生徒の非認知能力測定ツール「Ai GROW」、スクール・ポリシーと連動したグルーピング機能を実装 ~探究・教科指導や行事などの教育効果を可視化し、生徒の成長と広報強化を支援~
IGS株式会社

生徒の成長が見える学校へ──育成目標・教育内容の一貫性と児童・生徒自身が成長実感をより得られる教育環境づくりに向けた新アプローチ
Institution for a Global Society 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 COO:中里 忍、以下「IGS」)は、教育機関向けに提供している児童・生徒の非認知能力を可視化する測定ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」に、スクール・ポリシーと連動した生徒のグルーピング機能を新たに実装しました。
「Ai GROW」はこれまでも、学校がスクール・ポリシーに掲げその育成を目指す生徒のコンピテンシー(行動特性)を測定、定量的かつ継続的に把握することで、各教育活動の効果を負担なく客観的に確認・分析できる機能を多くの学校に提供してまいりました。今回の機能拡張では、こうした評価データを活用し、スクール・ポリシーの育成目標に即した最適な生徒グループを自動で提案する新機能を実装しました。「総合的な学習(探究)の時間」や教科指導、学校行事等において、スクール・ポリシーの達成をより意識したチーム分け・グループワーク等を行うことが可能となり、指導と評価の一体化の実現に加え、児童・生徒自身が成長実感をより得られる教育環境づくりにも寄与します。
また、学校は、自校の教育目標とその実現に向けた各教育活動の効果を学校内外に一貫して示すことができるようになることから、広報活動や生徒募集におけるデータ活用の推進と、入学希望者とその保護者の進路選択・学校選びの納得度を高める効果も期待できます。
■背景:高校無償化時代に求められる、教育効果の可視化と学校の特色発信
2022年度より、文部科学省は高等学校における「スクール・ポリシー(教育活動の基本方針)」の策定・公表を義務化しました。スクール・ポリシーは、各校が育てたいと考える生徒の資質・能力やそのための教育方針を明示する重要な指針です。
しかし、多くの学校では「理念はあるが実際の効果を示すことが難しい」「教育の効果を指標化・数値化しづらい」「学校だけでは定性的な評価にとどまり形骸化を招いてしまう」といった課題があります。
一方、これまで段階的に進められてきた授業料負担軽減策に加え、2025年度からは高等学校等就学支援金制度の所得制限が撤廃されることで、公立・私立間の学費面での格差が縮小し、生徒が学校の特色や教育内容に基づいて「自分に合った学校を選ぶ時代」が本格的に始まります。
このような状況下で、学校にとっては、スクール・ポリシーの効果的な運用とその効果の可視化を進め、自校の教育内容の独自性と効果の高さを社会に発信するエビデンスと広報力が一層重要となってきています。
■「Ai GROW」が実現するスクール・ポリシーと連動したグルーピングの最適化と教育活動の効果の可視化
今回新たに実装されたスクール・ポリシーと連動したグルーピング機能と合わせ、「Ai GROW」は以下の点で学校現場の課題を解決します:
1. スクール・ポリシーと連動した測定・評価機能(既存機能)
自校のスクール・ポリシーと連動したコンピテンシーをあらかじめ設定することで、生徒のコンピテンシーを測定するたびに、育成目標の達成度合いを確認することができます。「Ai GROW」は年間を通して何度でも受検が可能であり、生徒のコンピテンシーの変化を把握していくことで、生徒のコンピテンシーが教育目標に沿って育成されているかを定量的・継続的に可視化します。これにより、教育内容の効果をデータで示し、また改善につなげることが可能となります。
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【育成目標の達成度合いを定量的・継続的に可視化/Ai GROW管理画面】スクール・ポリシーと連動したコンピテンシーを設定することで、その成長・変化を定量的に把握することができます
2. スクール・ポリシーに基づくグルーピング提案機能(新機能)
「Ai GROW」に従来から備わるグルーピング機能において、スクール・ポリシーに連動した設定ができるようになりました。これにより、探究型学習や教科指導、学校行事等のチーム・グループ編成の際、生徒のコンピテンシーデータに基づいて、目的に合った最適な生徒の組み合わせを設計することができ、各種の教育内容をより効果的に実行することが可能となります。
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【スクール・ポリシーを育成目的としたグルーピング提案/Ai GROW管理画面】1: 教育活動で育成したいスクール・ポリシーの項目を選ぶと、生徒のデータを基に育成目的に応じた最適なグルーピングを提案します
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【スクール・ポリシーを育成目的としたグルーピング提案/Ai GROW管理画面】2: 教育活動で育成したいスクール・ポリシーの項目を選ぶと、生徒のデータを基に育成目的に応じた最適なグルーピングを提案します
「Ai GROW」のスクール・ポリシーに連動した生徒のコンピテンシー測定機能とグルーピング機能により、学校現場においては、教育方針に基づいた活動設計とその結果を一体化して示すことが可能となり、スクール・ポリシーの運用・評価・発信のサイクルがより実効的になります。
■「Ai GROW」活用メリット(まとめ)
【学校側】
- 「学校教育目標」「スクール・ポリシー」と「それを体現する各教育活動」の有機的な接続を実現できる- 教員間で評価基準を共有することで、現場知見に加え、データに基づいた教育プログラムの見直し・改善が進み、学校全体の教育力が強化される- 他校との差別化要素として、生徒募集や学校説明会での訴求力を高められる
【生徒側】
- 学校の教育方針と効果が具体的に明示されることで、学校選びへの納得感が高まる- 入学後も、自分の成長が可視化されることで目標をもった学びができる- 教育活動が自分の成長に結びついていると感じられることで、学校生活への納得感やモチベーションが高まる
■今後の展望
IGSは今後も、「Ai GROW」を通じて、学校が掲げるスクール・ポリシーの運用・評価・発信を一体的に支援してまいります。
生徒一人ひとりの資質・能力を正しく見取り、的確に育成し、社会に向けて発信することが求められる今、教育現場では「効果の証明」と「教育の魅力づくり」を両立できる仕組みが不可欠です。
IGSは、教職員の業務負荷を軽減しながら、生徒にとって意義ある学びと成長を届ける教育環境の実現に向けて、引き続き貢献してまいります。
Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
社会で活躍する際に重要な「非認知能力」を中心に、人の能力を子どもから社会人まで一貫して可視化できるツール等を提供しているEdTech/HRTech企業。「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げ、2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロース市場)に上場。
- 所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F- 設立:2010年5月- 資本金:50百万円(2025年3月末現在)- 事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供- コーポレートサイト:
https://www.i-globalsociety.com/
■教育事業に関するお問い合わせ先(学校・団体・自治体等)
Institution for a Global Society株式会社 教育事業部 野口・村田
MAIL: edtech@i-globalsociety.com TEL: 03-6447-7151
■ご取材に関するお問い合わせ先(メディア)
Institution for a Global Society株式会社 ブランドコミュニケーション室 広報担当 川村
MAIL: pr@i-globalsociety.com
<APPENDIX>
■「Ai GROW(アイ・グロー)」とは
○生徒同士の評価にAIの補正を加えることで、非認知能力を含む25種類もの能力を公正に評価
IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための非認知能力測定ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、国内では46都道府県、国内外の小学校・中学校・高等学校約500校で有償導入されています(累計、2025年5月末現在)。
知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなります。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れています。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視化することができます。(特許第6589257号)
- 「Ai GROW」Webページ: https://www.aigrow.jp/aigrow(日本語)
[画像4:
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生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための非認知能力測定ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」
プレスリリース提供:PR TIMES



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