をサポートする山田進太郎D&I財団と連携することで、参画企業を50社以上に大幅に拡充していくこととなりました。
「Women in Action」、女性活躍の輪(WA)を東京から日本全体に拡げていきたいと考えています。今日のプログラムを通じて、女子学生の皆さんが様々な新しい発見をして、輝かしい未来を切り拓いていくことを心から願っています。
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◇山田進太郎D&I財団代表理事より
「Girls Meet STEM in TOKYO」は女子中高生がSTEM領域の仕事や働く人に出会う機会を届けるプログラムです。将来の進路を選ぶ前に、社会にある色々な仕事を知って、自分の”好き”や”興味”を育むきっかけとなることを目指しています。
東京で実現した自治体との協力モデルを第一号として、全国に広げていき、より多くの女子中高生にSTEM分野に触れる機会を届けていきたいと思っています。
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参考:日本における女性のSTEM人材不足はOECDで最下位
日本は15歳時点の女子の科学・数学的リテラシーが世界トップ水準である一方、 STEM分野で活躍する女性が圧倒的に少ないと言われており、 STEM分野※の大学卒業生における女性比率は17.5%であり、OECD加盟38か国(平均32.5%)の中で最下位となっています(OECD,Education at a Glance 2023)。STEM分野で活躍する女性を増やしていくためには、文理選択前にSTEM分野の仕事や学びに触れる機会を提供し、将来の選択肢を広げることが重要です。
※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4分野の総称
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes